オニバス池周辺の生き物たち(令和8年)

更新日:2026年07月21日

2026年7月

2026-07-20

ホウネンエビの写真

熱帯スイレンの写真熱帯スイレン栽培用バット

7月16日、熱帯スイレンを栽培しているバットに、ホウネンエビを大量に見つけました。

今年はオニバス池が使えないので、オニバスだけではなく、熱帯スイレンもオニバス池では栽培していません。

でも、せっかくバルブやムカゴを回収しているのに、絶やしてしまうのも勿体ないのでバックヤードで栽培しています。その栽培用の土をオニバス池から持ってきたので、ここで孵化したようです。

毎年5月に水を入れたオニバス池で見ていたので、7月になってからでも出てくるとは思っていませんでした。ちょっとびっくりです。

ところで、すでに卵を持っています。

たくさん卵を残してもらって、来年以降も姿を見せてもらいたいですね。

 
コガムシの卵のうの写真

コガムシの幼虫の写真コガムシの幼虫

7月17日、その熱帯スイレン栽培用バットの中に、コガムシの卵嚢が浮かんでいました。

そして、7月20日、コガムシの幼虫を数匹確認しました。

この卵嚢はまだ崩れてはいないので、二つ目の卵嚢かもしれません。

何れにしても、かなりの数のコガムシの幼虫が出ていますので、ホウネンエビがみんな食べられてしまうのではないかと心配です。

 
ヤゴの写真

7月18日、オニバスの七郎くんが暮らす水槽でヤゴを見つけました。私が認識している分だけで、5体目です。

ヒメタニシくらいしか大きな生き物がいない水槽で結構たくさんのヤゴが生活できているようです。

たまに共食いをしながら、あとははほとんどミジンコだけで成長しているのでしょうか。

ヤゴたちの暮らしの事情が知りたいところです。

2026-07-13

チュウキンレンの写真

6月25日

チュウキンレンの写真

7月5日

チュウキンレンの写真

7月8日

チュウキンレンの写真

7月11日

薬草園の出入り口に鎮座しているチュウキンレンの花が終わりました。

6月25日には全体に細くなってきたもののまだ苞がしっかりしていて花も咲いていましたが、7月5日には花が無くなって苞もよれてきました。

その後、全体に茶色く枯れてきて、7月11日には先端が落ちてぽっかり空洞が空いていました。

昨年の8月17日から咲き始めて、4月13日の記事にも書いたように冬の間3ヶ月ほど休眠したのち再び咲き始めて、7月11日完全に終わりました。

花の終わりが7月5日だとすると322日間、7月11日だとすると328日間、いずれにしても噂通りほぼ10ヶ月花茎が生き続けました。

開花は数年おきと言われているチュウキンレンですが、昨年、一昨年と2年続けて咲いてしまいました。さて、次はいつ咲いてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。

ヤゴの抜け殻の写真

6月29日の記事で、オニバスの七郎くんが暮らす水槽でシオカラトンボが羽化したことを書きましたが、7月7日、新たな抜け殻を前回のヤゴの抜け殻の上に見つけました。

ヤゴの抜け殻の写真ヤゴの抜け殻

そして、7月9日に隣のバットでも抜け殻を見つけました。

ヤゴの抜け殻の写真ヤゴの抜け殻

さらに、14日には水面に浮かぶ抜け殻を見つけました。

あまり大きいとは言えない水たまりに、思いの外多くのヤゴがいた事にちょっと驚いています。

 

 

 

