町長メッセージ 1月4日 仕事始めにおける職員に向けたメッセージ

更新日:2024年01月04日

日高町長顔写真

 2024年年初の営業日に際し、職員の皆さんへ以下のとおりメッセージを送りました。

 

 明けましておめでとうございます。

 

 新年は連続して大変な事が起きてしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての皆さま、事故に巻き込まれた関係者の皆さまには心からお見舞い申し上げます。本町におきましても、早々に対応にあたっていただいた職員の皆さん、ありがとうございました。今後も被災地域に寄り添い、できる限りの対応をしていきたいと思います。いつ何が起きるかわからないと改めて感じます。今年はこれまで以上に、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

 

 さて、町政における「夢」の実現への第一歩として、私が掲げた8つの柱の政策「東浦町をアップデート!~ここから、未来へ~」を推進していくにあたり、昨年11月に「町長政策ロードマップ」をともに作成することができました。改めまして、感謝申し上げます。誰もが暮らしやすく、すべての人が輝き、挑戦できるまちの実現に向けて、様々な事業に取組んでいきましょう。

 

 政策指針の柱に沿って、今年の取組を少しだけ申し上げます。

 

 1つ目の柱「すべての人が輝き、挑戦できるまちへ」では、本町でチャレンジする人を支え、未来を創る子どもたちへの教育を充実させていきます。学校教育では、個別化・個性化教育を順次拡大するとともに、中学校区毎の小中連携プログラム・カリキュラムの導入を進めます。働く人に向けては、町内での起業・創業サポート、新規就農への支援拡充など、新しい取組へのチャレンジの芽を摘むことなく、その芽を一緒に育てられるようにします。また、児童館や老人憩の家を多世代交流の場とするなど、高齢の方々にご活躍いただく機会を広げていきます。

 

 2つ目の柱「誰もが暮らしやすいまちへ」では、住民の皆さんが安心して暮らせるよう医療・福祉・行政の連携体制を強化し、東浦町らしい地域で支えあう施策を進めます。予防医療を進めるための帯状疱疹ワクチン接種や、受験生やそのご家族の安心のためのインフルエンザワクチン接種への助成を始めます。また、多種多様な人材が、お互いに認め合い、自らの能力を最大限発揮し活躍できるまちにしていきます。その一つとして、パートナーシップ制度を導入します。

 

 3つ目の柱「子どもを優しく育むまちへ」では、子育て家庭との顔の見える関係性づくり、地域で支える仕組みづくりを進め、切れ目のない支援を行います。子どもを地域で見守る環境整備を行うとともに、経済的な支援だけではない安心して子育てできるまちにしていきます。子ども家庭センターの設置に向けた準備、育休中における保育園継続利用の対象拡大を進めます。また、働きながら子育てする保護者に寄り添えるよう、平日に親子で過ごす機会となるラーケーション取得時には、子どもが学校の授業を録画視聴できるようにします。

 

 4つ目の柱「災害時にも安心・安全なまちへ」では、災害時に速やかに情報を伝達できる仕組みの導入や、災害危険箇所の明示を進めます。また、防災・減災対策のハード・ソフト両面での整備を着実に行います。さらには、職員の非常配備態勢の強化を図るとともに、町内に居住する職員の手当増額に向けた検討を始めます。

 

 5つ目の柱「自立した元気なまちへ」では、住民の皆さんと意見交換しながら、公共施設再配置計画を着実に進めます。できるところから、各拠点施設の基本構想・基本計画を策定していきますが、現状においても、小学校を放課後児童クラブに活用するなど公共施設の多面的利用を進めます。また、チャレンジする企業や農業者への支援を充実させるとともに、相談できる関係を築きます。行政バス「う・ら・ら」では、住民ニーズに応じた運行ルート・ダイヤを目指すとともに、国が進めるライドシェアの導入など公共交通のあり方を考えます。

 

 6つ目の柱「地域に誇りと愛着を持てるまちへ」では、住民の皆さんが地域への愛着とまちづくりへの興味を持てるよう、東浦町について考える機会を創出します。また、東浦町をふるさとと思ってもらうための子どもたちへの教育を充実させます。さらには、東浦町の行財政運営が持続可能となるよう、機動的に動ける町組織のあり方を検討するとともに、各施設の使用料等の見直しを進めます。

 

 7つ目の柱「たくさんの人を引き寄せるまちへ」では、全国に誇れる「ほどよいまち東浦」の情報をどんどん発信していきます。手段を問わずに東浦町を全国にアピールし、東浦の知名度向上・東浦ファンを増やしていきます。また、於大公園や三丁公園などを活用した民間イベントの応援、若者が集うことができる場所や、高齢者と子どもが一緒に過ごせる居場所づくりなどを進めます。

 

 最後の8つ目の柱「国・県等と連携してまちをアップデート」では、国や県の制度や支援を最大限活用していきます。現在編成中の2024年度予算においても、国の交付金・補助金を得られるようにします。また、国内外の好事例の収集と積極的な活用を行うためにも、職員の皆さんは外部の勉強会やセミナー、講演会に出かけ見聞を広げてください。興味・好奇心をもっていろんな情報にふれ、多くの人と関わりを持つことも大切です。役場内にとどまることなく、住民の皆さんと交流する機会を持ち、相互に信用・信頼の関係を築いてほしいと思います。

 

 以上、いくつかの取組を上げましたが、今年やるべき取組はもちろんこれだけではありません。政策ロードマップに掲げた取組を着実に進めてもらうとともに、総合計画で示された20年後の東浦町を見据えた取組をしっかりと前へと進めていきましょう。なお、具体に事業化する際には、事業のスクラップ&ビルドの考え方を持つようにしてください。

 町行政は、多岐にわたる様々な面から住民の皆さんの生活と福祉の向上を支えています。政策指針の8つの柱もそれぞれが独立したものではありません。町政全体でしっかりと連携を取りながら、「誰もがチャレンジできるまち」「すべての人が健康に楽しく過ごせるまち」「子供の笑顔があふれるまち」の実現を目指して、事業を着実に前に進めていきたいと思います。

 

 職員の皆さんのなお一層のご理解とご協力、健康への留意をお願いするとともに、職員一丸となって、楽しく着実に事業を前に進めていただきたいと思います。

 今年の干支である辰年は、龍のような力強さで活気づく年になると言われています。子どもの笑顔があふれ、誰もが新しいことにチャレンジできる、そして何よりも健康で安心して暮らせるまち、住んでいて楽しいまちづくりを今年も進めていきましょう。未来に向けて希望をもって変わっていく夢のある「Our Town、私たちのまち」を一緒に創りましょう。

 

 結びとなりますが、今年1年が東浦町にとって、そして住民の皆さんにとりまして、素晴らしい年になりますよう心から祈念し、職員の皆さんと心を一つにして全力で取組んでいくことを申し上げ、仕事始めにあたっての年頭あいさつといたします。今年1年も何とぞよろしくお願いいたします。

 

2024年1月4日

東浦町長 日高 輝夫

(注)高は「はしごだか」

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