高根の森

更新日:2024年01月09日

高根の森は、自然とのふれあいの場、保健休養、学習、森林レクリエーションの場として有効に活用できるよう、平成5年に愛知県によって整備されました。

約5.2ヘクタールの区域内には、四季折々の変化が楽しめるようたくさんの種類の樹木が植栽され、季節の移り変わりを体感することができます。また、自然林も多く残っており、身近な自然を保全する役割も果たしています。

2024年4月2日と4日の高根の森

ヤマザクラの写真

ヤマザクラ

オオシマザクラの写真

オオシマザクラ

イヌビワの写真

イヌビワの花嚢

ミヤマガマズミの写真

ミヤマガマズミの花

サルトリイバラの写真

サルトリイバラの花

コナラの写真

コナラ

イロハモミジの写真

イロハモミジ

アカシデの写真

アカシデ

ベニシダの写真

ベニシダのフィドルヘッド

カクレミノの写真

カクレミノの若芽

アカメガシワの写真

アカメガシワの若芽

2024年の東浦町の桜は、久しぶりにゆっくりでした。高根の森でも例年3月の末にはしっかり咲いていますが、今年は4月に入ってから本格的に咲き出しました。

さて、桜以外の植物も4月に入って続々と花を咲かせ始めました。ミヤマガマズミやサルトリイバラ、一見花に見えませんがイヌビワも花嚢を膨らませていました。

新緑も綺麗です。ナラやカエデやシデなどの落葉樹たちが新しい葉と花で樹冠を彩っています。

大きな樹の高いところ以外にも、目線の高さの木や草たちも若々しい新葉を出していました。

フモトスミレの写真オマケにフモトスミレの写真を1枚。

全体に小ぶりな種属で、山渓ハンディ図鑑6「日本のスミレ」の中では「日本のすみれのなかで、地味ながらもハイセンスな逸品といえるだろう」と評されていました。

日本固有種。

 

2024年3月25日と28日の高根の森

スギの写真

スギの葉芽

アカマツの写真

アカマツの葉芽

イヌビワの写真

イヌビワの葉芽

アカシデの写真

アカシデの雄花と雌花

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブの若葉

コナラの写真

コナラの若葉

モミジの写真

モミジの若葉

ニワトコの写真

ニワトコの若葉

オオシマザクラの写真

オオシマザクラの花

3月の高根の森には芽吹いたばかりの若葉と今にも咲きそうな花芽がいっぱいです。アカシデやオオシマザクラのように下旬になる頃には咲き出している樹もいます。上の写真は2月に紹介した冬芽たちの3月の様子です。

硬そうだった冬芽が開いて柔らかそうな若葉が萌え出る様子を愛でられるのはこの時期だけのお楽しみです。まだ、虫も少ないので、安心して歩けます。小鳥たちの声を聞きながらの若芽ウォッチング、オススメです。

ベニシダの写真オマケにシダの写真を1枚。

シダの名前はベニシダ。

芽生えから展開してちょっとの間、葉が赤い色をしているのでベニシダ。

綺麗なシダです。

5月ごろ葉の裏にできる胞子嚢も赤味が強めで、整然と並んだ様子が綺麗です。

2024年2月10日の高根の森

スギの写真

スギの雄花芽

アカマツの写真

アカマツの冬芽

イヌビワの写真

イヌビワの冬芽

アカシデの写真

アカシデの冬芽

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブの冬芽

コナラの写真

コナラの冬芽

イロハモミジの写真

モミジの冬芽

ニワトコの写真

ニワトコの冬芽

ヤマザクラの写真

ヤマザクラの冬芽

2月の高根の森にはまだほとんど花はありませんが、冬芽は着実に膨らんできています。上の写真は比較的目を惹く種類のものですが、他にもたくさんの種類の樹木がいます。

この時期、落葉樹の葉は落ち、草も伸びていないので一見殺風景ですが、その分森の中が明るくなっています。膨らみ始めた冬芽を眺めながらの散歩も面白いのではないでしょうか。

