東浦の自然に親しむ観察会 平成29年度の観察会の様子

更新日:2017年12月06日

「秋の宝物で工作をしよう」 12月2日(土曜日) 参加者7名

12月になり寒くなってきましたが観察会当日は、風もなくあたたかな日差しでした。観察会は、みんなで於大公園を散策しながら、工作に使う材料集めからスタートです。於大公園には、コナラのどんぐり、クヌギのどんぐり、松ぼっくり、メタセコイアなどいろいろな木の実が落ちています。みなさん、講師の方の話を聞きながら、工作に使えそうな様々な木の実や彼は、おもしろい形の小枝を拾っていました。

木の実やはを拾った後は、いよいよ工作です。自然環境学習の森の伐採した木を切断した木の台に、思い思いに木の実や講師の方が事前に用意してくれた貝殻をくっつけていきます。子どもたちも、グルーガンの使い方をすぐに覚え作品を仕上げていきました。

楽しい観察会も終了の時間となり、面白い工作ができました。

観察会
採集

於大公園内で木の実や落ち葉を採集しました。様々などんぐりやカラフルな葉を拾いました。

作品1

輪切りにした木の台に思い思いの木の実をくっつけて一つの作品を作りました。

「身近にあるキノコを見つけよう」 9月30日(土曜日) 参加者16名

夏の暑さもひと段落した秋のさわやかな気候のなか、高根の森でキノコの観察会を行いました。森の中を歩きながら、実際にキノコ採集を実施しました。伐採した腐りかかった木のところをよく見ると、たくさんのキノコがありました。子どもたちは、草や葉っぱの中から、小さなキノコを上手に見つけていました。

森の中を一回りした後、みんなで採集したキノコを同じ種類に分けて、講師による説明を聞きました。参加者は、キノコを触ったり、においを嗅いだりして、キノコの感触を確認しながら観察を行いました。今回は予想以上にたくさんのキノコを採集することができました。

注)高根の森では、猛毒のキノコである「カエンダケ」が発見されました。個人でのキノコ採集には十分注意してください。

【観察できたキノコ】

アオゾメタケ、アカハツ、アマタケ、イグチの仲間、ウスキモリノカサ、カレバキツネタケ、カワラタケ、カワリハツ、キツネノエフデ、クサハツの仲間、クロコブタケ、コウヤクタケの仲間、コフキサルノコシカケ、テングタケの仲間、ノウタケ、ハカワラタケ、ハナビラニカワタケ、ヒイロタケ、ブドウニガイグチ、ベニタケの仲間、ホウロクタケ、ホコリタケ、マンネリタケ

解説
散策

【森の中でキノコ探し】

枯れた木にはたくさんのキノコがついています。

「初夏の里山で生き物を探そう」 7月8日(土曜日) 参加者23名

朝から日差しがギラギラと照らすとても暑い日となったが、夏の生き物を探しにたくさんの方が集まった。

森の入り口で、大きなトンボが飛んでいた。日本で一番大きなトンボであるオニヤンマだ。オニヤンマは、縄張りを持っており自分の縄張りをパトロールする。参加者は虫網を振って捕まえようとしたが、相手は日本昆虫界最速の時速70キロメートルで飛ぶ生き物、一筋縄では捕まえることができない。結局誰の網にも入ることはなかった。

今年の観察会のテーマは、森に住むカブトムシの観察だ。夏になると姿を見せる子どもたちも大好きなカブトムシは、コナラなどの樹液を出す木に集まる。東浦自然環境学習の森でもカブトムシが集まる木が数本あり、運が良ければこの時期に観察ができる。竹林を進みカブトムシが集まる木を見つけると、参加者は注意深く周囲を探し、なんと2匹見つけることができた。しかし、カブトムシが集まる場所にはもちろん他の虫も集まる。注意が必要なのはスズメバチ。カブトムシがいたこの木にもスズメバチが集まっていた。

カブトムシを見つけることができたのはこの木だけで他のスポットは、見つけることができなかったが、さまざまな夏の生き物を観察することができた観察会であった。

【観察した生き物】

アオスジアゲハ、アオズムカデ、アカタテハ、アジアイトトンボ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオカマキリ、オオシオカラトンボ、カブトムシ、カナブン、カバキコマチグモ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウリョウバッタ、シロカネグモ、ダンゴムシ、ニイニイゼミ(鳴き声)、ハクテンハナムグリ、ハグロトンボ、ヒラタクワガタ、ベニシジミ、ミドリヒョウモン、モノサシトンボ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、アマガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、ウグイス(鳴き声)、キジバト、スズメ、ツバメ、イセノナミマイマイ