 
トリバガの写真

トリバガ

オニバスの七郎くんが暮らす水槽で、オニバスの葉に止まるトリバガの仲間を見かけました。

トリバガの仲間を認識できたのは人生で2回目です(1回目は2025年11月30日にロウバイの葉の上で見たシラホシトリバです)。

ピシッとしたT字型の姿形がとってもユニークで見ていて飽きない種族です。

今回は白っぽくてスッキリしたフォルムのトリバガですが、名前がわかりません。

トリバガの写真トリバガ

google先生に聞くと、ヒルガオトリバとかヨモギトリバとかエゾトリバなどの名前が出て来ます。きっとそのうちのどれかなのでしょう。

 
ナガコガネグモの写真

オニバスの七郎くんが暮らすハウスの片隅にナガコガネグモが巣をかけています。

なかなか優秀な蜘蛛ネエさんで、よく獲物を咥えているところを見かけていましたが、今回の獲物はかなり大きい物でした。

しっかり糸で巻かれていて色形がはっきり分からないので断定できませんが、頭の形と全体の大きさから推測するに今回の獲物はスズメガの仲間でしょうか。

こんな大きな蛾をどうやって仕止めるのか見てみたいものです。

カキバトモエの写真

カキバトモエ

写真の中に芋虫が写っています。お分かりになりますでしょうか。

写っているのはカキバトモエの幼虫です。ネムノキに張り付いていました。

完璧な擬態と言って良いのではないでしょうか。

ところで、ネムノキの葉はカキバトモエの幼虫のご馳走だそうです。

カキバトモエの花の写真カキバトモエの頭部

カキバトモエの写真カキバトモエの胸部

カキバトモエの写真横から見たところ

 

2026-07-05

キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真
キノコの写真

シロソウメンタケ

今年は雨が多いせいでしょうか、於大公園のあちらこちらでいろいろなキノコが顔を出しています。

上の写真の中ではシロソウメンタケしか名前が分かりませんが、皆さんはいかがでしょう。

四葉のクローバーの写真

4つ葉のクローバーが2つ並んでいました。

於大公園の芝生エリアには所々シロツメクサが生えています。

ちょっと根気よく探せば四つ葉が必ず見つかりますので、ラッキーシンボルが必要な時は於大公園においでいただくのも一つの手かも知れません。

チョウトンボの写真

大池では今年もチョウトンボがたくさん飛んでいます。

主に池の上を飛んでいるので、なかなか写真を撮らせてもらえませんが、今回、たまたま何かの枝先で休んでいる個体に出会えました。

写真は、シャッターを切りながらゆっくり近づいていって、一番接近できた時のものです。

いつもながら、光沢のある青がとても綺麗です。

ところで、このところチョウトンボの数が増えてきたのはアサザが増えたことが関係しているのかも知れませんね。

2026年6月

2026-06-29

コウガイビルの写真

中池の上流で、コウガイビルの仲間を見かけました。

独特の黄土色の体に3本の縦筋が見えます。あまり大きくありませんでしたが、オオミスジコウガイビルでしょうか。

とある集まりで参加者の方たちとオニバスを見て回っている途中で遭遇しました。

ただ、この個体、体のあちらこちらに切れ目が入っています。あの独特の形状をした頭部もありません。何があったのかわかりませんが、瀕死の状態のように見えます。

しばらくしてから再び見に行ったら、いなくなっていました。

体を半分に切られても、それぞれから再生すると言われるほどの生命力の持ち主ですから、どこか安全な場所で再生しているのかも知れません。

シオカラトンボの写真

バックヤードのスイレンを栽培しているバットで、シオカラトンボが羽化していました。羽化したてはオスもメスも写真のような色合いなので、ぱっと見区別がつきませんが、お尻の先の形を見ると、この個体はメスのようです。

ところで、この個体はどこからきたのでしょうか。

シオカラトンボは幼虫で越冬するということです。このバットにはオニバス池からも土を持ってきているので、昨年生まれの幼虫を持ち込んでいる可能性があります。そうした個体がここで冬を越して、今、羽化したのでしょうか。その場合、4月の半ばまでかなり乾燥した状態になっていましたが、それに耐えたことになります。

それとも、4月の半ばに水を入れて間もなく産み付けられた卵から育って巣立っていったということでしょうか。

シオカラトンボは卵から羽化まで早くて2ヶ月、成熟期間が早くて1週間と言われていますが、ギリギリ4月の半ばに生まれた卵から今ごろ羽化できそうです。

果たして今回の子はどちらだったのでしょうか。

ちなみに、この水場は他の水場からはそこそこ距離があるし、途中に山や崖などの障害物があるうえ、極め付けにこのバットはハウスの中にあります。たとえ空を飛んで上空から探したとしても目視で見つけるのは難しいように思います。

