東浦の自然に親しむ観察会 平成30年度の観察会の様子

更新日:2018年11月22日

秋の宝物で工作をしよう 11月17日(土曜日) 参加者14名

観察会当日は、11月とは思えないようなぽかぽか陽気でした。

観察会は、みんなで於大公園を散策しながら、工作に使う材料集めからスタートです。於大公園には、コナラのどんぐり、クヌギのどんぐり、松ぼっくり、メタセコイヤなどいろいろな木の実があります。今年はまだまだ寒くなる前だったためか、落ちている木の実は少なめでした…。でも大丈夫!いろんな形の木の葉や枝が落ちていましたし、講師の方々が、工作に使えそうな木の実や葉、貝殻などさまざまな材料を、予め用意してくれました。

観察会の画像です。
工作をしている画像です。

材料がそろったら、いよいよこのはな館で工作です。拾った木の枝同士をグルーガンでくっつけたり、自然環境学習の森の伐採した木を切断した木の台に、思い思いに木の実や葉、貝殻などをくっつけていきます。

工作をしている画像です。

子供たちも、グル―ガンの使い方をすぐに覚え作品を仕上げていきました。

「須賀川の生き物に会おう」8月4日(土曜日)参加者34名

記録的な酷暑が連日続く中、藤江コミュニティセンターに集合して、木陰で熱中症などの諸注意を聴いてから、須賀川でに生き物の観察会を実施しました。

夏休み中ということもあり、親子での参加者が多く、小さい子どもたちも一緒に川の中に入って、川岸の草むらをタモで探りながら、生き物を採取しました。一度水の中に入る大人も子どもも暑さを忘れて、夢中になってバケツがいっぱいになる程の様々な生き物を採取していました。

その後、みんなが採取した生き物の名前や特徴について、講師から説明を聴きました。きれいな色のタイリクバラタナゴに見入ったり、アメリカザリガニやウシガエルなど、外国からの生き物が国内に持ち込まれた経緯などについても説明を聴くことができました。

【観察できた生き物】

魚類:

フナ・タイリクバラタナゴ・カダヤシ(特定外来生物)・カマツカ・ウキゴリ・ヨシノボリ・タモロコ

甲殻類:アメリカザリガニ(外来生物)・ヌマエビ・スジエビ

両生類:ウシガエルのおたまじゃくし(特定外来生物)

その他:

ハグロトンボ・シオカラトンボ・ナガサキアゲハ・クマゼミ(羽化中)・ミシシッピアカミミガメ(外来生物)

 

観察会
生き物採集

暑さを忘れて夢中で生き物採取を行いました。

採取した生き物の解説

捕まえた生き物は水槽にいれてみんなで観察しました。講師の方より生き物解説もあり、子どもたちは熱心に話を聞いていました。

「初夏の里山で生き物を探そう」7月7日(土曜日)参加者31名

朝から雨が降っておりじとじとと湿度の高いとても暑い日となったが、夏の生き物を探しにたくさんの方が集まりました。

森の入り口で、小さなカエルがたくさん飛び跳ね、緑色のニホンアマガエルや茶色い体のヌマガエルが出迎えてくれました。

今年の観察会のテーマは、森に住むカブトムシの観察です。カブトムシは、夏になると里山などの森で姿を見せる子どもたちも大好きな昆虫で、コナラやクリなどの樹液を出す木に集まります。東浦自然環境学習の森でもカブトムシが集まる木が数本あり、運が良ければこの時期に観察ができます。竹林を進みカブトムシが集まる木を見つけると、参加者は注意深く周囲を探し、なんと3匹見つけることができました。しかし、カブトムシが集まる場所にはもちろん他の虫も集まります。注意が必要なのはスズメバチです。カブトムシがいたこの木にもコガタスズメバチが集まっていました。カブトムシ以外にもたくさんの夏の生き物に出会うことができました。

【観察できた生き物】

昆虫:

アオカナブン、アオスジアゲハ、アゲハ、アブの仲間、イナゴ、ウスバカミキリ、ウスバキ トンボ、オオカマキリ、オオシオカラトンボ、オジロアシナガゾウムシ、オニヤンマ、カナブン、カブトムシ、キアゲハ、キタテハ、キチョウ、キマワリ、キリギリス、クロアゲハ、コガタスズメバチ、コクワガタ、コシアキトンボ、コフキコガネ、コフキゾウムシ、シオカラトンボ、シャクトリムシの仲間、ショウリョウバッタ、ジョロウグモ、チャバネセセリ、ツチイナゴ、ナガサキアゲハ、ニイニイゼミ(声)、ノコギリクワガタ、ハムシの仲間、ヒラタクワガタ、ベニシジミ、マルカメムシ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ワモンサビカミキ

両生類:アマガエル、ヌマガエル

魚類:カワヨシノボリ

鳥類:ウグイス(鳴き声)、スズメ、ツバメ

植物:エノコログサ、ツユクサ、ミゾソバ、ヨウシュヤマゴボウ(外来生物)

