オニバスの保護活動 データ編(令和7年)

更新日:2026年01月07日

於大公園のオニバス池とその周辺で栽培したオニバスたちの葉や花の数、葉の大きさの数値と共に2025年のオニバスの様子を以下に示します。

目次
概況
オニバス葉 大きさの変化
オニバス 葉の数と花の数
オニバス 葉の総数の日毎の推移
オニバス 花の総数の日毎の推移

概況

於大公園で暮らしたオニバスの2025年の生育の様子は以下のとおり。

全体の様子
  • 2025年は、保存種子から発芽した一郎から九郎までの9株とオニバス池ポット1で一郎の横に生えてきた自然生えの十郎を合わせて10株を栽培。
  • 4月初めに発芽した一郎から八郎は、第2葉から第3葉が出葉した4月23日に、その後発芽した九郎は第2葉が出葉した5月3日に土の入った5号ポリポットに植えつけ。十郎は、第4葉が出た6月20日に5号ポリポットに移植。
  • 先に植え付けた一郎から八郎は、5月2日から5日の間に完全な浮葉である第4葉を出葉。九郎は、5月14日に第4葉を出葉。
  • 5月30日オニバス池に移植。一郎(pot1)、二郎(pot2)、三郎(pot3)、五郎(pot4)、六郎(pot5)、八郎と九郎(pot6)。この時点までの葉数は、一郎 11枚、二郎 10枚、三郎 11枚、五郎 11枚、六郎 11枚、八郎 10枚、九郎 9枚。
  • 四郎、七郎と6月20日以降加わる十郎はバックヤードで5号ポリポットのまま栽培。5月30日時点で四郎の葉数は8枚目、七郎は9枚目。
  • 6月20日に一郎と六郎が花を咲かせてその後他のオニバスも順次開花。10月6日の五郎の70輪目が最後の開花。
  • 葉の緑はオニバス池もバックヤードも10月下旬まで残っており、この5年間では最も遅くまで生存。2021年と2024年は10月中旬、2022年と2023年は9月の終わりから10月の初めに枯死。
  • バックヤードで生育した七郎は、5月30日に第9葉を出葉した後新たな葉が出なくなり、6月20日に枯死。今回途中で枯死したオニバスは七郎のみ。
  • オニバス配置図
    オニバスを植えたポットのサイズは、直径1.5メートル弱深さ0.3メートル弱で体積およそ500リットル。各オニバスの配置は右図の通り。
  • 本年のオニバス池ではオタマジャクシ(特にトノサマガエル)の発生数が少なく、食害がほとんど無かった。魚もいなかったため、藻は例年以上に繁茂。
葉の様子
  • オニバス池移植時の葉の数は、11枚程度で少なからず多からず平均的な値。5月30日時点の最大葉の大きさは、15から19センチメートルで2023年同様この5年間では中間的な値。
  • オニバス池で生育したグループの最終的な葉の数は過去最多を更新し、59から69枚(二郎だけ途中から生育が止まったようになり展開した葉が44枚、葉柄のみで葉が展開しなかったものが11枚、合計55枚)。2021年から2023年は50枚を超えることはなかった。2024年は少ないものが56枚、多いものは65枚で多かったが、2025年はさらに多くなった。
  • 葉の大きさの最大値は、一郎の第29葉の148センチメートル。一郎は他にも140センチメートルを超える葉を4枚と130センチメートル台を7枚出しており、2021年以降最大の個体。他の個体も130センチメートル越えの葉を出したものが多かった。八郎と九郎は未計測。
  • 10月4日に六郎が69枚目の葉を出葉して本年(2025年)の葉の発生はすべて終了。五郎が10月3日、一郎と三郎が10月1日、八郎が9月27日、九郎が9月23日、二郎は1人早逝で9月5日に最後の出葉。葉の総数は本年の方が多かったが、最後の葉が出た日は2024年とほとんど同じ。
  • バックヤードで栽培したオニバスは、四郎が9月13日に28葉、十郎が9月19日に24葉を出葉して終了。大きさは未計測。
花の様子
  • オニバス池に移植した株は、6月20日に一郎と六郎が最初の花を咲かせて、23日までに順次他の株も開花。発芽の遅かった九郎は6月28日に第1花が開花。
  • 10月6日に五郎が70輪目を咲かせて本年の花は全て終了。一郎は10月5日に86輪、三郎は10月3日に81輪、八郎は10月1日に74輪、六郎は9月29日に67輪、九郎は9月28日に69輪、二郎は9月8日に47輪目を咲かせて終了。
  • 花数は、最多の一郎が86輪、最小の六郎が67輪(途中で生育の止まった二郎は47輪)。花数の多かった2024年(最多69輪)を大きく超過。
  • 同時に開花した花数は、一朗の8輪が最多で、三郎、五郎、九郎が7輪、八郎が6輪、六郎が5輪、二郎が4輪で最小。時期は、9月11日から18日の間。
  • バックヤードで栽培したオニバスは、四郎が7月4日から9月10日の間に11輪、十郎が8月3日から9月21日の間に9輪開花。

