高根の森
高根の森は、自然とのふれあいの場、保健休養、学習、森林レクリエーションの場として有効に活用できるよう、平成5年に愛知県によって整備されました。
約5.2ヘクタールの区域内には、四季折々の変化が楽しめるようたくさんの種類の樹木が植栽され、季節の移り変わりを体感することができます。また、自然林も多く残っており、身近な自然を保全する役割も果たしています。
2023年11月1日と19日の高根の森

山桜の花

犬四手の紅葉

八手の花

以呂波紅葉の紅葉

万両の葉

隠蓑の黄葉

姫榊の実

千両の実

雀瓜の実
11月の高根の森、気温が20℃を下回るようになり、蚊の姿も見なくなりました。
それでも、11月の初めまで高めの気温が続いたせいでしょうか、森の中のとあるヤマザクラが花を咲かせていました。
ヤツデも花を咲かせていました。こちらは、いつも通りでしょうか。
イロハモミジとイヌシデの葉が色づき始めていました。まだ、早い樹がやっと色づき始めたところですから、本格的な紅葉はこれからでしょう。今年の色はどんな風になるのでしょうか。
カクレミノも黄色く色づき始めていました。こちらは常緑樹なので全体が色づくことはなく、古い葉がぽつりぽつりと色づいて落ちていって、冬が終わるとまた全体に緑の状態に戻ります。
スズメウリの実が真っ白に、センリョウの実は真っ赤に色づいていました。マンリョウとヒサカキの実はまだ青く、色づくのはもう少し先のようです。
姿を見ることはできませんでしたが、アオジとシロハラの声を聞きました。今年も冬を過ごすために帰って来てくれたようです。
2023年10月12日と22日の高根の森

クロカミキリ

ヤマイモのムカゴ

キノコ

ツバキの花の蕾
10月の高根の森、気温が20℃台に下がって虫をほとんど見なくなりました。
そんななか、クロカミキリが樹の根元をウロウロしていました。一見するとクワガタのメスのような紛らわしい見た目をしています。
木の実が実りの季節を迎えています。ヤマイモのムカゴやコナラなどブナ科のドングリやツバキの実やヒサカキの実などがしっかり熟して来ました。
キノコもまだまだ色々出ています。
そして、ツバキの花の蕾が大きくなって来ました。冬に咲く花の準備が着々と進んでいるようです。
10月に入って気温が下がり、蚊も少なくなって来ましたが、日中は気温が25℃を超えることもあります。そんな時は、蚊の活動も活発になりますので、散策する際には蚊対策をお忘れなく。
2023年9月19日の高根の森
















キツネノマゴとシロバナキツネノマゴ

クサギの実

センチコガネ
9月の高根の森は、キノコがいっぱいです。名前も安全性も全く分かりませんが、散策路を歩くだけでもいろいろな種類のキノコを鑑賞できます。いわゆるキノコの形のものや、盃型のもの、パンやどら焼きのような見た目のものなど変化に富んでいます。
林野庁によると、キノコは日本だけでも4000から5000種確認されているそうです。NHKのサイエンスZERO『地球は「キノコ」に操られている!?生き物も天気も・・・衝撃の事実が分かってきた』という番組の中で、世界中では2万種が確認されていて未発見のものも含めると少なくとも10万種、おそらく植物と同じく30万種はいるのではないかとキノコ学者の方がおっしゃっていました。ここ、高根の森にも数えるのが大変なくらいの種類がいるのかもしれません。
キノコ以外にも目を惹く生き物たちがいます。この日は、上空をノスリが旋回していました。冬を過ごすために帰ってきたようです。
森の外れの駐車場の隅では、キツネノマゴの可愛らしいピンクの花とそのシロバナ種の白い花が小さなお花畑を形作っていました。
8月に花を咲かせていたクサギが独特の色合いの青い実をつけていました。
カブトムシやハナムグリなどはすっかり姿を消しましたが、センチコガネはまだまだ元気いっぱいの様子でした。
9月に入って最高気温が30℃前後に下がったことで、蚊の活動が非常に活発になっています。散策する際には、8月の時以上に厳重な蚊対策をお忘れなく。
2023年8月13日と23日の高根の森

