1月の自然環境学習の森日記

更新日:2018年02月05日

30日(火曜日)

雑木林がきれいになりました。

東浦竹灯篭の会が雑木林の除伐を行ってくれました。この場所は、以前モウソウチクが繁茂し、生物多様性の乏しい森でしたが、里山林へ戻すために平成23年度から竹の伐採をはじめ、現在では竹がなくなり多種多様な樹種が生える森となりました。しかし、樹木が乱雑に生えていたため、見通しが悪く太陽の光が届かない暗い森となっていました。そこで、生育の悪い樹木や密接に育っていた樹木を間引きし、きれいな明るい森となりました。

このように、里山は竹を伐採したあとも適宜樹木の伐採や草刈り作業を行わないとすぐに乱雑な雑木林となり、生物多様性の乏しい森へ戻ってしまいます。自然環境学習の森では、東浦竹灯篭の会のような保全活動団体が日常的に保全活動を行うことで、里山景観の再生を目指しています。

今年もこのような活動のおかけで、たくさんの冬鳥を観察することができる場所となっているので、寒い日が続いていますが、元気な鳥の鳴き声を聞きに自然環境学習の森へ来てみてはいかがですか。

森林整備

9日(火曜日)

きつね保護のため看板と柵を設置しました。

東浦自然環境学習の森では、平成27年度にきつねの営巣が確認されて以来、毎年きつねの目撃報告が寄せられています。そこで、知多半島の生態系の頂点にいるきつねが、安心して子育てができる環境とするために、過去にきつねが巣穴として使った区域に伐採した竹を活用した柵を設置し、看板を取り付けました。立ち入り禁止期間は2月~6月の4か月間です。

立ち入りを禁止する区域は、春になると竹の子が生える場所でもあり、立ち入りしないようにお願いします。

きつねが生息できる森づくりにご協力ください。

立ち入り禁止看板と柵

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〒470-2192 愛知県知多郡東浦町大字緒川字政所20番地
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