12月の自然環境学習の森日記
23日(月曜日)
寒い冬でも冬鳥は元気に泳いでいます。
毎年、自然環境学習の森入口付近にある新池では、複数の冬鳥を観察することができます。冬鳥とは、冬に日本などにやってくる鳥のことをいい、カモ類やツグミなどがいます。
冬は、木の葉が落ちるため一般的に野鳥の観察に向いている時期と言われています。12月も下旬ですが今年は少し暖かい日が続いているので、野鳥に会いに来て下さい。
小さくてわかりにくいですが、ホシハジロとカルガモのようです。
【オオバン(上)、ニホンイシガメ(下)】
12月も下旬になりましたが、平年より気温が高い日が続いていることもあり、本来冬眠しているはずのカメが甲羅干しをしていました。遠くにいて断定はできませんが、ニホンイシガメのようです。
写真の奥には、黒い体に白いくちばしが特徴のオオバンが優雅に泳いでいました。新池では比較的観察しやすい野鳥です。
8日(日曜日)
環境保全活動リーダー育成の講座(シイタケの菌打ち体験)
自然環境学習の森で行われている保全活動の周知と伐採した樹木の利活用を推進するため、シイタケの菌打ち体験を開催しました。
始めに、森林の管理体験として森に入り、ヒサカキという木を伐採体験をしました。なお、伐採したヒサカキは神棚のお供えや椅子の材料として利用されているため、参加者は自分で伐採した枝や幹などを持ち帰っていました。
伐採体験のあとは、シイタケの菌打ちとヒラタケのオガ菌による栽培体験を行いました。ヒラタケは、自然環境学習の森でも天然で生えているキノコですが、今回はヒラタケの菌に米ぬかと広葉樹のオガ屑、更に水を混ぜて作った菌床を直径20センチメートルのコナラの木の面に塗る作業を行いました。シイタケは、ドリルで穴を空けて、空けた穴にシイタケの菌が付いた木の駒をトンカチで打ち込む作業を行いました。
里山の保全活動と伐採木の活用について、参加者へ楽しく伝えることができた講習会となりました。
ヒラタケの菌床は、タライに入れて泥遊び感覚で作成するため、小さな子どもたちも楽しく作業を行うことができました。
【ヒサカキの伐採体験】
木を切り倒す作業は、体力を使う作業ですが、参加者は3つのグループに分かれて、1グループに付き1本のヒサカキを協力して伐採しました。
【シイタケの菌打ち体験】
シイタケが生えてくるまで2年間かかりますが、根気よく育ててほしいと思います。
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更新日:2020年02月07日