飛山池においてのオニバス保護活動
於大(おだい)公園では2009年より、於大公園オニバス池で採取したオニバスの種子を飛山池に戻す活動を行っており、2014年には放流種子の発芽を確認しました。
2014年8月28日 飛山池でオニバスを1株確認しました。

今後はこの場所の環境調査を行うとともに、重点的に種子の放流をする予定です。
オニバス池で刈り取った種子を放流して、追跡調査を行っています。




令和5年(2023年)のオニバス保護活動
2023年産種子散布6回目(2023-10-14)

オニバス池に残っていた果実を集めて飛山池に持って行ってみました。
今回は果実も種子も全体に小さく数も少なかったです。そのうえ、水が無くなって数日経っているので、果実も種子もいくらか乾いていました。
生きているのかどうかも分かりませんが、回収できた分をすべて投入してきました。
2023年産種子散布5回目(2023-10-01)

オニバス池のオニバスたちも枯れて本年のオニバス栽培は終了しました。オニバス池に残った種子と果実を回収して、飛山池に散布してきました。
今年のオニバス池のオニバスは、花の数は昨年と同程度でしたが、果実が小振りで種子の数が少なく大きさも昨年より小さいものが多い感がありました。
とはいえ、今回も数百個の種子を投入できましたので、いつか、芽を出して大きく成長してくれることを期待したいと思います。
2023年産種子散布4回目(2023-09-21)

9月21日に、今年回収した種子を散布してきました。仮種皮があって浮くものと仮種皮が溶解していて沈むものの両方を合わせて数百個。
いつか無事に発芽して花を咲かせて種を残してくれることを願いながら。

前回7月17日に移植した棘に覆われた株も移植後3週目に確認した時点で消え去っていました。
オニバス自然生え株移植 2回目(2023-07-17)

前回6月24日に移植した株は、7月4日には全て無くなっていました。

今回は、オニバス池でさらに成長して全身を棘で覆われた子たちを連れて行ってみました。
果たして棘の効果はあるのでしょうか。

植え付けた場所は前回と同じところです。
なんとか生き延びてほしいものです。
オニバス自然生え株移植 1回目(2023-06-24)

6月24日、オニバス池の自然生えを抜いたものを飛山池に植え付けてきました。
今年は、オニバス池で自然生えがやたらとたくさん出てきています。その中でオニバス用のポットの中やポットのすぐ近くのものは、大きく育てるために植えた株の邪魔になるので時々抜いていますが、ふと、このまま廃棄処分は勿体無いなと思い飛山池に連れて行くことにしました。

これまでは池の中に流し込むだけだったのですが、今回はより早く確実に根付くことを期待して水深が40センチメートル(オニバス池の水深)より浅いところに、池の底を少し掘って土の中に植え付けてきました。
もっとも、飛山池にはアカミミガメ等、オニバスを食べてしまう生物がいますので、今回も消えてしまう可能性が高いですが。
オニバス発芽種子の散布 3回目(2023-06-08)

6月7日、バックヤードで発芽したオニバスたちを再び飛山池に散布してきました。
前回5月18日に散布したものは影も形もありませんでした。

今回は、4枚目の葉が出ている株もありました。
今回も、まとめて沈めてみましたが、生き残ることはないのでしょうね。
オニバス発芽種子の散布 2回目(2023-05-18)

令和5年5月18日、バックヤードで発芽したオニバスたちを再び飛山池に散布してきました。
前回4月30日に散布したものは影も形もありませんでした。根付けずに枯れてしまったのか、何者かに食べられてしまったのか。

今回は、前回より数は少ないですがより生育した株に出動してもらいました。
そして、バラバラにせずまとめて沈めてみました。イワシの群れのように、生き残りの確率が上がることを期待して。
オニバス発芽種子の散布 1回目(2023-04-30)
令和5年4月30日、バックヤードで大量に発芽したオニバスの種子を飛山池に散布してきました。
ざっと見た限り、オニバスもその他の水生植物も気配はありませんでした。
令和4年(2022年)のオニバス保護活動
オニバス果実の放流


令和4年10月1日、オニバス池で取れたオニバスの果実と種子を飛山池に散布してきました。果実38個と種子210個です。
池の様子は、今年も水がたっぷりあって昨年と同じ状況でした。
池の状況とは直接関係ありませんが、今回は近くでバンの声が聴けました。おかげで、何やら拾い物をしたようなお得感がありました。

今回回収した果実は、最も小さいものが高さ7センチメートル(萼の部分を除くと4センチメートル)で、種子は11個入っていました。
中の種子に押されて果実の表面がもこもこしています。種子は仮種皮に包まれた状態で長径が14ミリメートルほどある十分大きなものが入っていました。

一方、大きいものは高さ12センチメートル(萼の部分を除くと8センチメートル)で、種子は64個入っていました。こちらの種子も十分な大きさでした。
オニバス生育状況
令和4年7月30日、飛山池の様子を見てきました。

ぐるっと一周してきましたが、オニバスは疎か水生植物がほとんど見られませんでした。南側の岸にヨシがわずかに生えているくらいでした。
写真は、昨年の10月15日の記事で紹介したとある岸です。
水深が結構ありそうです。そして、オニバスはいません。他の場所も同じ状況です。
今年も秋になったら種子と果実を投入しに行く予定です。
令和3年(2021年)のオニバス保護活動
令和3年10月15日、オニバス池で取れたオニバスの種子と果実を飛山池に散布してきました。

飛山池のとある岸から見た景色です。

果実です。

種子です。

水面を漂う果実。
風に吹かれて投入地点から南に漂っていきました。種子は投げ入れたところで沈んでいきました。
2021年もオニバスの姿は見られませんでした。来年はどうなりますでしょうか。
地図情報
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更新日:2023年10月19日