もし4月生まれの子だとすると、この子の親たちは自身が成熟した後すぐ、あまり時間をかけずにちゃんとこの水場を見つけたことになります。

その場合、われわれにはわからない何かを感知しているという事かも知れません。

2026-06-26

ネコとカメの写真

6月26日、台風7号と8号の影響で降り続く雨の中、このはな館の外でネコとアカミミガメがいっしょに雨宿りをしていました。

前日の25日から降り続く雨のせいで、於大公園に居着いているネコたちが頻繁にこのはな館周りの屋根の下で雨宿りをしていますが、この日はアカミミガメも一緒でした。

実際のところ、このネコとカメ、仲良しということではないでしょう。

その証拠に、カメは手脚を引っ込めて僅かに顔を出した体勢から動きませんし、ネコもカメを気にする様子を見せません。

おそらく、このカメちゃんが温度と湿度が高く動きやすい状況の中、新天地を求めてあるいは産卵のため、下蛭藻池もしくは大池を出て歩いていたところ、たまたまこのはな館でネコに遭遇してしまったので殻の中に閉じこもって動けずにいたのでしょう。

そして、ネコの方はカメに気づかないまま、ただ雨宿りをしていたのでしょう。

でも、こうやって長い時間お互い干渉すること無く一緒にいると仲良しに見えてしまうところが面白いですね。

2026-06-21

カルガモの写真

6月21日の朝、中池にカルガモが2羽来ていました。

これから子育てしようとしているカップルでしょうか。それとも、ただのお友達でしょうか。子育てが終わって、一息ついたお母さんとお父さんの可能性も無くはないかも知れません。

いずれにしても、この時期、中池で見かけるのは珍しいように思いますが、いかがでしょう。

2026-06-17

ナツメの写真

薬草園のナツメが花を咲かせています。

小さく地味な花なので、うっかりしていると気付かないうちに花が終わってしまいます。

ナツメの写真独特の光沢がある葉

そして、若葉がみずみずしいです。

ナツメは落葉樹ですが、常緑樹の葉のような艶があり、はっきりした3行脈がクスノキの仲間を彷彿とさせます。

ナツメの棘の写真鋭い棘

でも、葉の付け根には鋭い棘があり、柑橘の仲間のような佇まいも見せています。

よくよく見てみると、いろいろと面白い特徴のある種族です。

 
ヒラタトガリカメムシの写真

バックヤードでヒラタトガリカメムシの幼虫を見かけました。個人的には初めてみる昆虫です。

妙に薄い体と顔の先が二股になっている見慣れない形をしています。

ヒラタトガリカメムシヒラタトガリカメムシ

横から見ると、体の厚みの無さがよくわかるのではないでしょうか。

ところで、この虫は比較的最近(おそらく2020年台に入ってから)になって愛知県でも見られるようになったようです。以前は九州以南の地域で見られた南方系のカメムシだそうですが、分布域をどんどん北に向かって広げているようです。食草はタケやササとのことなので、日本中どこに行っても食べ物に困ることはなさそうです。

今、最も勢いのある存在の一つと言えるかも知れません。

 
チャスジハエトリの写真

動かなくなったメスに近寄るオス

チャスジハエトリのカップルをこのはな館で見かけました。

オスがメスに求愛して、無事に精嚢を渡せたようです。

チャスジハエトリの写真メスのおなかをひっくり返しているオス

蜘蛛のメスは名うてのハンターで、写真のようにオスより体が大きいので、オスにとっては求愛も命懸けと言われています。

実際、メスと対峙したオスは第1脚を高く上げて求愛ダンスでメスの攻撃衝動を抑え、慎重に接近していき、いよいよ大丈夫と判断するとさっとメスの体を掴んで腹部を持ち上げて事を為します。そして、メスに精嚢を渡すとすぐに飛び退いて一瞬で安全圏に逃げます。