オニバス葉 大きさ

2025年(令和7年)のオニバス池で生育したオニバスの各葉の最大値を計測。下のグラフと表はその結果。今回、バックヤードで生育した株については葉の大きさを計測しなかった。

グラフ1fig.1 オニバス池のポット1からポット6で生育した株の各葉の大きさを示す。縦軸は葉の縦の長さ(単位センチメートル)。横軸は出葉数。ポット6で2株一緒に生育した八郎と九郎は葉が混みすぎて途中から計測不能。

グラフ2fig.2 オニバス池のポット1からポット5で生育した株について横軸に日付を取って各葉の大きさを示す。縦軸は葉の縦の長さ(単位センチメートル)。ポット6で2株一緒に生育した八郎と九郎の値は未掲載。

各個体の最大値とその出葉日
  一郎(pot1) 二郎(pot2) 三郎(pot3) 五郎(pot4) 六郎(pot5)
最大値(cm) 148.0 136.0 134.5 125.5 134.5
出葉日(葉数) 8/2 (29葉) 8/1 (28葉) 7/21 (24葉) 8/8 (32葉) 7/24 (26葉)
* ポット6に移植した八郎と九郎は葉が混みすぎていて、葉の順番の特定ができなかったので未計測。
  • 一郎は、7月25日に出葉した第26葉が136センチメートルになり、その後8月21日に出葉した第37葉の130センチメートルまで、130センチメートル以上が12枚出葉した。特に、8月1日に出葉した第28葉から8月10日に出葉した第32葉までの5枚は140センチメートルを超え、8月2日に出葉した第29葉は148センチメートルまで成長した。
  • 二郎は、7月25日に出葉した第26葉が130.5センチメートルになり、その後8月6日に出葉した第30葉の130センチメートルまで、130センチメートル以上が5枚出葉した。最大値は8月1日に出葉した第28葉の136センチメートルだった。
  • 三郎は、7月21日に出葉した第24葉が134.5センチメートルになり、その後、8月9日に出葉した第30葉の132.5センチメートルまで7枚の内、130センチメートル以上が4枚出葉した。最大値は7月21日に出葉した第24葉の134.5センチメートル。第26,27,29葉は、それぞれ126,129,129センチメートルだった。
  • 五郎は、ポットに単独で植えた株の中では今回唯一最大葉が130センチメートルを超えなかった。7月21日に出葉した第25葉が122センチメートルになり、その後8月11日に出葉した第35葉の121センチメートルまでの11枚の内、120センチメートル台が10枚出葉した。最大値は8月8日に出葉した第32葉の125.5センチメートルだった。
  • 六郎は、7月24日に出葉した第26葉の134.5センチメートルと8月2日に出葉した第29葉の133センチメートルの2枚が130センチメートルを超えた。7月24日に出葉した第26葉以降、8月12日の第33葉まで120センチメートル以上の葉が8枚出葉した。
  • 令和7年(2025年)は130センチメートル以上の大きな葉を出す個体が多く、また、大きな葉の数も多かった。
  • これまで、葉の総数のほぼ中央値で最大径の葉が出現していたが、今年は中央より少し前にピークが現れた。その時の葉数は24から32葉で、2023年以前の数値と一致しており、総数が増えて遅い時期まで出葉していたため数値的に中央値より小さい値になった。
  • 最大葉の出葉した時期は、2022年、2023年と同時期で、8月上旬に出葉した葉が中旬ごろ成長して最大径を示した。

