1月の自然環境学習の森日記
29日(金曜日)
ヨシ原を守るために刈り取りを行いました
東浦自然環境学習の森の中央部に位置するヨシ原は、希少な生物が生息する貴重な場所となっています。
昔は、冬の時期にヨシを刈り取りして、かやぶきの屋根やヨシズなどに利用していましたが、今では利用されるヨシの多くが輸入となり、ヨシを刈り取ることが少なくなりました。
ヨシ原は、多年草の植物ですが、1年で枯れるため、刈り取りを行わなければ新芽が生える春に、枯れた部分が新芽の成長に影響を与えてしまいます。ヨシ原は、冬に刈り取り焼却することで、良好な環境を保つことができます。
18日(月曜日)
最近、落ち葉を踏みながら歩いたことはありますか。
コナラなどの落葉広葉樹が多く生えている東浦自然環境学習の森では、冬になると散策路は落ち葉で覆われます。歩くたびにサクサクと音がして、気持ちの良いものです。
道路などに落ちた葉は、すぐに集められてしまいますが、ここでは落ち葉を集めないでそのままの状態にしています。
皆さんは、落ち葉の役割を知っていますか。
落ち葉は、地上に落ちると微生物などにより次第に細かくなり、腐りながら土と混ざって、栄養のある土へと変わっていきます。そして、春になると植物の栄養となり植物の成長や新たな植物の誕生に利用されるのです。
ふかふかしてサクサク音がする通路はこの時期だけなので、まだまだ寒い日が続いていますが、散策に来てみてはいかがですか。
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更新日:2021年02月16日