クロコブタケの写真

オマケにキノコの写真を1枚。

キノコの名前はクロコブタケ。

見た目そのままのネーミングです。

2024年1月6日の高根の森

高根の森の空の写真

高根の森の樹冠を下から見るとこの時期は空がよく見えます。

高根の森の樹冠を構成するのは、コナラやクヌギなどの落葉樹とクスノキやマツなどの常緑樹です。

ですので、葉っぱが全く無い開けた場所はあまり無く、たいてい緑の葉が被ってきます。

それでも、天気の良い日には蒼く澄んだ冬の空が梢の先に広がっていてとても綺麗です。

森の中の写真
森の中の写真

森の天井を眺めた後は、視線を下に戻して周りを見てみてください。

この秋に落ちたばかりの新鮮な落ち葉がたっぷりと降り積もった地面が広がっていて、まるで、下ろし立ての衣類のような爽やかさが心地よいです。

センリョウの実の写真

センリョウの実

キミノセンリョウの実の写真

キミノセンリョウの実

マンリョウの写真

マンリョウの実

ヒサカキの実の写真

ヒサカキの実

ヤツデの実の写真

ヤツデの実

アリジゴクの巣の写真

アリジゴクの巣?

1月の高根の森、冬枯れの季節でもあり花はありませんが、木の実はまだまだ見られます。

マンリョウ、センリョウ、キミノセンリョウの実が、鮮やかな赤や黄色に輝いています。マンリョウの実は果柄が長く、近くで見るとサクランボのミニチュアのようです。

ヒサカキの真っ黒な実もまだ残っています。

ヤツデは花が終わって果実が膨らみ始めました。まだ、緑色をしておりいかにも未熟果といった様子ですが、スイカのような模様が気になるところです。

10月にクロカミキリを見かけたクロマツの根元の洞にアリジゴクの巣のような窪みができていました。もしアリジゴクならこの前の10月以降に生まれた子達ということですね。

2023年12月8日の高根の森

森の入り口の写真

森の入り口(駐車場側)

ツバキの花の写真

桃色の花のツバキ

ツバキの花の写真

白い花のツバキ

アカシデの紅葉の写真

アカシデの紅葉

モミジの写真

イロハモミジの紅葉

コナラの写真

コナラの黄葉

センリョウの写真

センリョウの実

キミノセンリョウの写真

キミノセンリョウの実

マンリョウの写真

マンリョウの実

12月の高根の森、気温がぐっと下がって紅葉が一気に進みました。

駐車場を囲む樹々のあるものは葉を落とし、あるものは色づき、あるものは常緑の葉を茂らせています。

オトメツバキでしょうか、桃色の大きめの花を咲かせていました。

白い花色のツバキも花が咲き始めていました。

アカシデやイロハモミジやコナラなど秋に色づく木々の葉が良い色に色付いています。特にモミジは、緑色から黄色を経て赤色まで全色揃っていました。

いたる所でセンリョウの実が綺麗な赤色に色付いています。とある所で黄色い実のキミノセンリョウの実も奇麗に色付いていました。

マンリョウの実も奇麗に色付いています。こちらは、まだ小さい樹が多く実の数が少な目です。

森の中の昼下がり、ヒヨドリの声が其処彼処でやかましいくらいでしたが、ウグイスの地鳴きもあちらこちらで聞こえていました。時々、コゲラのドラミングやヤマガラたちの声も聞こえて、森の中は思いのほか賑やかでした。

2023年11月1日と19日の高根の森

 
ヤマザクラの花の写真

山桜の花

イヌシデの写真

犬四手の紅葉

ヤツデの花の写真

八手の花

イロハモミジの写真

以呂波紅葉の紅葉

マンリョウの写真

万両の葉

カクレミノの写真

隠蓑の黄葉

ヒサカキの写真

姫榊の実

センリョウの写真

千両の実

スズメウリの写真

雀瓜の実

11月の高根の森、気温が20℃を下回るようになり、蚊の姿も見なくなりました。

それでも、11月の初めまで高めの気温が続いたせいでしょうか、森の中のとあるヤマザクラが花を咲かせていました。

ヤツデも花を咲かせていました。こちらは、いつも通りでしょうか。

イロハモミジとイヌシデの葉が色づき始めていました。まだ、早い樹がやっと色づき始めたところですから、本格的な紅葉はこれからでしょう。今年の色はどんな風になるのでしょうか。

カクレミノも黄色く色づき始めていました。こちらは常緑樹なので全体が色づくことはなく、古い葉がぽつりぽつりと色づいて落ちていって、冬が終わるとまた全体に緑の状態に戻ります。