オニバス 葉の数と花の数

2025年(令和7年)のオニバスたちの葉と花の総数を計数。下のグラフと表はその結果。

グラフ3fig.3 オニバス池で生育した株の葉と花の総数。

グラフ4fig.4 バックヤードで生育した株の葉と花の総数。

2025年(令和7年)に栽培した株の葉と花の総数
オニバス池
name 一郎 二郎 三郎 五郎 六郎 八郎 九郎
葉の数 66 44 59 69 69 52 45
花の数 86 47 81 70 67 74 69
バックヤード
name 四郎 十郎
葉の数 28 24
花の数 11 9
葉について
  • 葉の数はオニバス池に移植した一郎、二郎、三郎、五郎、六郎、八郎、九郎の計測値とバックヤードで花を咲かせた四郎、十郎の計測値を掲載。
  • オニバス池で生育した株の葉の総数は、昨年同様株間で差が出た。
  • オニバス池では、昨年もそれ以前の40枚程度の葉数を超えて60枚を超える株が現れたが、今年はそれをさらに上回り70枚に届きそうな葉数の株が3株いた。
  • バックヤードで生育した株は、株間で大きな差は無く総数も例年並みだった。葉の数としては30枚に届かないくらいだった。
花について
  • 花の数はオニバス池に移植した一郎、二郎、三郎、五郎、六郎、八郎、九郎の総数とバックヤードで花を咲かせた四郎、十郎の総数を掲載。
  • オニバス池で生育した株は、昨年60輪を超えて70輪近くの花を咲かせて過去最多を更新したが、今年は80輪を超えてさらに記録を更新した。
  • バックヤードで生育した2株は11輪と9輪で、これまでのバックヤードで育った株たちと同等だった。

オニバス葉の総数の日毎の推移

グラフ5fig.5 栽培した株の葉の総数の日毎の推移を示したもの。。

葉の総数の推移
  • 2025年のオニバス池ではオタマジャクシによる食害が殆ど見られず、全ての株が停滞する事無く成長した。
  • オニバス池に移植した株は、移植直後一旦生育が遅くなった後、7月の末までは4、5日に1枚、その後8月の中旬すぎまで2、3日に1枚になり、9月に入る頃からほぼ毎日出葉するようになり、日によっては複数枚同時に出葉することもあった。傾向としては例年通り。ただし、本年は葉の総数が多く、最終的に10月の始めまで葉が出続ける株(一郎、三郎、五郎、六郎)があった。
  • ここ数年の傾向として、オニバス葉 大きさの項で示した最大葉の前後で出葉数がほぼ同じになる事が多かったが、今年は出葉が遅くまで続きピークの後の葉数が多くなった。
  • バックヤードの四郎と十郎は、例年通りだんだん葉の出方がゆっくりになっていった。

オニバス花の総数の日毎の推移

グラフ6fig.6 オニバス池で生育した株の花の総数の日毎の推移。

グラフ7fig.7 バックヤードで生育した株の花の総数の日毎の推移。

花の総数の推移
  • オニバス池で生育した株は、6月20日に一郎と六郎、6月21日に三郎、6月22日に五郎と八郎、6月23日に二郎が最初の花を開花した。最初の花の咲いた日はこれまでとほとんど同じ。
  • 発芽が遅かった九郎は開花日も6月28日と遅かった。ただし、発芽は10日以上遅かったが開花は8日ほどしか遅れなかった。
  • オニバス池最後の花は、10月6日の五郎の70輪目だった。他の株は、10月5日に一郎86輪、10月3日に三郎81輪、10月1日に八郎74輪、9月29日に六郎67輪、9月28日に九郎69輪だった。二郎は枯れるのが早かったので、一人早く9月8日に47輪だった。
  • 今年は7月に入る頃まで、花が開かない閉鎖花が数輪出る株があった。一郎4輪、三郎1輪、八郎2輪、九郎2輪。
  • 最終的な花数は、多かった2024年を上回り、2021年以降では最大値を記録した。
  • 1日に開いている花数は、8月の終わりから増え始めて、9月18日前後にピークを迎える株が多かった。特に一郎、三郎、八郎、九郎が6輪から8輪と多かった。新たに開く花数は多くて3輪程度で、9月の半ば過ぎになると前日の3輪と合わせて6輪程度が同時に開いている状態になる。場合によっては前々日の花も閉じ切らずに残っていると全体の花数が多く見えるようになる。
  • バックヤードで栽培した株の内、オニバス池の面々と同時期に発芽した四郎は7月4日に最初の花を開いた。6月20日から栽培を始めた十郎は8月3日に最初の花を咲かせた。
  • 四郎は9月10日に11輪目、十郎は9月21日に9輪目を咲かせて終了。

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