町長メッセージ 11月29日 令和6年第4回東浦町議会定例会が開会しました

 11月29日（金曜日）に、令和6年第4回東浦町議会定例会が開会しました。

 開会の挨拶では、以下の内容を述べました。

 おはようございます。

 令和6年第4回東浦町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御参集を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを、厚く御礼を申し上げます。

 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 まず初めに、定額減税補足給付金（調整給付金）について、誤りによる過大支給が4件、過少支給が1件あったことが10月4日に発覚しました。誤支給があった住民の方に謝罪し、過大支給分の返還及び過少分の追加支給を行いました。
 また、10月31日には、農地所有者と耕作者の両名の個人情報が記載された農用地利用集積計画の写し等を他の人物へ誤送付したことが発覚しました。

 どちらも支給時または発送時のチェックが不足していたために発生したものでございます。
 関係者の皆さまには、改めてお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めてまいります。

 続いて、最近の町政を取り巻く状況です。
 10月1日に、名鉄巽ケ丘駅において、東浦町運行バス「う・ら・ら」の出発式を行いました。10月1日からダイヤ改正を行い、バスの路線再編、ICカード決済の導入やバス停の増設、子どもの車内アナウンスをとりいれ、名鉄巽ケ丘駅への乗り入れも開始しています。
 なお、今回のダイヤ改正では、休日ダイヤを導入しました。この休日ダイヤは、利用者の少ない早朝便が対象で、委託費に直結する運行時間の削減や、緒川駅東口の最終便ダイヤを19時以降にするなどフレキシブルな運行ダイヤを可能としています。
 しかし、11月22日には運行事業者が休日ダイヤの条件を誤認したことによる欠便が発生しました。運行を委託している町としてお詫び申し上げるとともに、このようなことが二度と起こらないよう、運行事業者に対し再発防止の指導を徹底し、今まで以上に連携を密にして適切な運行に努めてまいります。

 続いて、10月8日から9日まで、愛知県町村会の行政視察として、熊本県菊陽町、芦北町などを訪問しました。

 菊陽町では半導体の受注生産で世界最大手の台湾企業TSMCの工場誘致の経緯や背景、企業誘致に伴うまちづくりなどを、芦北町では2020年7月の豪雨による災害からの復旧及び復興状況などを視察しました。
 また、11月7日から8日までは、知多郡町村会の行政視察として、福岡県春日市と糸島市などを訪問しました。
 春日市ではコミュニティスクールの先進自治体として、導入経緯、特徴及び成果などを、糸島市では福岡市へのアクセスの良さから人口が増え続けている移住政策等を視察しました。
 今回の視察から学んだことや関係者との繋がりを、今後の本町の施策に活かしてまいります。

 続いて、10月31日には、90歳で20本以上自分の歯があり、健康的な口腔を維持されている皆さまの日頃からの努力に敬意を表すため、9020表彰式を行いました。
 口腔の健康状態は全身の健康と密接に関連しており、健康で豊かな長寿を迎えるためには、健康的な口腔を維持することが非常に重要です。20本の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛みくだくことができると言われており、自分の歯で食事を楽しむことは、人生を豊かで楽しく過ごすことに繋がっていきます。
 今後も口腔ケアの大切さを住民の皆様へお伝えてしていきたいと思っています。

 続いて、11月1日には、日本最大のオープンイノベーション拠点として、名古屋市鶴舞に愛知県が整備した「STATION Ai」がオープンしました。
 東浦町を含むウェルネスバレー推進協議会は、スタートアップとの連携に力を入れており、STATION Aiのパートナー拠点に位置付けられています。スタートアップと連携した社会課題の解決や、町内における創業・企業支援、町内企業とスタートアップが連携した新商品やサービス開発など、これまで以上にビジネスマッチングや異業種連携などが図られることを期待しています。

 続いて、11月9日には、東浦町商工会、あいち知多農協とともに、東浦町産業まつり推進協議会として、第46回東浦町産業まつりを開催しました。
 今年度は1日開催としたことで、例年以上の賑わいとなり、開始から終了まで人が溢れており、1日で約1万6千人に来場いただきました。来場された方には、改めて東浦町のことを知ってもらえる機会となり、効果的な産業PRが実施できたと思います。準備から当日まで御尽力いただいた関係者の皆様には感謝申し上げます。
 来場された方からいただいた、1日開催にしたことの感想やご意見などについて、関係者でしっかりと振り返り、来年度の開催に繋げてまいります。

