野犬によるエキノコックス感染に注意

更新日:2023年02月08日

野犬におけるエキノコックス症の発生について

平成26年4月に阿久比町で捕獲された野犬1頭が、犬のエキノコックス症と診断されました。愛知県衛生研究所が国立感染症研究所との共同研究において、過去に捕獲された犬の糞便を検査したところ、平成29年、平成30年に知多市、阿久比町、南知多町で捕獲された3頭の野犬においてエキノコックスの陽性が判明しました。

本町では、捕獲された野犬からエキノコックス症は検出されていませんが、令和2年と令和3年に実施された調査の結果、半田市と常滑市でエキノコックスの陽性犬が確認されました。

エキノコックスについて

エキノコックスとは寄生虫の名前で、感染したキツネや犬の糞に含まれる虫卵を、山菜や沢の水等を介して人が偶発的に飲み込むことにより感染します。エキノコックスに感染すると、幼虫が肝臓に寄生し、肝不全などの障害を引き起こすことがあります。

(注)適切に予防すれば、人への感染を心配する必要はありません。また、人から人への感染はありません。

感染の予防について

  • 野山に出かけたあとは、よく手を洗うこと。衣服や靴についた泥はよく落とすこと。
  • 野犬や野生動物を触ったり、えさを与えたりしないこと。
  • 川や沢の水は飲まないこと。飲む場合は煮沸すること。
  • 山菜、野菜、果物等はよく洗ってから食べること。
  • 犬の放し飼いをしないこと。犬の糞便は適切に処理すること。

 

野犬やキツネ等の野生動物に接触したことがある方、野ネズミを食べたことがある犬の飼い主の方など、エキノコックスの感染に心配な方は、かかりつけの医療機関や保健所にご相談ください。また、飼っている犬へのエキノコックスの感染が心配なときは、かかりつけの獣医師や動物愛護センターにご相談ください。

愛知県 半田保健所      0569-21-3341

愛知県動物愛護センター知多支所      0569-21-5567

 

詳しくは、下記リーフレットや愛知県衛生研究所等のホームページをご確認ください。

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