8月の自然環境学習の森日記

更新日:2019年10月18日

8日(木曜日)

とても暑い日が続いていますが・・・・

7月末に梅雨明けしてから35℃を超す猛暑日が続いていますが、皆さんは夏バテしていませんか。自然環境学習の森は、猛暑日の中でもたくさんの生き物に出会うことができます。特にカブトムシは、猛暑日でも関係ないようです。他の虫を退けて元気に樹液をなめていました。スズメバチが飛んできてもスズメバチを追い払って、樹液をなめています。さすが昆虫界の王様ですね。

もし、夏のカブトムシに会いに来る場合は、帽子や水筒、虫よけスプレーなどをしっかりと準備して自然環境学習の森に来てください。

 

 

樹液に集まる虫

ヤナギの木にたくさんの虫が集まっています。外は35℃以上ありますが、昆虫たちには関係ないようです。

シロテンハナムグリ1

【シロテンハナムグリ】

樹液が出る木にはたくさんの虫が集まります。その中でも特に多いのがコガネムシの仲間です。今回は、シロテンハナムグリを紹介します。シロテンハナムグリは、体が光沢でところどころに白い斑点があるのが特徴です。ハナムグリと名前が付いているように花の花粉や密を食べますが、樹液も好きなようです。

ガマの穂

【ガマ】

水辺や湿地などに生える植物で、茶色い円柱状の穂が有名です。昔はガマの穂を乾燥させて、蚊取り線香の代用として使われることがあったようです。水辺でとても目立つ植物なので是非探して見てください。

30日(金曜日)

アベマキのどんぐりが実っていました。

5年程前に植栽したアベマキに今年初めてどんぐりが実りました。実の形を見るとクヌギのどんぐりに似ていますが、アベマキの方が若干小さく、形が楕円形となります。アベマキは、ブナ科のコナラ属の仲間で、コナラより大きなどんぐりを付けます。東浦自然環境学習の森では、コナラが多く自生しており、アベマキはほとんどありませんが、東海地方の沿岸部ではコナラよりアベマキの方が多く自生しているところもあるようです。東浦自然環境学習の森の中で10本しかない木なので、皆さんも是非アベマキの木を探して見てください。

アベマキ

コナラのどんぐりは、木の枝の先に実りますが、アベマキは写真のように枝に実を付けます。変わった形のどんぐりなのでみなさんも探して見てください。

アオマツムシ

【アオマツムシ】

葉のような形をした緑色の昆虫です。普段は、木の上にいるためほとんど見つけることはできませんが、秋になると木の幹で見かけることがあります。オスは、かん高くよく響く声で鳴きます。

クサギの花

【クサギ】

クサギの花が咲いていました。クサギは秋になると青色のきれいな実を付けます。昔は、この実を使って染料として使っていたそうです。天然のもので、青い色が出せる染料は2種類しかないため、とても重宝していたそうです。

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