6月の自然環境学習の森日記

更新日:2018年06月14日

12日(火曜日)

森の中ではニガイチゴの実がたくさん実っています。

6月に入ると、森林や竹林にはやぶ蚊が増えるため、あまり立ち入りたくない時期ですが、初夏の森にはたくさんの魅力がいっぱいあります。その一つが「ニガイチゴの実」です。ニガイチゴは、漢字で書くと「苦苺」と書きます。つまり苦いイチゴという意味です。実際に熟す前の木の実を食べると、苦くて食べられるものではありませんが、熟した木の実は甘くとてもおいしいんですよ。

里山保全活動により、森林内で下草を刈り取るようになってからニガイチゴをよく見るようになりました。森林内を歩くとすぐ見つけることができると思いますので、ぜひ探してみてください。なお、一般的に食べられる木の実といわれていますが、洗わずにそのまま食べると体調を崩すことがあるかもしれないので、食べてみたいと思う方は自己責任でお願いします。

ニガイチゴ
オオシオカラトンボ

【オオシオカラトンボ】

頭からしっぽまで青い色が目立つトンボです。全国の平地から丘陵地の周囲に森のある水田や湿地などで見られるトンボです。

ヌマガエル

【ヌマガエル】

田んぼや湿地などでよく見られるカエルです。ツチガエルによく似ていますが、ツチガエルはお腹に黒い模様が目立ち、イボが目立っていますが、ヌマガエルはお腹が白くイボがあまり目立ちません。

ヤナギハナガサ

【ヤナギハナガサ】

初夏から秋にかけて紫色の小さな花が咲く、かわいらしい花です。写真の通り、直立して150センチメートルまで茎が伸びるので、散策路などでよく目につく植物です。

キリ

【キリ(桐)】

昨年10月に東海地方を通過した台風により倒れてしまいましたが、切り株から萌芽更新により木の芽が生えてきました。また、大きく育ってほしいと思います。

12日(火曜日)

梅雨の中休み

5月末から6月前半までは生憎の梅雨空が続いていましたが、今日はとても気持ちの良い青空が広がっていました。田んぼの緑と空の青がとてもきれいで、初夏の里山の風景を楽しむことができました。

4月に比べ、草花の時期が終わり、やぶ蚊や大きく育った雑草が出迎えてくれる時期になりましたが、このような風景を見るのもとても癒されるものです。静かな風に揺れる木々の音やアシ原で大声でなくオオヨシキリの声を聴きに散策してみるのも楽しいものです。

初夏の里山

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