気を抜くと自分が喰われることがわかっていて事を為しているのがこちらにも伝わってきて、ハラハラしながら見守ってしまいました。

そんな危険な事なら一度で済ませてしまえば良いように思いますが、今回、このオスは4回このメスにアプローチしていました。

もしかすると、実際には言うほど危険はないという事なのでしょうか。それとも危険回避を優先するのあまり(つまりビビってしまって)、1回では必要量渡すだけの時間的余裕が持てなかったのでしょうか。

いずれにしても、実際のところどうなのか、彼と彼女の双方にお話を伺ってみたいものです。

 

2026-06-09

ティツリーの写真

オニバス池でティツリーが花を咲かせています。

全体に花びららしいものが見えず、雄蕊が長く伸びた棒状の組織から枝状に生えている変わった形の花です。

ティツリー写真ティツリー

いろいろな形の植物がいて面白いですね。

 
コムラサキの写真

コムラサキの花が咲き始めました。

小さくて目立ちませんが、色も形も最高に可愛い花のひとつです。

北のトイレの近くにいます。ぜひ、探してみてください。

チュウゴクアミガサハゴロモの写真

チュウゴクアミガサハゴロモのまだ若い幼虫がヒメスミレの蕾の上に止まっていました。

真っ白でふわふわしていて、見た目がとっても可愛い種属です。

この可愛さが大人になるにつれて消えていくのはなぜなのでしょう。特段アミガサハゴロモに限った話ではありませんが。

カマキリの写真

カマキリの幼虫が、葉の上で綺麗に重なるようにしていました。保護色を使って隠れていたのでしょうか。

成虫のカマキリがこんなことをするところを見たことが無いように思います。

大人になると、怖いもの無しみたいに堂々としているカマキリですが、子供のうちは身を守るために体を伸ばして葉にピッタリ張り付くようにして隠れようとすることがあるようです。

若いうちはちゃんと分をわきまえている、ということでしょうか。

2026年5月

2026-05-26

キツネノタイマツの写真

梅見の丘でキツネノタイマツの子実体を見かけました。昨年、11月7日に見つけた場所です。

このキノコ、梅雨時から秋まで見られるとのことですが、今年も出てきてくれたようです。

キツネノタイマツの写真萎れたキツネノタイマツ

近くに、すでに萎れたキノコを数本見かけました。

あまり気が進まないのですが、ハエが好むと言われている匂い、一度は嗅いでおかなくては、と思っています。次回新鮮な状態のものに遭遇したら試してみることにしましょう。

 

