11月の自然環境学習の森日記

更新日:2020年02月07日

13日(水曜日)

森林の管理に関する講座を開催しました。

自然環境学習の森では、基本計画見直し版に基づき生育の悪い樹木や繁茂している樹木を伐採して明るい森づくりを行っており、保全活動を行っている活動団体を対象に、東浦町にあった森林づくりや樹木の伐採に使用するチェーンソーの取り扱い方法を学ぶ講座を開催しました。講師は、知多農林水産事務所林務課の西崎氏を招き、午前中は基本計画見直し版や森林保全についての説明を受け、午後からはチェーンソーを使用した樹木の伐採方法を学びました。チェーンソーは、使用方法を誤ると事故で命をおとしてしまう可能性もあるため、参加者は熱心に説明を聞いていました。

樹木の伐採の様子3

木を切る作業(保全活動)は、危険な作業であるため、東浦町では自然環境学習の森で保全活動を行っている団体を対象に定期的に安全講座を開催しています。

伐採の様子

高さが5メートルほどのコナラですが、人に当たると大変危険です。安全な方向に倒すためにロープをかけてみんなで引っ張ります。

樹木粉砕機

伐採したコナラは、30センチメートル間隔で切り落とし、キノコ栽培の原木として活用します。キノコ栽培に不向きな枝葉は、樹木粉砕機で細かく破砕し、森や通路に撒きました。

8日(金曜日)

シイタケが生えてきました。

平成29年12月に開催した「環境保全活動リーダー育成講座」でシイタケの菌を打ったコナラの原木からシイタケが生えてきました。

原木シイタケは、一般的にキノコが生えるまで2年程度かかります。しかし、菌床栽培で育てたシイタケより肉厚で風味が良いと言われています。自然環境学習の森では、森林管理で伐採した樹木を有効活用するために、シイタケなどのキノコ栽培を行っています。

シイタケ1

【シイタケ(ハラタケ目キシメジ科)】

「椎の木に生えるキノコ」からシイタケという名前が付いたと言われています。シイの木などにシイタケ菌を打つ原木栽培とおが屑などを固めた菌床栽培で全国的に栽培が行われています。

ヨシ原3

【ヨシ(イネ目イネ科)】

自然環境学習の森の中央部には、ヨシが群生する草地があります。ヨシは、かやぶきの屋根の材料などに利用されているなど、人の生活に活用されてきました。今では、ほとんど活用されなくなりましたが、オオヨシキリやカヤネズミなどの動物たちの生息場所として貴重な場所となっています。

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