東浦の自然に親しむ観察会 令和3年度の様子
「秋の宝物で工作をしよう」11月6日(土曜日):参加者5名
観察会当日は晴天で、暖かい日差しを感じました。
「秋の宝物で工作をしよう」は、於大公園内を散策し、工作に使うための材料集めからスタートします。参加者は、黄色く色づいた落ち葉やコナラやクヌギのどんぐりを拾いながら楽しそうに散策していました。
また、知多自然観察会の講師の方による植物や生き物の解説も興味深そうに聞いていました。特に興味をひいていたのは、カツラの落ち葉です。カツラの葉は綿菓子のような甘い香りがするのが特徴で、親も子も一緒になって香りを楽しんでいました。
散策を終えた後は於大公園内にある「このはな館(玄関前)」で工作を開始しました。参加者が自分たちで集めた材料に加え、講師の方々が用意してくれた、大きな松ぼっくりや段ボール板などを使って工作し、個性あふれる素敵な作品を完成させていました。
【観察した生き物】
植物:コナラのどんぐり、クヌギのどんぐり、ムクロジの実、ハクウンボクの種、モミジの種、椿の実、ホオノキの実、カツラの葉、サルノコシカケ
昆虫:ミノウスバ

木の実の観察をしています。

親子で楽しく工作しました。

木の葉のお面

木の実のツリー
「須賀川の生き物に会おう」8月7日(土曜日):参加者32名
夏の暑さ真っ盛りの猛暑日でしたが、須賀川で生き物観察会を実施しました。
藤江コミュニティセンター駐車場に集合し、北側の木陰で講師から川に入る際の服装や履物についての注意及びタモの使い方や生き物の捕まえ方のコツ等の説明を受けました。
その後須賀川へ移動し、親子で参加した小さな子どもから大人まで、川の中に入り、講師から教わったとおり、足を使い、タモに生き物を追い込み採取していました。
みなさん、暑さも時間が経つのも気にならないくらい夢中になって色々な生き物を採取していました。
採取した生き物を講師が用意した水槽に入れ、講師から名前や特徴について、説明を受けました。また、アメリカザリガニやカダヤシ、ミシシッピアカミミガメなど、外国の生き物が国内に持ち込まれた経緯についても説明を受けました。
特に小学生の年代のみなさんが大変興味を持って講師の説明に聞き入っている様子が印象的でした。生き物や環境について学習できる良い機会になりましたね。
最後は採取した生き物を須賀川に戻して、観察会を終了しました。
【観察できた生き物】
魚類:ギンブナ・モツゴ・タモロコ・カマツカ・マハゼ・タイリクバラタナゴ(外来種)・カダヤシ(特定外来生物)
甲殻類:ヌマエビ・スジエビ・テナガエビ・モクズガニ・アメリカザリガニ(外来種)
は虫類:ミシシッピアカミミガメ(外来種)
その他:クロアゲハ・ナガサキアゲハ・ハグロトンボ・シオカラトンボ・アブラゼミ・クマゼミ・ツクツクボウシ・ヒメガムシ・ナガエツルノゲイトウ(特定外来生物)
タモの使い方や水の中の生き物の捕まえ方のコツを聞きました。
いざ、生き物採取!何がいるかな?
色んな生き物が取れました
「初夏の里山で生き物を探そう」 7月17日(土曜日):参加者27名
当日の天気は晴れ。日差しが強く、日向では立っているだけで汗ばむ天気でした。
新池に沿って進み、多機能広場、コナラの森の外周、木道を通り、東屋までの道のりを講師が案内し、生き物を採取しながら進んで行きました。
講師が時折、生き物の特徴や採取のコツなどをレクチャーし、参加者の親子は協力して採取していました。
カブトムシやクワガタムシも何匹か採取する事ができて、親子で喜ぶ姿が見られました。
最後に、その日採取した生き物を観察し、講師が説明を行いました。参加者は講師の話を真剣に聞き入り、感心した様子でした。
【観察した生き物】
昆虫:モンシロチョウ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、カナブン、タマムシ、コシアキトンボ、オニヤンマ、シオカラトンボ、オオシロカラトンボ、タイワンウチワヤンマ、チョウトンボ、アジアイトトンボ、ヤマトシジミ、コミスジ、クロコノマ、ツマグロヒョウモン、ニイニイゼミ、アブラゼミ、狩りバチの仲間、コガネグモ、カバキコマチグモ、コガタスズメバチ、カマキリ、ショウリョウバッタ、キリギリス(声)
両生類:アマガエル、ヌマガエル、ウシガエル(声)
鳥類:ウグイス、ツバメ、ヒヨドリ、カイツブリ
植物:ガマ、ミゾソバ、クズ(花)、ヨウシュヤマゴボウ(外来種)
その他:カナヘビ、マムシ
大きなオニヤンマを捕まえました。
カナヘビを2匹も捕まえたよ。
元気なカブトムシです。
クズの花が咲いていました。
「春の里山の恵みを探そう」 4月11日(日曜日):参加者16名
当日の天気は晴れ。うららかな春日和でした。
参加者の皆さんは、東浦自然環境学習の森内の新池の北側の空地に集合し、新池に沿って、思い思いに周囲の動植物の観察を行いました。
森にはトウカイタンポポ、ハルジオン、オオイヌフグリ、レンゲソウ、ヘビイチゴ等々の色とりどりの花が咲き、ワラビや竹の子等の春の恵みが生えており、春を満喫することができました。
また、ナナホシテントウムシ、ベニシジミやルリタテハの色鮮やかな昆虫、アメリカザリガニやアマガエルの水生、ウグイスのさえずり等を確認でき、生き物が活発に活動している様子がうかがえました。
参加者の皆さんは終始、講師の解説に真剣に耳を傾け、積極的に質問をし、自然環境について学んでいました。
【観察した生き物】
植物:オオジシバリ、キュウリグサ、ハルジオン、イタドリ、ニガナ、ノバラ、ノゲシ、ヒメオドリコソウ、コオニタビラコ、タチイノフグリ、オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、トウカイタンポポ、ヨモギ、アケビの花、キリの花、ツジの花、藤の花、ヘビイチゴ、ノイチゴの一種、カラスノエンドウ、ワラビ、レンゲソウ、モウソウチク、ヒメブタナ、コナラ、セリ、スミレ
昆虫:ナナホシテントウ、オビカレハ、ウリハムシ、オトシブミ、ヤエムグラ、ルリタテハ、ベニシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アカモンドクガ幼虫、ミツバチ
甲殻類:アメリカザリガニ
爬虫・両生類:ミシシッピアカミミガメ、アマガエル、ヌマガエル
鳥類:ウグイス、スズメ、カルガモ、カイツブリ、メジロ、ヤマガラ
哺乳類:イタチ
アメリカザリガニがいたよ!
植物解説を真剣に聞いています。

ハルジオンと元気に飛び回るベニシジミ
春の恵み 竹の子掘り
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更新日:2021年11月18日