 続いて、11月17日には、発生が懸念される南海トラフ地震等の大規模地震を想定し、総合的かつ実践的な防災訓練を計画し、それにより、住民の防災知識の普及や防災意識の高揚を図り、防災・減災につなげるため、総合防災訓練を実施しました。
 訓練のなかでは、知多5市5町で初となるペット同行避難訓練も行いました。
 本年は、元日に能登半島地震が発生し、8月には南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されました。さらに9月には能登半島豪雨が発生するなど、防災に対する関心が高まる一年となっています。
 本町では、災害時の情報伝達手段の充実を図る一環として、10月に町公式LINEをリニューアルしました。町公式LINEを通じて、これまで以上に積極的に町の情報を発信するとともに、災害時の情報伝達手段としての役割も担えるよう、友だちの登録の拡大を進めていきます。いざというときに備えて、町公式LINEに登録をお願いいたします。

 次に、今後の予定になりますが、議会会期中の12月7日には愛知駅伝が行われます。当日はテレビでの中継もありますので、東浦町チームへの応援をよろしくお願いします。
 また、12月15日には第50回東浦町マラソンを開催します。
 50年の長きにわたり開催してきたマラソン大会は、今年でファイナルとなりますが、来年度以降、新しい総合的なスポーツイベントへ繋ぐ大会となります。最後のマラソン大会を一緒に盛り上げていただけるようお願いいたします。

 さらには、来年2月から役場庁舎及び保健センターで、開庁時間の短縮を試行します。いずれも開庁時間は、8時45分から16時までとなります。
 開庁時間の短縮により、職員が勤務時間を守った働き方ができるようにします。また、勤務時間内に政策立案や創造性のある仕事に取組むための時間を確保し、住民満足度の高いサービスの提供に努めてまいります。
 

 さて、本議会の案件といたしましては、「人権擁護委員の推薦」の同意案件をはじめ、合計21件でございます。

 承認第9号「令和6年度東浦町一般会計補正予算（第9号）」については、専決処分の承認を求めるものです。

 議案第45号から48号までは、多様化する行政課題やニーズに迅速かつ柔軟に対応し、より効率的・効果的な組織とすることを目的とした機構改革を行うため、関係条例を制定、改正するものです。
 そのうち、議案第45号「東浦町教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について」は、教育委員会が所管している事務の一部を町長が管理し、及び執行することで町長が所管する事務と一体的に行うために、新たな条例を制定します。
 議案第46号「東浦町職員定数条例の一部改正について」は、教育委員会が所管している生涯学習課及びスポーツ課に係る事務を町長部局へ移管し、町長部局が所管している児童館に係る事務を教育委員会が行うこととするため、町長部局の職員及び教育委員会部局の職員の定数を改めるものです。
 議案第47号「東浦町部制条例及び東浦町水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、機構改革により部制等を改めるものです。
 議案第48号「東浦町副町長の定数を定める条例の一部改正について」は、副町長の業務の分担を図り、より効率的に業務を進めるため、副町長の定数を改めるものです。

 続いて、議案第49号「東浦町学校体育施設の開放に関する条例等の一部改正について」及び、議案第50号「東浦町手数料条例の一部改正について」は、現状の行政サービスに係るコストを基にした使用料及び手数料とすることで、行政サービスの利用者と非利用者の公平性の確保を図るものです。

 議案第53号「令和6年度一般会計補正予算（第10号）」については、こども家庭センター開設のための保健センター内事務所整備、藤江児童館の空調更新工事、寄附金を活用した保育園及びなかよし学園の備品等購入、役場の一部執務室へのフリーアドレス導入のための整備等に要する費用を計上し、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億4,426万1千円を追加し、予算の総額を193億9,776万8千円とするものです。

 合わせて、総合ボランティアセンター及び中央図書館の指定管理者の新たな指定等に係る債務負担行為を追加しています。

 このほかの補正予算は、土地取得特別会計、後期高齢者医療特別会計、水道事業会計及び下水道事業会計でそれぞれ所要の補正を行うものです。

 議案第59号「指定管理者の指定について（東浦町総合ボランティアセンター）」及び、第60号「指定管理者の指定について（東浦町中央図書館）」は、令和7年度からの指定管理者をそれぞれ指定するため提案するものです。

 議員の皆様には、よろしく御審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げ、開会にあたっての挨拶とさせていただきます。