9月の自然環境学習の森日記

更新日:2018年10月19日

26日(水曜日)

平成27年度に植栽した栗の木に「実」がなりました。

平成27年10月26日に第32回全国都市緑化フェアのサテライト会場として植樹祭を行いました。当日は100名の参加者に集まってもらい栗やどんぐりの木を植栽しました。その時に植栽した栗の木に実がなりました。まだ、10個もない状態ですが、これからもどんどん大きくなり、たくさんの栗の実がなると思います。

植樹祭で植えた木がすべて育っているわけではありませんが、当時植樹祭に参加された方は、自分が植えた木を探して見てください。

クリの木2
稲刈りが始まりました

【はざがけ】

東浦自然環境学習の森では、土地所有者による稲作も行われており、昔ながらの耕法で稲作を行っている方もいます。この写真は木材や竹などで柱を作り(稲木)刈った稲を干す、「はざがけ」とう作業です。今では、コンバインによる稲刈りが主流化していますので、懐かしい風景です。

カラスウリ1

【カラスウリ】

写真ではわかりにくいですが、成熟する前は緑色で縦に縞模様がある実を付けますが、成熟するととても鮮やかなオレンジの実になります。東浦自然環境学習の森では良く見ることができる植物ですが、日常生活ではあまり見かけなくなりました。

20日(木曜日)

マルバハギがきれいに咲いていました。

東浦自然環境学習の森では、5つの保全活動団体が活動を行っています。活動団体の中には、込み入った森林の除伐を行い、明るい森づくりを行っている団体もいます。生育の悪い木や数が増えて込み入ってしまった木を伐採することで、森林内が明るくなり、地面まで太陽の光がとどくようになります。そうなると、背丈の低い木も太陽の光をあびて育つことができます。

マルバハギは低木であり、背丈の大きい木ばかりで暗い森では育つことができません。保全活動が進むことでこのような植物も元気に育つ環境となります。

皆さんも紫色のきれいな花を咲かせるハギの花を探してみてください。

マルバハギ
葛の花

【葛(くず)】

直ぐに伸びてくるやっかいものであるくずですが、紫色のとてもきれいな花を咲かせます。

実は、くずの根からできるくず粉を使ってくずきりを作ったりと、とても重宝する植物なんですよ。

コバネイナゴ

【コバネイナゴ】

田んぼの畔などでよく見るバッタです。羽の長さでコバネイナゴとハネナガイナゴに分けられます。みなさんも道端で見るイナゴが、コバネかハネナガか見分けてみてはいかがですか。

13日(木曜日)

実りの秋が近づいています。

9月に入り、雨が降る天気の悪い日が続いていますが、東浦自然環境学習の森は、実りの秋に向けて少しずつ進んでいます。

栗の木には、とても大きな実がなって、色も少し変わり始めました。どんぐりの木であるコナラの木にも色の変わり始めたどんぐりが実り始めています。水田の稲もずいぶんと大きくなり、稲穂が黄色に変わり始めています。

最近では、日中の気温が7・8月のような猛暑の日は少なくなり、秋を感じることができるようになりました。実際に里山にやってくるとより実感がわきます。今後も天気の悪い日が続く予報になっていますが、東浦自然環境学習の森に秋を見つけに来てみてはいかがですか。

栗の実
コナラのどんぐり

「コナラのどんぐり」

東浦自然環境学習の森では、コナラという木がたくさんあります。

今年もどんぐりが実っているので、探してみてください。

稲の穂

「水田の稲」

ずいぶんと稲の穂が大きくなり、垂れ下がってきています。稲穂も色が変わり始めているため、収穫まであと少しという感じです((注)写真の水田は私有地であるため、立入は禁止されています)。

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