その他:カナヘビ、イセノナミマイマイ、チャコウラナメクジ 計 53種

観察会の様子
オニヤンマ

「オニヤンマ」

日本で最も大きいトンボです。黄色と黒のからだにグリーンの鮮やかな目が特徴です。

チャバネセセリ

「チャバネセセリ」

色も茶色で地味なチョウですが、じっくり観察するとかわいげのあるチョウです。幼虫はススキなどのイネ科植物を食べて大きくなります。

「明徳寺川の生き物に会おう」6月2日(土曜日)参加者35名

よく晴れた日のさわやかな空気のもと、毎年行っている明徳寺川での生き物の観察会を坊主橋付近で実施しました。

今日は親子での参加者が多く、小さな子どもたちも一緒に川の中に入って、川岸の草むらをタモで探しながら、生き物を採取しました。一度水の中に入ると川にすぐ慣れたのか、みんな熱中しながら、エビやアメンボなど小さな生き物ではありますが、バケツに一杯採取していました。

その後、みんなが採取した生き物の名前や特徴について、講師から説明を聞きました。今年は、きれいな水のところに生息するオイカワを見つけることができました。なお、明徳寺川でもアメリカザリガニやカダヤシ、ウシガエルなど、外国から持ち込んだ生き物が数多くなっています。

【観察できた生き物】 20種

ボラ(ハク)、オイカワ、カマツカ、タモロコ、マハゼ、ゴクラクハゼ、スミウキゴリ、ブルーギル(特定外来生物)、カダヤシ(特定外来生物)、タイリクバラタナゴ、ウナギ、ヌマエビ、スジエビ、テナガエビ、アメリカザリガニ、ウシガエル(特定外来生物)、ヌマガエル、アメンボ、ハグロトンボのヤゴ、シオカラトンボのヤゴ

採取した生き物
採取の方法

【川に入って生き物採取】

普段なかなか川に入る機会がないので参加者はみんな楽しく川遊びをしていました。

説明

【採取した生き物の説明】

今回の観察会では、20種類の生き物を採取することができました。30センチメートルあるウナギをみて参加者もびっくりしていました。

「ヒメボタルに会おう」5月12日(土曜日) 参加者64名

夜の9時30分、少し肌寒い夜ではありましたが、たくさんの人が集まって観察会が始まりました。ヒメボタルは、夜の遅い時間から光始めるとのことで、この時間からの観察会となりました。

東浦町郷土資料館の駐車場から、畑や田んぼに囲まれた道の中をヒメボタルを探しながら歩きました。車通りから中に入ると街灯もないため暗く、カエルの鳴き声が響く夜の里山の姿がありました。

ヒメボタルは、オスもメスも光るとのこと。畑や田んぼなど人の手が入っていない草むらで、点滅しながら光るヒメボタルがたくさん目に入ってきました。ジメジメした蒸し暑い夜に活動するとのことでしたが、今日は思っていた以上にたくさん光が見られました。光の点滅が幻想的で、イルミネーションみたいでした。東浦町にもこのような場所があるとは、新しい発見でした。たまには日々の喧騒を忘れて、ぼんやり光を眺めるのもいいのではないでしょうか。

【観察できた生き物】

昆虫:ヒメボタル

「春の竹林を探検しよう」4月14日(土曜日) 参加者18名

観察会当日は、雨が降りそうなくもり空であり、若干肌寒い陽気でした。春も真っ盛りで新緑が美しい状況でしたが、晴れの日によく見ることができるチョウなどの昆虫の姿は少なく感じました。

東浦自然環境学習の森の駐車場から新池(ため池)を通りながらゆっくり散策を行いました。今年は、3月になるととても暖かい日が続き、例年より早くフジの花やコナラの新芽を見ることができました。常緑樹の深緑、地面にはタンポポの黄色、ハルジオンの薄ピンク、レンゲソウの濃いピンク、空の切れ間からチラチラと見える青空などさまざまな自然の色を観察することができました。解くりんに入るとウグイスの声が竹林ないを満たし、とても安らぐ気持ちになりました。参加者の皆さんは、地域に残る里山の春をゆっくりと散策し、春を満喫することができました。

【観察できた生き物】

植物:シロツメグサ、コメツブムメクサ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、レンゲソウ、フジ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、マツバウンラン、タネツネバナ、ナズナ、イヌガラシ、キュウリグサ、オランダミミナグサ、ノミノフスマ、ツメクサ、ハハコグサ、ハルジオン、コオニタビラコ、オオジシバリ、オニノゲシ、ホトゲノザ、ヒメオドリコソウ、キランソウ、スズメノヤリ、スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、スギナ、ヨモギ、トウカイタンポポ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、ムラサキケマン、ギシギシ、セイタカアワダチソウ、ヘビイチゴ、スイバ、イタドリ、アシ、ワラビ、タラ、ニガイチゴ、マムシグサ、ゼンマイ、アケビ、クズ、ヤブガラシ、コナラ、カクレミノ、ヤツデ、ヤマハゼ、アカメガシワ、シュロ、クスノキ、モウソウチク、ヤダケ、ヤマザクラ

昆虫:アシブトハナアブ、シロスジヒゲナガハナバチ、シオカラトンボ、アブラムシの仲間、ベニシジミ、カラスアゲハ、ガガンボの仲間、ナナホシテントウ、クロウリハムシ

爬虫・両生類:ヌマガエル、ナゴヤダルマガエル、ミシシッピアカミミガメ

鳥類:カルガモ、コガモ、ウグイス(声)

観察の様子
タンポポ

【シロバナタンポポ】

珍しいタンポポを見つけました。花弁が白いタンポポです。名前をシロバナタンポポといいます。

ダルマガエル

【ナゴヤダルマガエル】

トノサマガエルに似ていますが、体が丸く、肢が短いことが特徴です。近年数が激減しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。

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