町長メッセージ 4月1日 年度始めにおける職員に向けたメッセージ

 令和6年度を迎えて、職員の皆さんに以下のメッセージを送りました。

 本日、新年度が始まりました。新しい体制で新年度をスタートさせるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 皆さんは、新年度をどんな気持ちで迎えたでしょうか。新鮮な気持ちで、これから始まる新しい年度がどんな1年になるか、楽しみになっているでしょうか。ワクワクしているでしょうか。新しい担当に就いた方、待ち受ける不慣れな業務に不安を感じている方もいるかと思います。仕事は一人でするわけではありません。持ちつ持たれつ職員同士が協力・連携するなどし、住民の皆さんに貢献すべく職務にまい進していただきたいと思います。

 さて、昨年8月に町長に就任した際に、3つのお願いをしました。 1つ目は「報告する」こと。 2つ目は「役場内にとどまらない」こと。そして、3つ目が「一人で頑張らない」ことです。新しい年度のスタートに際し、改めてこの3つをお願いします。

 スピード感をもって仕事にあたり、「報告」は早く、忘れずに行ってください。まずは一報、その後に検討・方針決定をし相談してください。そして、役場外への報告として、情報発信（広報・PR）を常に意識してください。

 また、「役場内にとどまらない」で仕事を進め、社会の変化などいろんなことを感じてください。人と交流し数多くの情報に触れ、町政に活かしてほしいと思います。新しいことにチャレンジするのも良いですし、今やっていることに疑問を感じることができたのなら、ふさわしい姿にどんどん変えていきましょう。

 そして、「一人で頑張らない」で周りを頼ってください。頼る・頼られることができる環境で職員が持続的に力を発揮できるよう、管理職の皆さんには各職場のチームワークをさらに高め、職務にあたっていただきたいと思います。4月は環境の変化により、体調を崩しやすい時です。健康には十分に留意し、無理して体を壊すことがないようにしてください。

 今回、この3つに加え、新たに2つのお願いをさせてくだい。

 加える1つ目が、「自信と責任を持つ」ことです。自信をもって、職務にあたってください。自信を得るために努力を続けて欲しいと思います。そして、責任をもって、職務にあたってください。公務員・東浦町職員として働くやりがいと責任を感じて欲しいと思います。正しいと思ったことにはどんどん挑戦し、やらされるのではなく最善なことを自ら考え取り組んでください。責任を持って取り組んだことに対し、それがたとえ上手くいかなかったとしても、責められることは決してありません。挑戦と失敗はセットですので、責任を持って取り組んでくれたことの失敗は構いません。反省は必要ですが、失敗を経験に変え、また次の面白いことに挑戦するための糧にしましょう。

 加える2つ目が「前向きに」です。何も考えずに過去を踏襲することはやめましょう。いいなと思ったことは、前例がないことでも前向きにできる可能性を探し、始めてください。逆に、役割を終えたと思える事業は、そのまま続けずに前向きにやめてください。始めた時に意義ある事業・計画だったとしても、すでに役割を終えたものがあります。その事業を何のためにやるのか、そのやり方は本当にあっているのか、常に意識し改善を考えながら職務に当たってください。いったん立ち止まること、時には完全に止めることが必要となります。それは前向きなことなのです。

 最後になりましたが、昨年度末には将来にわたって持続可能な公共施設の実現を目指した公共施設再配置計画を策定しました。職員一人一人が計画を理解し、住民の皆さんの意見を伺いながら、公共施設の再配置にむけて動き出していきます。将来の東浦を見据え、自信と責任を持ち、しっかりと前向きに取り組んでいきましょう。

 職員の力を合わせれば、どんな困難も乗り超えられると信じています。そのためには対話がたくさん必要です。私も直接話をして、思っていることや考えていることを伝え、意見交換したいと思います。皆さんからも意見や提案をもらうだけでなく、現在の困りごとや将来の夢などいろんな話を聞きたいです。部屋に来てもらってでも、廊下ですれ違った時でも、ランチを取りながらでも、就業後であればお酒を飲みながらでも、どんなスタイルでも構いません。楽しく前向きに、時代の変化に臨機応変に対応することで一緒に困難を乗り超えていきましょう。そして、住民の皆さんとともに、未来に向けて希望をもって変わっていく夢のある「Our Town、私たちのまち」を一緒に創りましょう。

 皆さん自身が成長しながら意欲と熱意をもって職務にあたっていただくこと、職場内でしっかりとコミュニケーションをとりながら円滑でスピーディーに業務遂行していただくことをお願い申し上げ、新年度の始まりにあたっての私からのメッセージといたします。