スズメウリの実が真っ白に、センリョウの実は真っ赤に色づいていました。マンリョウとヒサカキの実はまだ青く、色づくのはもう少し先のようです。

姿を見ることはできませんでしたが、アオジとシロハラの声を聞きました。今年も冬を過ごすために帰って来てくれたようです。

2023年10月12日と22日の高根の森

クロカミキリの写真

クロカミキリ

山芋のむかごの写真

ヤマイモのムカゴ

キノコの写真

キノコ

ツバキのつぼみの写真

ツバキの花の蕾

10月の高根の森、気温が20℃台に下がって虫をほとんど見なくなりました。

そんななか、クロカミキリが樹の根元をウロウロしていました。一見するとクワガタのメスのような紛らわしい見た目をしています。

木の実が実りの季節を迎えています。ヤマイモのムカゴやコナラなどブナ科のドングリやツバキの実やヒサカキの実などがしっかり熟して来ました。

キノコもまだまだ色々出ています。

そして、ツバキの花の蕾が大きくなって来ました。冬に咲く花の準備が着々と進んでいるようです。

10月に入って気温が下がり、蚊も少なくなって来ましたが、日中は気温が25℃を超えることもあります。そんな時は、蚊の活動も活発になりますので、散策する際には蚊対策をお忘れなく。

2023年9月16日と19日の高根の森

キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キツネノマゴの写真

キツネノマゴとシロバナキツネノマゴ

クサギの花の写真

クサギの実

センチコガネの写真

センチコガネ

9月の高根の森は、キノコがいっぱいです。名前も安全性も全く分かりませんが、散策路を歩くだけでもいろいろな種類のキノコを鑑賞できます。いわゆるキノコの形のものや、盃型のもの、パンやどら焼きのような見た目のものなど変化に富んでいます。

林野庁によると、キノコは日本だけでも4000から5000種確認されているそうです。NHKのサイエンスZERO『地球は「キノコ」に操られている!?生き物も天気も・・・衝撃の事実が分かってきた』という番組の中で、世界中では2万種が確認されていて未発見のものも含めると少なくとも10万種、おそらく植物と同じく30万種はいるのではないかとキノコ学者の方がおっしゃっていました。ここ、高根の森にも数えるのが大変なくらいの種類がいるのかもしれません。

キノコ以外にも目を惹く生き物たちがいます。この日は、上空をノスリが旋回していました。冬を過ごすために帰ってきたようです。

森の外れの駐車場の隅では、キツネノマゴの可愛らしいピンクの花とそのシロバナ種の白い花が小さなお花畑を形作っていました。

8月に花を咲かせていたクサギが独特の色合いの青い実をつけていました。

カブトムシやハナムグリなどはすっかり姿を消しましたが、センチコガネはまだまだ元気いっぱいの様子でした。

9月に入って最高気温が30℃前後に下がったことで、蚊の活動が非常に活発になっています。散策する際には、8月の時以上に厳重な蚊対策をお忘れなく。

2023年8月13日と23日の高根の森

コクワガタの写真

コクワガタ

カブトムシの雌の写真

カブトムシの雌

カブトムシの雄の写真

カブトムシの雄

クサギの花の写真

クサギの花

空の写真

8月の空

イヌビワの実の写真

イヌビワの実

ジョロウグモの写真

ジョロウグモのカップル

森の中の写真

森の中

ノキシノブの写真

ノキシノブの赤ちゃん

8月の高根の森、クサギの花が今を盛りとばかりに咲き乱れて、あの独特の香りを森中に漂わせています。イヌビワの実も熟していました。そして、相変わらず昆虫王国になっていました。

クワガタやカブトムシなどの昆虫たちはまだまだ元気いっぱいの様子でした。特に、樹液酒場にカブトムシのメスだけがいっぱい集まって押し合いへし合いしながら樹液を飲んでいる様子は圧巻でした。ちなみに、ヨツボシオオキスイもちゃっかり参加しています。