コクワガタ

カブトムシの雌

カブトムシの雄

クサギの花

8月の空

イヌビワの実

ジョロウグモのカップル

森の中

ノキシノブの赤ちゃん
8月の高根の森、クサギの花が今を盛りとばかりに咲き乱れて、あの独特の香りを森中に漂わせています。イヌビワの実も熟していました。そして、相変わらず昆虫王国になっていました。
クワガタやカブトムシなどの昆虫たちはまだまだ元気いっぱいの様子でした。特に、樹液酒場にカブトムシのメスだけがいっぱい集まって押し合いへし合いしながら樹液を飲んでいる様子は圧巻でした。ちなみに、ヨツボシオオキスイもちゃっかり参加しています。
ジョロウグモたちは恋の季節真っ只中のようで、そこらじゅうの網の上でオスがちょっと離れたところからメスの様子を伺っていました。
8月の後半に入ってから時折雨が降るようになったからでしょうか、森の中は鬱蒼としていました。そんな中、ノキシノブの赤ちゃんがいっぱい芽吹いていました。
ところで、相変わらず蚊は元気いっぱい飛び回っていますので、散策する際には、厳重な蚊対策をお忘れなく。
2023年7月4日の高根の森

クワガタムシのメス

ノコギリクワガタ

カナブン

キセルガイの仲間

ミズヒキ

白いキノコ

ミヤマカミキリ

ヨツボシオオキスイ

キマダラミヤマカミキリ
7月の高根の森、ミズヒキは今を盛りとばかりに咲き乱れていましたが、それ以外の花をほとんど見かけません。そのかわり、昆虫王国になっていました。
森に入ると、クワガタムシやカブトムシなど人気の昆虫をはじめ、大きな体のミヤマカミキリ、ビロードの様な美しい質感のキマダラミヤマカミキリ、樹液酒場の玄関マットとも呼ばれている変わった生存戦略を持つヨツボシオオキスイなど多種多様な昆虫たちに出会えます。
昆虫たちの他にも、キセルガイの仲間やキノコの仲間などいろいろな生き物たちで賑わっています。
蚊も元気いっぱい飛び回っていますので、散策する際には、蚊対策をお忘れなく。
2023年6月8日の高根の森
梅雨の始まるこの時期、すっかり濃くなった緑の中、ヒメシャラの花が満開です。
芯の黄色い小ぶりな白い花がとても可愛い様子です。

ムラサキシキブの花も咲いています。
秋に実れば、小鳥たちのおやつに利用されるのでしょうか。

植栽のアジサイも見頃を迎えていました。

高根の森にはシダも豊富です。
ベニシダが多いですが、他にも色々いる様です。探索してみるのも面白そうです。
池の水は黒く澄み通っていました。
野鳥も集う秘密の池。水の中には何がいるのでしょう。

クロクサアリが行列していました。
散策路を横切って、とある樹木を上へ上へと登っていきます。降りてくるアリはお腹をポンポンに膨らませています。たっぷりの蜜を巣に運んでいくのでしょう。
ちなみに、写真の中で、左から右に向かっているのが帰路についているアリたちで、お腹が伸びて腹節の隙間が見えるほどに膨らんでいます。

別の場所ではアミメアリの大行列ができていました。
そして、その周りをアオオビハエトリがアリの幼虫や蛹を狙ってウロウロしています。

アリジゴクの団地がありました。
見つけた時には蟻の1匹もいませんでしたが、きっと、時々何かが通りかかってひっそりと消えていくのでしょう。

この季節は、キノコもいろいろ出ています。
が、よく知らないキノコには触らない様にしましょう。昨今、カエンタケの例もありますので。
ちなみに、左のキノコはテングタケ、右のキノコはマンネンタケでしょうか。そうだとすると左は毒キノコ。右は漢方の原料。いずれも食用には適さないということです。
高根の森 施設案内

高根の森の案内図は、森の中の所々に設置されています。
散策路
高根の森は、適度に整備された散策路のお陰で、自然豊かな森の中を比較的軽装で歩くことが出来る様になっています。
野鳥や植物や虫を含めた小動物など、普段あまり見ることのない生き物たちと気軽に出会える貴重なスポットとなっています。
森の中の道は高低差に富み、日々の運動やハイキングなどにもピッタリです。
(冬の季節以外は蚊がたくさんいますので、虫除け対策をお忘れなく。)

東屋
森の中心部まで進むと忽然と現れます。
中には腰掛けられる場所もあるので座って休憩することができます。

駐車場
高根の森利用者のための駐車場です。
車で訪れる際はこちらの駐車場をご利用ください。
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
公園緑地課 公園緑地係
〒470-2192 愛知県知多郡東浦町大字緒川字政所20番地
電話番号:0562-83-3111
ファックス:0562-84-6422
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更新日:2018年05月18日