藤江神社例大祭

更新日:2022年09月02日

だんつく獅子舞、隠れ獅子の踊り

だんつく獅子舞も祭りで披露される

開催日:10月第2日曜日

開催場所:藤江神社 藤江須賀66番地

祭りの概要

朝7時、花火の合図とともに打ち囃子行列が藤江地区を巡ります。行列には、八ッ頭舞楽に参加する子獅子や、神楽を舞う巫女さんも参加。子供たちが屋形(山車ともいう)を曳き、囃子の音と共に祭礼が始まります。

8時から式典が始まり、五穀豊穣、国家・地域の発展と安全を祈願して、宮司さんと共に関係者一同が拝礼します。

9時頃から、他地区と同様に、神社境内特設馬場内で青年会による勇壮な駆け馬を開催。拝殿では神楽保存会による御神楽の奉納や、巫女の舞が行われます。

正午からは、藤江神社の神事である八ッ頭舞楽(だんつく獅子舞)が拝殿前の舞台で舞を演じます。

舞楽が終わると、青年会による餅投げが始まり、13時30分から午後の駆け馬と御神楽の奉納を行います。

16時に祭礼は終了。その後馬の奉納者へ御礼回りをして祭礼が終わります。

(写真と文:藤江神社八ッ頭舞楽保存会ほか提供)

屋形紹介

藤江屋形2台

藤江屋形(北組・南組)

東浦町の祭礼には、屋形(やかた)が登場します。

屋形は、屋根にシャチをのせ、獅子や中国の故事を題材とする様々な彫刻をほどこし、きらびやかに飾られています。台の周囲は幕で飾ります。

藤江屋形彫刻

屋形の美しい彫刻

藤江屋形の幕

きらびやかな幕

八ッ頭舞楽(だんつく獅子舞)

だんつく獅子舞は、藤江神社に伝わる一人立ち獅子舞です。一人立ち獅子舞が数少ない貴重な芸能なので、愛知県無形民俗文化財に指定されています。

だんつく獅子舞

雄と雌の獅子が激しく舞う

由来

江戸時代に大府市横根の藤井神社で奉納されていたものを譲り受けたと伝わります。古面の裏に享保7年(1722)の修理記録があり、300年ほど前には藤江神社で伝承されていたのが分かります。

だんつくの雌雄の獅子と6頭の子獅子

子に乳をやる雌獅子のしぐさ

だんつく基礎知識

舞楽は「恋歌仙」「膝折」「隠獅子」の3幕で構成されています。各幕の始めに棒を持った素戔嗚尊(すさのおのみこと)が舞台を清め、雌雄一対の親獅子が躍るのが基本です。

最後の隠獅子では2頭の親獅子に6頭の子獅子が加わるためこの獅子舞を「八ッ頭」と言っています。

おすすめポイント

錦糸の絢爛豪華な衣装をまとい、ちょっと強めなお面をつけて、激しい踊りを踊る珍しい獅子舞です。是非一度、お祭りに足を運んでみてください。

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