石浜稲荷神社の祭礼

更新日:2020年03月19日

石浜稲荷神社の祭礼の屋形曳き廻し

開催日:10月第4日曜日

開催場所:稲荷神社 石浜下庚申坊8番地

祭り紹介と歴史

稲荷神社の祭礼のルーツは定かではありませんが、馬具などに記されている年号で1651年の記載があります。このことから江戸時代初期が祭りの始まりではないかと推測されます。

ただし、当初は駆け馬はなく、馬を飾って(馬に飾りの塔をつけたのがおまんと祭りの語源)神社に参拝し、五穀豊穣を祈願する祭りだったようです。なぜ馬を飾ったのかは諸説あります。駆け馬が始まったのは明治に入ってからのようです。

屋形(山車ともいう)は1基(昔は2基)、ちゃらぼこ1基とやや寂しい感じはありますが、先人が残してくれたもの。歴史と伝統を大切にして、継承していきます。

(写真と文:石浜おまんと祭り保存会提供)

【祭礼前日】

進楽:囃子太鼓、笛を奏でながら屋形を曳き、神社まで行進します。到着後、神楽殿で神楽を演奏。明日の祭礼の報告と安全祈願をします。

町曳き:午後からちゃらぼこを曳き回し、寄付のお礼や祭礼告示のため町内を練り歩きます。

【祭礼当日】

朝9時から屋形を曳いて神社へ。その後は駆け馬を行います。

石浜でちゃらぼこを引き回す

ちゃらぼこは子供たちの担当。このために3か月練習を重ねます。

石浜山車曳き廻し

若衆、神楽保存会、こども神楽会が屋形を曳き廻し神社へ向かいます。

石浜おまんと

稲荷神社境内の駆け馬の様子。若衆の度胸試し、晴れ舞台の場です。

石浜の神子舞

神楽は熱田神宮の宮神楽を継承しています。神子さんは8名、神楽保存会は10名。

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