6月の自然環境学習の森日記
29日(木曜日)
「ネジバナ」を見つけました
ネジバナは、人の手が入った草地でよく見られ、人の手が入らず背丈の長い草が繁茂している場所では育つことができません。このネジバナを見つけた場所は、東浦竹灯籠の会の作業場所がある広場で、この広場は東浦竹灯籠の会のみなさんが定期的に草刈りをして、夏場でもいつもきれいな状態になっています。
里地里山は、人の手が入ることでできた環境であるため、ネジバナが咲いているということは、里地里山の保全活動が進んだ成果であると感じました。
29日(木曜日)
白いオタマジャクシを発見
6月の前半は雨が少ない空梅雨でしたが、6月の下旬になりやっと梅雨らしい天候となりました。雨を待っていたのは作物を作る農家さんだけでなく、雨が似合うあの生き物も待っていたと思います。
田んぼなどで「ゲコゲコ」と鳴いているカエルの多くは、この雨が多く降る梅雨の時期に産卵期を迎え、水田んぼや池で卵を産みます。自然環境学習の森の田んぼでもおたまじゃくし(カエルの幼生)が元気に泳いでいました。注意深く田んぼを観察していると、白いおたまじゃくし(アルビノ)を見つけることができました。それが1匹ではなく数匹いました。雨が降りあまり外に出たくない日が続きますが、この珍しい白いおたまじゃくしを見に来てはいかがですか。
「ヌマガエルのおたまじゃくし」
わかりにくいかもしれませんが、体の色が白い個体がいます。なかなか見ることができないアルビノ個体です。
「オニヤンマのヤゴの抜け殻」
日本最大級のトンボで成体は10センチメートル程度になります。最近では数が減っており、なかなか観察することができなくなっています。
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更新日:2017年07月03日