2026-05-19

オスクロハエトリの写真

オニバスを栽培しているバットの縁をまだ幼い様子のメスのオスクロハエトリが歩いていました。

この種属には以前に何度かお目にかかっていますが、バックヤードで見るのは初めてです。

細長い体型が特徴的なとても美しいハエトリグモの仲間です。

図鑑などでは、水辺で見かける種と書かれていますが、バックヤードのオニバス栽培用バットの水たまり程度でも彼らにとっては十分水辺と看做されるのでしょうか。

2026-05-14

ムツボシタマムシの写真

ムツボシタマムシを見かけました。

5月4日の記事で紹介した、イナズマハエトリを見かけたサクヤヒメの根元にいました。

小さなタマムシで、1センチメートルほどの大きさしかありません。

見つけた時は名前が分からず、ゴミムシの仲間かと思っていましたが、調べてみるとタマムシの仲間でした。

肉眼で見ていた時は、黒っぽい光沢のある虫だなぁ、くらいにしか思っていませんでしたが、写真を拡大してみてとても美しい光沢と独特の模様に驚いてしまいました。

また会いたいと思わせる魅力に溢れた美しい生き物ですね。

クズヒトヨタケの写真

はっきりわかりませんが、おそらくクズヒトヨタケの子実体です。

こちらも、イナズマハエトリを見かけたサクヤヒメの近くで見つけました。

普通のキノコなら裏側の作りのような構造物が表に出ています。

ちょっと変わった見た目が可愛いキノコです。

チュウキンレンの写真

薬草園入り口にいるチュウキンレンの苞の数がかなり減ってきたように見えます。

4月の始めに再び開花し出した頃と比べても小さくなったような気がします。

ぼちぼち終わりの時を迎えつつあるのでしょうか。

最後はどうなっていくのでしょう。

このまま何事もなければ見ることができそうです。楽しみですね。

2026-05-04

ハナズオウの写真

ハナズオウが今頃花を咲かせています。

1輪か2輪程度の花がついている枝が数本ある、と言う状況です。

ひと枝にごっそり花がつく春先の様子とは全く異なる、楚々とした風情が新鮮です。

このはな館から赤い橋と滝に向かう途中にいます。

アミミドロの写真

バックヤードでオニバスを栽培しているバットに、今年もアミミドロが出ていました。

増え過ぎると邪魔な感じになりますが、見た目が面白いので毎年楽しみにしている生き物の一つです。

イナズマハエトリの写真

梅見の丘のてっぺん付近にいるサクラ‘サクヤヒメ’の幹の上をイナズマハエトリが歩いていました。

写真はブレブレでよく分かりにくいですが、黒地に白い稲妻模様がとてもカッコいい、会えると超絶嬉しいハエトリグモです。

2026-05-02

ホウネンエビの写真

バックヤードのオニバス栽培用のバットの中で、ホウネンエビが泳いでいました。

今年からオニバス池に水が入らないので、このままではホウネンエビが死に絶えてしまうかも知れません。

バックヤードではオニバスの栽培を継続する予定ですので、そこでなら生存できるかも知れません。

と言うことで、オニバス池の土を持ってきてオニバス栽培用のバットの中に入れておきました。

ちゃんと出て来てくれました。

ホウネンエビは環境の激変に対応するために、卵の孵化する時を数年間にわたって分散するそうです。ですので、今後数年間は於大公園のホウネンエビは滅びないでしょう。ですが、今回のような狭い環境と多くは無い個体数だと、その先長くは続かないかも知れません。どうなるのか気になるところです。

クモの抜け殻の写真

蜘蛛の脱皮殻がオニバス池の栽培用バットに浮かんでいました。

殻の主はエビグモでしょうか。

水面に浮かんでいると、よく見かける空中にぶら下がっているものより、透明感があって綺麗に見えます。

ちなみに、ストロボを使っているので背景が暗く落ち込んでいることも効果的だったかも知れません。

ツルウメモドキの写真

ツルウメモドキの雄花

ツルウメモドキの写真

ツルウメモドキの雌花

ツルウメモドキの花が咲いています。

小さい上に緑がかっているので目立たず気がつきにくい花ですが、そこそこ沢山まとまって咲くので、近くに寄って見てみると思いの外可愛らしい姿にうっとりできるのでは無いでしょうか。

2026年4月

2026-04-25

ホシヒメホウジャクの写真

4月17日の朝、このはな館の扉にホシヒメホウジャクが止まっていました。このはな館では時々越冬中の個体を見かけます(成虫越冬種)。

波打つ羽を持つジェット戦闘機のようなフォルムがかっこいいスズメガの仲間です(幼虫は新幹線のような高速列車を彷彿とさせる姿形がかっこいいです)。

スズメガの仲間は非常に高速で飛ぶカッコいい蛾ですが、空中で静止するホバリングも得意とする、とても飛翔に長けている種族です。

多くのスズメガの仲間は夜行性なので、実際に飛んでいるところを見るのは難しいですが、ホウジャクの仲間とオオスカシバは昼間、明るい時間帯に姿を見せてくれるので、比較的容易にその高い能力を見せてもらうことが出来ます。

ちなみに、幼虫の食草はヘクソカズラだそうです。あの臭いに食欲がそそられるというのは面白いですね。

ヨスジノコメキリガの写真

真っ黒な芋虫がとある通路を歩いていました。

ヨスジノコメキリガの幼虫です。

食草は桜だそうです。

そして、ソメイヨシノの下を歩いていたということは、樹を降りて蛹になるための場所探しをしていたのでしょう。

成虫越冬種とのことなので、くだんの芋虫くんは3月の終わり頃から4月の初めに生まれた個体でしょう。ほぼひと月で卵から蛹になる、ということでしょうか。その後、10月に羽化して成虫になるということなので、半年ほどの期間を蛹の状態で過ごすことになります。

