県指定文化財

更新日:2016年09月01日

絹本著色弁財天像

【絹本著色弁財天像】
(けんぽんちゃくしょく べざいてんぞう)

瀑布を背景にして弁財天が岩上に座して琵琶を奏でる構図で、鎌倉時代の作品と思われます。光輪を負い宝冠をいただき、袖の広い唐服をまとった弁財天は、やや左かがみに琵琶を抱いて演奏し、その後には1面の琴が立てかけられています。

絹本著色諸尊集会図

【絹本著色諸尊集会図】
(けんぽんちゃくしょく しょそんしゅうえず)

釈迦三尊を中心に菩薩・阿羅漢・達磨大師・聖徳太子・弘法大師などの仏教諸尊が山中に集合する図で、鎌倉時代末の作品と思われます。

紙本墨書正法眼蔵写本

【紙本墨書正法眼蔵写本】
(しほんぼくしょ しょうぼうげんぞう しゃほん)

正法眼蔵は、鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元禅師の代表的著作で、乾坤院に残る写本は75巻本の最古の写本と言われています。15分冊されており、奥書から永享2年(1430年)の写本に明応4年(1495年)に欠落部分を追書写し、全巻そろえたものと考えられます。

異国降伏祈願施行状

【異国降伏祈願施行状】
(いこくごうぶくきがん しぎょうじょう)

鎌倉幕府は、文永・弘安の両役の後も広く社寺に敵国降伏の祈祷を命じました。この文書は7月13日付けの関東御教書の旨を伝達する施行状で、「異国降伏御祈事 去七月十三日 関東御教書如此 早任被仰下候旨 可被致祈請候 仍執達如件」と書かれています。正安2年(1300年)12月3日に左衛門尉が宝蔵寺衆徒に宛てたものです。

東浦五ヶ村虫供養行事

【東浦五ヶ村虫供養行事】
(ひがしうらごかそん むしくようぎょうじ)

森岡・緒川・石浜・生路・藤江の各地区(旧五ヶ村)が輪番で実施する虫供養は、毎年秋の彼岸に行われます。農事のために犠牲になった虫を供養する行事で、阿久比・知多・常滑と共に「知多の虫供養行事」として県無形民俗文化財に指定されています。古い仏画を祀り、終日鉦を鳴らして念仏を唱える江戸時代以前から伝わる行事です。

藤江のだんつく獅子舞

【藤江のだんつく獅子舞】
(ふじえの だんつくししまい)

だんつくは、毎年藤江神社の秋の祭礼で奉納される1人立ちの獅子舞です。恋歌仙・膝折・隠獅子の3部から成り、各部の始めに古面をかぶった素盞鳴尊(すさのおのみこと)が出て舞い、そこへ雌雄の獅子が胸にかけた太鼓を鳴らして現れ、足を踏み、身をくねらせて踊ります。隠獅子の部では、6頭の子獅子が加わり、獅子が8頭となるので八ッ頭舞楽(やつがしらぶがく)とも呼ばれています。この獅子舞は雨乞いの獅子舞とも言われています。

大樹寺旧裏一の門

【大樹寺旧裏一の門】
(だいじゅじ きゅううらいちのもん)

大樹寺旧裏一の門は、一間一戸の高麗門(こうらいもん)で、寛永15年(1638年)に建立された門です。元は岡崎市の大樹寺境内の1番東側にあったもので、現在は東浦町内の個人宅に移築されています。大樹寺にある他の建造物と合わせて大樹寺伽藍として県指定文化財に指定されています。

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