観察会の様子
変わったトンボ

見慣れないトンボを見つけました。知っている人は教えてください。

カブトムシがいた木

カブトムシがいた木です。スズメバチも樹液を吸っています。

川の生き物に会おう(1) 6月5日(土曜日) 参加者22名

今年も恒例の川の生き物観察会を、明徳寺川の坊主橋付近で行いました。今年は、風が強い日で、川の水も冷たく感じましたが、小さい子どもたちも川の中に入り、一生懸命タモで探って生き物を探しました。

見つかった生き物は、ヌマエビやカダヤシなど、小さな生き物が多かったですが、ウナギを捕まえた人もいました。

その後、講師から見つけた生き物の名前や説明を聞きながら、じっくり観察を行いました。今年は参加者のみなさんが頑張ったためか、たくさんの生き物を採取することができました。

 

【観察できた生き物】

魚類:ギンブナ、コイ、ボラ、オイカワ、カマツカ、タモロコ、ブルーギル、カダヤシ、ウナギ

甲殻類:ヌマエビ、スジエビ、テナガエビ、アメリカザリガニ

爬虫・両生類:ミシシッピアカミミガメ、おたまじゃくし(カエルの幼体)

その他:アメンボ、シオカラトンボのヤゴ、ハグロトンボのヤゴ、マシジミ

川の水は茶色く濁っていました。

「ヒメボタルに会おう」 5月13日(土曜日) 参加者32名

雨上がりの東浦町郷土資料館、陸に住むホタルを見るために約30名が集まった。ヒメボタルは雨や風に弱く、今日のような雨上がりの寒い日は観察には向いておらず、風の無い暖かい日に探すのがいいとのこと。

また、ヒメボタルのメスは飛ぶことが出来ず、草の葉や木の幹から光を出しオスに見つめてもらう。しかし、オスも遠くまで飛ぶことが出来ないため、懐中電灯などの明かりはホタルの求愛活動の妨げとなってしまうと説明があった。

資料館前の坂を下り住宅地の光が届かない森の側へと進んでいくと、田んぼからカエルの鳴き声が響いていたが、街路灯のあたりではホタルを見ることはできなかった。ホタルを探して暗い方へと進んでいくと、離れたところで黄色い光が点滅していた。

ゲンジボタルやヘイケボタルより一回りほど小さく、点滅しながら飛ぶヒメボタルを見ることができた。ヒメボタルは陸地にいる小さな巻貝が主食とのこと。

光が届かない場所ではあるが、普段見つけられないホタルが私たちの身近な場所で生息していることを学ぶことができた。

寒くなってきたので今年の自然観察会「ヒメボタルに会おう」は終了。

帰り道にホタルを探してみたが、葉についた水滴が街路灯の明かりを黄色く反射したものだった。残念。

ヒメボタル

5から7ミリメートル程度の大きさ

光

金色に点滅するように光る

「春の竹林を探検しよう」 4月22日(土曜日) 参加者23名

観察会当日は、天気も良く、日なたでは汗ばむ陽気であったが、そよ風が心地よく新緑が眩しい日となった。春も真っ盛りであり、たくさんの生き物を観察することができた。東浦自然環境学習の森の駐車場から新池(ため池)をの周りを通りながらゆっくりと散策を行った。4月のこの時期はコナラの新芽の黄緑、常緑樹の深緑、地面にはタンポポの黄色、ハルジオンの薄ピンク色、レンゲソウの濃いピンク色、空の青色などさまざまな自然の色を観察することができるだけでなく、青紫色がきれいなヤマトシジミ、オレンジ色のベニシジミがゆらゆらと飛び、真っ赤なテントウムシや花アブが日向ぼっこ、アマガエルやヌマガエルの姿も見ることができた。

竹林に入るとウグイスの声が竹林内を満たし、とても心が安らぐ気持ちになった。参加者は、春の里山をゆっくりと散策することができ、とても喜んでいた。

観察会
亀

カメの日向ぼっこ

蝶

「ジャコウアゲハ」が飛んでいました

里山の様子

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