幼虫時代が1ヶ月ほど。短いように感じますが、短くはないのでしょう。若葉の頃の桜の葉っぱは柔らかくて食べやすく、しかも栄養満点でしょうから、そうなってしまう、あるいはそうなるためにこの時期の桜の葉を食べるのでしょう。

ちなみに、名前の四条と鋸目は成虫の羽の模様と形からきているようです。

ヒシバッタの写真

ヒシバッタの仲間がミモザの樹の下を歩いていました。

よく目立つ派手目の模様です。

ヒシバッタの仲間は背中の模様の変異が大きいことが特徴とされていますが、見た目の地味なものと派手なものが両方存在しているところが面白い種族です。

隠れるために目立たないようにする戦略、警告を発して脅す戦略、どちらも効果的であり、効果的でない、ということなのでしょう。

いずれにしても、外見の多様性に寛容な、もしかしたら他者を見た目で判断しない広やかな心を持つ種族なのかもしれませんね。

ヒバカリの写真

ヒバカリの子供がとある通路を歩いていました。

そもそも小型の蛇ですが、今回の個体は成体のトカゲより少し長いくらいのまだまだ子供の大きさでした。

ヒバカリの写真ヒバカリ

頭の後端にある白っぽい筋がトレードマークです。

無害なおとなしい蛇ですので、見つけてもいじめないであげてください。

 
ヤガタアリグモの写真

バックヤードのオニバス栽培用のバットの縁をヤガタアリグモが歩いていました。

於大公園にはアリグモの仲間は数種類いますが、オスの場合大顎の長さでおおよそ同定できます。

今回は、大顎が頭胸部の長さより短いので、ヤガタアリグモです。しかも、頭胸部の下側中央部、アリに見立てると頭部と胸部の間に当たる部分に白い毛が生えているのでヤガタアリグモで確定です。

ヤガタアリグモの写真ヤガタアリグモ

アリグモの仲間は一見するとアリなので、見つけた時にはたいてい二度見してしまいます。

アリとアリグモを見分ける簡単な方法は指を近づけてみることです。アリの場合、直接触れるまでほとんど何の反応も示しません。でも、アリグモの場合は近づけようとすると一瞬こちらを見て(体をこちらに向けて)次の瞬間ジャンプして逃げてしまいます。つまり、アリグモに逃げて欲しくなくて、もっとじっくり見たい場合には使えない方法ですね。

じっくり見たい場合は、他のハエトリグモと同様、なるべくゆっくりじっくり近づき、とにかく動かないようにしながら観察させてもらうことです。そうすれば、あの可愛いつぶらな瞳でこちらをじっと見つめてくれる瞬間が訪れるので対象がアリではなくアリグモであることがわかることでしょう。

 

2026-04-13

チュウキンレンの写真

チュウキンレンの花が再び開花していました。

チュウキンレンの写真昨年12月のチュウキンレンの花

チュウキンレンの写真今年4月のチュウキンレンの花

今回の偽茎は、昨年11月24日の開花を最後に花が咲かなくなっていました。おそらく寒さの影響でしょう。

しかし、4月10日時点で7回、苞(一見大きな黄色い花弁に見える部分)が開いていました。苞はほぼ1日に1枚開きますから、開花は4月に入って間もなく始まっていたでしょう(不覚にもうっかりしていて最初の開花を見逃しました)。

この花序の花は、昨年の8月17日に咲き始めました。11月24日からおよそ3ヶ月休んで、再び咲き始めたわけですが、チュウキンレンの花は300日つまり10ヶ月ほど咲き続けると言われています。ということは残り7ヶ月これから咲き続ける計算になります。

