10月の自然環境学習の森日記

更新日:2018年11月08日

31日(水曜日)

この植物の名前を知っていますか。

秋の里山を散策しているとよく目につく、紫色の実を付ける植物があります。みなさんはこの植物の名前を知っていますか。もちろん珍しい種類ではないので、知っている人もいると思います。

この植物の名前は、「紫式部(ムラサキシキブ)」といいます。紫色の小さなきれいな実をつけるため、秋になるとよく目立ちますが、実をつけていない時期は、どこにあるのかわからない程目立たない植物です。東浦自然環境学習の森でも生えているので、是非探して見てください。

ムラサキシキブ1
紅葉1

【自然環境学習の森でも紅葉が始まりました】

明日から11月です。気温も下がり始め朝夕には、10℃程度になる日も増えてきました。植物の中には、気温が10℃ぐらいになると葉の色を変える紅葉をする植物もあります。写真の葉の色が変わった植物は、「ヤマハゼ」といい、里山によく生える植物です。葉の色は橙赤色に変わるので、とてもきれいですね。

20日(土曜日)

自然観察会に参加しました「里山の秋を見つけよう」

楽しみながら地域の自然環境を観察する、知多自然観察会主催の自然観察会(里山の秋を見つけよう)に参加しました。参加者の多くが虫網をもった親子で、生き物に興味がある家族のようでした。秋の里山には、たくさんの恵みがあり、アケビやムカゴなどの食べるとおいしい植物やきれいに色づいたカラスウリの実、ヨウシュヤマゴボウ、クサギの実、空を飛んでいる橙赤色に染まったアキアカネなどを観察することができました。昔の子どもであれば当たり前に食べていたアケビですが、参加者の多くはアケビを見たことがないようで、初めて食べるアケビに「あまい」「おいしい」と喜んでいました。まだ、樹木の葉は、色づいていませんでしたが身近な秋を満喫することができた観察会でした。

観察会の様子
ミツバアケビ

【ミツバアケビ】

ツル性の植物で、樹木に巻きつき大きくなります。秋になると黄土色の実を付けます。アケビに比べ少し小さめの実がなります。

イシガメ

【ニホンイシガメ】

環境省が作成したレッドリストにて、準絶滅危惧種に指定されているカメです。生活様式がミシシッピアカミミガメとよく似ているため、競合してしまい数を減らしています。日本の固有種でもあるため、みんなで大切に守っていきたいですね。

9日(火曜日)

ミゾソバの花が満開です

自然環境学習の森の水辺では、ミゾソバの花が見ごろを迎えています。とても小さな花ですが、白とピンクのかわいい花です。湿性の高い場所に生息するので「溝」、全体の草の形が「蕎麦(ソバ)」に似ているなどから「ミゾソバ」という名前となったそうです。葉の形が牛の顔に似ていることから別名「ウシノヒタイ」とも呼ばれています。

探せば比較的簡単に見つかる植物であるので、一度見つけてみてください。

ミゾソバ
水辺部会活動

【水辺部会の活動】

水辺部会が育てている田でも稲刈りが始まりました。農薬やコンバインを使わない昔ながらの耕法で稲作を行っています1週間程度稲を乾燥させ、その後脱穀の作業を行います。

 

1日(月曜日)

台風後の対応について

今年の夏は、猛暑酷暑が続き、歴史的に見てもとても暑い夏でした。地球温暖化の進行により地球の気温が上昇することで、いままで観測したことのない気温となりました。この気温上昇は空気を暖めるだけでなく、海水温も上昇させます。海水温が上昇すると台風の発生件数が増えると言われています。

9月末に愛知県に接近した台風により、自然環境学習の森では、竹が折れたり、木が倒れて道をふさいだりとさまざまな被害がありました。今日は、道をふさいでいる大きな木を伐採する作業を行いました。台風通過後のとても良い天気でしたが、気温もぐんぐん上がり、とても暑い日となりましたが、何とかノコギリ3つで折れた樹木をどかすことができました。

毎年、台風は日本列島にやってきます。年々その規模も大きくなっているような気もします。その原因が地球温暖化によるものであるかは断定できませんが、私たちが地球のために何らかの行動をしなくてはならない状態になってしまったのかもしれません。

台風後の対応
ヒカゲチョウ

【ヒカゲチョウ】

ヒカゲチョウを見つめました。全身が茶色で地味なチョウです。

明るいところより、森林の中などで見つけることができます。

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