ナガエツルノゲイトウについて

更新日:2022年12月26日

ナガエツルノゲイトウについて

ナガエツルノゲイトウは、南米原産の多年草であり、川岸などの水辺や比較的浅い水底の土壌中に根を張り生育します。主に水面上に茎や葉を伸ばすので抽水植物に分類されています。
生態系や農業に悪影響を及ぼすおそれがあり、外来生物法により、取り扱いが規制され、防除の対象となる「特定外来生物」に指定されています。

ナガエツルノゲイトウ

(画像 農林水産省)

特徴

主に水路、河川、ため池などに生育しており、水面を覆うことがあります。断片がかんがいによって運ばれて、水田、畦畔などに侵入することもあります。特に日当たりの良い水辺では大群落となります。
極度に乾燥しなければ陸上でも生育可能で、排水機場の法面、畑などでも繁茂します。コンクリート法面の隙間に根を張ることもあります。
海岸の砂浜など塩分濃度が高い環境でも生育できます。

また、再生力、拡散力、侵略性が大きいという特徴があります。
国内のナガエツルノゲイトウは花を着けますが種子は形成しません。しかしながら、容易に節から発根するので、一節でもあれば数 cm 程度の茎断片からも簡単に再生します。根の断片からも再生することがあります。
茎はちぎれやすく、水に浮くため、水の流れによって運ばれ拡散します。
さらに、乾燥にも強いため、水辺だけではなく陸上にも侵入し拡がっていきます。

見つけた場合

ナガエツルノゲイトウを河川やため池などで見つけた場合は、東浦町役場環境課までご連絡をお願いいたします。

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〒470-2192 愛知県知多郡東浦町大字緒川字政所20番地
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