3月の自然環境学習の森日記

更新日:2020年08月18日

13日(金曜日)

小川に「ワンド」を設置しました。

自然環境学習の森は、南から北に小川が流れ、稲作などの水源として活用しています。水量はそれほどありませんが、とてもきれいな水が流れており、ヨシノボリや水生昆虫などの生活場所としても貴重な場所となっています。この小川をより多くの生き物が棲める環境を整備するため、環境保全活動を行っている「水辺部会」がワンドを設置しました。

ワンドとは、川の本流とつながり、構造物などに囲まれて池のようになっている地形のことをいいます。ワンドは、魚類や水生昆虫が安定したすみかとなるだけでなく、様々な植物が繁殖する場として、近年では河川にビオトープを形成するための手段として、人工的に整備されることが増えています。

ワンドの設置により、この小川でもメダカやドジョウなどの魚類や多数の水生昆虫がすめる環境になるといいなと思いました。

ワンド

保全活動で伐採した竹を活用して、小川に人工的にワンドを設置しました。このワンドにたくさんの生き物が来てくれると嬉しいですね。

タチツボスミレ

【タチツボスミレ(スミレ属)】

3月上旬から開花するため、早春に林内などを散策していると目に付く植物です。

6日(金曜日)

自然環境学習の森は、もう春のようです。

今年の冬は、全国的に気温の高い暖冬のようです。

東浦町でも3月に入り、すでに春の陽気が続いています。自然環境学習の森でも、春に咲く「オオイヌノフグリ」や「ホトケノザ」、「トウカイタンポポ」などの草花がぞくぞくと咲き始めました。

春の草花2

【春の草花】

オオイヌノフグリ:小さな青い花、ホトケノザ:紫色の花、トウカイタンポポ:黄色い花

マガモ(雄)

【マガモ(オス)】

新池には、冬の間さまざまな冬鳥を観察することができます。マガモは、東浦町内でもよく見ることができる冬鳥で、オスは「青首」とも呼ばれ、頭が緑光沢でとても鮮やかですが、メスは、茶色い地味な色をしています。

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