果たして、実際にそこまで咲いてくれるのでしょうか。

終わりの時は見逃さないようにしたいと思います。

 
カキドオシの写真

於大公園の一角でカキドオシの花が咲いていました。於大公園では所々にいます。

シソ科の草本で、そこら中いないところは無いと言っても良いくらいよく見かけるホトケノザと同じ仲間です。

茎の断面が四角だったり葉が対生だったり花の形が似ていたりしますが、カキドオシは生えているところが限定的です。

ところで、Wikipediaのカキドオシの記事に拠ると、民間療法では、尿道結石、胆石、利尿、消炎薬として利用されるそうです。

食用にもされるようですから、特に利用されることのないホトケノザとはこの点で違いを見せつけてくれているのかも知れません。

カキドオシの写真カキドオシの蕾

 
スモークツリーの写真

スモークツリーの若葉が出て来ています。

何とも言えない色と質感を備えていて、いつまでも見ていられます。

2026-04-08

ツルウメモドキの写真

芽吹き始めたツルウメモドキ。

踊っています。

ハンカチノキの写真

芽吹き始めたハンカチノキ。

赤紫の芽鱗の中から出てくる新葉は、ギンギンの銀色です。

ハンカチノキの写真ハンカチノキの芽吹き

このギンギンの新葉、芽鱗の中では思いっきりツイストしている様です。

 

2026-04-05

ヤモリの写真

バーベキュー場にいるケヤキの名札を止めている紐がパツパツに伸びて樹を締め付けていたので外したら、名札の下に冬眠中のヤモリがいました。

ヤモリの写真ヤモリ

左の写真を撮って、もう1枚撮ろうとしたら、パッと飛び降りて地表を走って逃げようとしました。ただ、急に起こされてまだ体が思い通りに動かないのか、ちょっと走ったところで止まってしまいました。

突然叩き起こすような真似をして申し訳なかったのですが、右の写真はそれからゆっくり撮らせてもらったものです。

ところで、右と左の写真を比べると黒い縞模様の濃さが違います。お休み中は模様がありませんでしたが、飛び降りてから黒い筋が現れました。保護色にはなっていないように見えますが、もしかして、眠りを邪魔したことに対する怒りの表明だったりするのでしょうか。

 
キノコの写真
キノコの写真

ウスバシハイタケとスエヒロタケでしょうか、プレーパークの枯れたアベマキの幹にとっても綺麗に並んでいました。

左の写真は上から見たもので、右の写真は下から見たものです。

これほどの美しさは、久しぶりに見た気がします。感動しました。

ゼンマイの写真

ゼンマイの小羽片の写真ゼンマイの小羽片

以前胞子葉を紹介したゼンマイが栄養葉を展開し始めました。

胞子葉のような粒々が無いので、あのそこはかとない不気味さが有りません。

でも、葉の小羽片を拡大してみると、模様と質感が独特で異界の存在を思わせるものが無くも無いように思うのですが如何でしょう。

 
クロバナロウバイの写真

クロバナロウバイの花が咲き始めました。

花の色は黒色では有りませんがあまり見ない独特の濃い色味が面白い種族です。

肉厚で微毛が生えている花びらの質感も、その色味と相まってちょっと美味しそうに見えてしまうのですが如何でしょう。

でも、毒があるようなので実際に食べてみたりはしませんが。

アオオビハエトリの写真

オスのアオオビハエトリが、薬草園のシナミザクラの幹を登り降りしているテラニシシリアゲアリの行列を見つめていました。

そして、第1脚を頭上高く挙げるあのポーズをとっていました。

とってもユーモラスで、一見してすぐに彼らだと分かる独特の行動ですが、一体何のためなのか、動機が気になるところです。

シラホシコゲチャハエトリの写真

シラホシコゲチャハエトリの写真シラホシコゲチャハエトリ

薬草園では歩き回るオスのシラホシコゲチャハエトリも見かけました。

コゲチャハエトリの仲間はみなさん見た目が似ていて区別が難しいですが、シラホシコゲチャハエトリのオスは模様がユニークなので一目でわかります。

シラホシコゲチャハエトリの写真シラホシコゲチャハエトリ

ところで、すぐ隣にノミバッタが来ましたが、全く無視していました。有能なハンターであるハエトリグモの彼が、一見獲物になりそうな相手に見向きもしないということがあるのですね。

まさか、カメラを向けていた私に関心が向いていてノミバッタを見落としていた、などと言う事はないでしょうね。

 

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