3月の自然環境学習の森日記

更新日:2019年03月28日

24日(日曜日)

伐採竹を活用して竹灯篭を作ろうを開催しました。

東浦竹灯篭の会と行政がコラボしたイベントを開催しました。自然環境学習の森では、年間2,500本程度の竹を伐採しており、この竹の処分が課題となっています。処理した竹の多くは炭や破砕して森に戻しますが、竹灯篭をつくり地域の祭りで披露するなどの活動も行っています。10名の参加者が集まり、4月12日(金曜日)に開催する於大まつり前夜祭で披露される竹灯篭を作成していただきました。思い思いのデザインを選びマジックで線を引き、ジグソーやドリルで竹を彫っていきます。2時間という時間でしたがなかなかの力作もありとても楽しみながらイベントができました。

皆さんも4月12日(金曜日)は、竹灯篭の幻想的な光を見に明徳寺川(東浦中学校校庭の対岸付近)へ来てください。

竹灯篭づくり

東浦竹灯篭の会の会員さんに教えてもらいながら竹灯篭を作成しました。

参加者の皆さんは熱心に竹灯篭を作成してくれました。

ヒキガエルの卵

「ヒキガエルの卵」

ヒキガエルは、昔から日本に棲んでいる大型のカエルで水辺ではなく、森で生活しています。愛知県ではニホンヒキガエルが生息している場所ですが、東浦町では年々その数は少なくなっています。毎年この水辺に卵を産んでくれるので、今年もほっとしています。

19日(火曜日)

福井県越前市の皆さんが視察しました。

福井県越前市建設部都市計画課の職員と地元で里山保全活動を行っている方40名が東浦自然環境学習の森に視察に来ていただきました。越前市は、東浦町とは異なり、町の多くが里地里山が残っており、於大公園のような総合公園内に里地里山を保全している場所があるそうです。東浦自然環境学習の森は、地域の方、活動団体、企業、行政が協力して保全活動を行っており、活動内容や方法、計画、特徴などについて越前市の方へ説明しました。

越前市では、竹林も多くあり東浦町にはいませんがイノシシが竹の子を食べてしまうため、困っているとのことでした。環境が違えば保全活動や生き物への対策などが変わりますが、方法や考え方は共通する部分がありました。

東浦自然環境学習の森では、他団体、他市町村からの視察をお待ちしておりますので、興味がある方はご連絡ください。

視察

「東浦竹灯篭の会活動場所の視察」

東浦竹灯篭の会は、伐採した竹を活用して竹灯篭をつくり、町の祭りや地域のイベントで披露しています。伐採した竹や材木の活用については越前市でも課題となっているようで、熱心に説明を聴いていました。

春の野草

「春の花のカーペット」

春は着実に近づいています。既に春の花である、「ヒメオドリコソウ」「オオイヌノフグリ」「ホトケノザ」がきれいに咲き始めました。定期的に草刈を行っているため、このような背丈の低い植物が一面に咲き乱れる場所があります。とてもきれいで気持ちも春になると思います。

3日(日曜日)

第2回目の全体活動を行いました。

前回2月2日に伐採竹の運搬とポーラス炭づくりを保全・育成の会で行いました。今回は、ヨシ原の焼却作業(保全活動)を行いました。自然環境学習の森の中心部にはヨシがまとまって生育している草地があります。ヨシ原には、オオヨシキリや絶滅危惧種のカヤネズミ、ホンドキツネのエサとなるアカネズミなどの小動物、野鳥や昆虫など多種多様な生き物が生息しています。ヨシ原は、そのままの状態にしておくと、春になり新しく生えるヨシの生育を阻害していまうため、火を付けて燃やします。燃えた茎や葉は灰となり、次に生えるヨシの栄養となります。2日前に雨が降ったため、火の付きが悪く思ったほど作業がはかどりませんでしたが、なんとかお昼には作業が終わりました。みんなの力で一つの目標のために活動することはとても良いことなので、来年も行って行きたいと思います。

ヨシ原の焼却

火が付くと燃え広がってしまうため、ポンプを用意して火事にならないように注意して行いました。

集合写真

後方に見える株式会社ジャパンディスプレイの社員さんが全体活動に参加してくれました。

自然環境学習の森はたくさんの活動者の方と協力して保全しています。

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