ジョロウグモたちは恋の季節真っ只中のようで、そこらじゅうの網の上でオスがちょっと離れたところからメスの様子を伺っていました。

8月の後半に入ってから時折雨が降るようになったからでしょうか、森の中は鬱蒼としていました。そんな中、ノキシノブの赤ちゃんがいっぱい芽吹いていました。

ところで、相変わらず蚊は元気いっぱい飛び回っていますので、散策する際には、厳重な蚊対策をお忘れなく。

2023年7月4日の高根の森

雌のクワガタムシの写真

クワガタムシのメス

ノコギリクワガタの写真

ノコギリクワガタ

カナブンの写真

カナブン

キセルガイの写真

キセルガイの仲間

ミズヒキの写真

ミズヒキ

キノコの写真

白いキノコ

ミヤマカミキリの写真

ミヤマカミキリ

ヨツボシオオキスイの写真

ヨツボシオオキスイ

キマダラミヤマカミキリの写真

キマダラミヤマカミキリ

7月の高根の森、ミズヒキは今を盛りとばかりに咲き乱れていましたが、それ以外の花をほとんど見かけません。そのかわり、昆虫王国になっていました。

森に入ると、クワガタムシやカブトムシなど人気の昆虫をはじめ、大きな体のミヤマカミキリ、ビロードの様な美しい質感のキマダラミヤマカミキリ、樹液酒場の玄関マットとも呼ばれている変わった生存戦略を持つヨツボシオオキスイなど多種多様な昆虫たちに出会えます。

昆虫たちの他にも、キセルガイの仲間やキノコの仲間などいろいろな生き物たちで賑わっています。

蚊も元気いっぱい飛び回っていますので、散策する際には、蚊対策をお忘れなく。

2023年6月8日の高根の森

高根の森の写真
ヒメシャラの写真

梅雨の始まるこの時期、すっかり濃くなった緑の中、ヒメシャラの花が満開です。

芯の黄色い小ぶりな白い花がとても可愛い様子です。

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブの花も咲いています。

秋に実れば、小鳥たちのおやつに利用されるのでしょうか。

アジサイの写真

植栽のアジサイも見頃を迎えていました。

シダの写真

高根の森にはシダも豊富です。

ベニシダが多いですが、他にも色々いる様です。探索してみるのも面白そうです。

池の写真

池の水は黒く澄み通っていました。

野鳥も集う秘密の池。水の中には何がいるのでしょう。

クロクサアリの写真

クロクサアリが行列していました。

散策路を横切って、とある樹木を上へ上へと登っていきます。降りてくるアリはお腹をポンポンに膨らませています。たっぷりの蜜を巣に運んでいくのでしょう。

ちなみに、写真の中で、左から右に向かっているのが帰路についているアリたちで、お腹が伸びて腹節の隙間が見えるほどに膨らんでいます。

アミメアリの写真

別の場所ではアミメアリの大行列ができていました。

そして、その周りをアオオビハエトリがアリの幼虫や蛹を狙ってウロウロしています。

アリジゴクの巣の写真

アリジゴクの団地がありました。

見つけた時には蟻の1匹もいませんでしたが、きっと、時々何かが通りかかってひっそりと消えていくのでしょう。

テングタケの写真

マンネンタケの写真この季節は、キノコもいろいろ出ています。

が、よく知らないキノコには触らない様にしましょう。昨今、カエンタケの例もありますので。

ちなみに、左のキノコはテングタケ、右のキノコはマンネンタケでしょうか。そうだとすると左は毒キノコ。右は漢方の原料。いずれも食用には適さないということです。

 

高根の森施設案内

高根の森地図

高根の森の案内図は、森の中の所々に設置されています。

高根の森の写真

散策路

高根の森の写真高根の森は、適度に整備された散策路のお陰で、自然豊かな森の中を比較的軽装で歩くことが出来る様になっています。

野鳥や植物や虫を含めた小動物など、普段あまり見ることのない生き物たちと気軽に出会える貴重なスポットとなっています。

森の中の道は高低差に富み、日々の運動やハイキングなどにもピッタリです。

(冬の季節以外は蚊がたくさんいますので、虫除け対策をお忘れなく。)

 
東屋の写真

東屋

森の中心部まで進むと忽然と現れます。

中には腰掛けられる場所もあるので座って休憩することができます。

駐車場の写真

駐車場

高根の森利用者のための駐車場です。

車で訪れる際はこちらの駐車場をご利用ください。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

公園緑地課 公園緑地係
〒470-2192 愛知県知多郡東浦町大字緒川字政所20番地
電話番号:0562-83-3111
ファックス:0562-84-6422

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