絶滅危惧種「オニバス」の保護活動について(令和4年)

更新日:2023年09月22日

未来へ残そう!飛山池のオニバス

日本産オニバスは、「レッドデータブックあいち2015」で絶滅危惧1.A類(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)、国のレッドデータブックでも絶滅危惧2.類(絶滅の危険が増大している種)とランク付けされるなど、愛知県だけでなく全国的に自生地が激減し絶滅が危惧されています。


愛知県では、以前は各地で野生種と栽培種の生存が確認されていましたが、近年では減少しています。東浦町では於大公園による保全活動の成果もあり、2014年に飛山池でオニバスの生育を確認しました。

2012年にはオニバスの生息記録が残る名古屋城の外堀で生育が確認されるなど、愛知県内では少しずつではありますが回復に向かっています。今後も東浦町は、於大公園内での生息域外保全や小学校等との連携により、オニバスの保全活動を進めていきます。

オニバス池は於大公園沿道北方面に位置し、370平方メートル、外周75.6メートルの池です。

令和4年のオニバス

令和4年12月21日

オニバス池

オニバス池の写真

オニバス池のポットの土を全て出し終わりました。

昨年は12月の中旬前に完了していましたが、今年はなんとか年内に片を付けることができた感じです。

令和4年12月17日

オニバス池

オニバスの根の残骸の写真

オニバスの残骸の地上部を取り除いて土を半分掘ってみました。

地下の様子が垣間見えるようです。縦に伸びる黒い筋は根の残骸でしょう。たくさんありますが、株の中心部の根はすべてほぼ真っ直ぐ下に伸びているようです。

オニバスの根の残骸の写真株の周辺部の根の様子はうまく確認できませんでしたが、オニバスの植っていたポットの壁面には水平方向に走る黒い筋がたくさん張り付いていました。これは、株の周辺部の根が水平方向に伸びて、ポットの壁面に当たった後壁面に沿ってさらに水平方向に伸びて行っていることを示しているのではないでしょうか。下方に向かう傾向はほとんどないように見えるのが不思議な気がしますが、いかがでしょう。

 

令和4年12月16日

オニバス池の外

オニバスの写真

11月24日の記事で紹介したSoroくんの葉芽の色が黒っぽくなってきました。

あれから全く生長する様子が見られませんでしたが、ついに終わりを迎えるのでしょうか。

バックヤード

オニバスの写真

バックヤードに保管してある種子が発芽していました。

10月5日の記事で紹介してから久しぶりですが、今回は、2個です。一つは左の写真のように第4葉が出始めています。

オニバスの写真もう一つは、右の写真のように第2葉がやっと出てきたところです。

種子の保管場所の最低水温はまだ10℃以上ありますが最高水温は15℃を下回っています。水温が上がらないと生きていくのが難しいはずですが、もしかして、水温が10℃以上あるとついポツポツと芽を出してしまうのでしょうか。

 

令和4年11月24日

オニバス池の外

オニバスの写真

11月15日の記事で紹介したLotoくんの横の自然生えの新しい葉が何者かによって切り取られていました。何か突然の事故で今年のオニバスが終わってしまったような。

でも、よく見ると根元に何かあります。もしかしたら新しい葉芽かも。

オニバスの写真

loto君の悲劇に落胆しながら、ふと横を見ると、soroくんが新しい葉芽を出していました。

何故、まだ新しい葉が出てくるのかわかりませんが、もうしばらく彼らの動向に注目していきたいと思います。

令和4年11月15日

オニバス池の外

オニバスの写真

11月3日の記事で紹介したLotoくんの横の自然生えの葉が傷み始めました。

オニバスの写真でも、新しい葉が出てきています。

小さな淡い緑の葉っぱがとても可愛いです。

 

令和4年11月3日

バックヤード

オニバスの写真

Twoくんのまだ2つ残っていた果実のうちの1つが、10月29日に割れて種子を6個放出していました。

オニバスの写真そして、本日11月3日に2つ目の果実が割れて種子を1つだけ放出しました。

葉も枯れ果実も全て炸裂して、Twoくんは永久の眠りについたようです。

 

オニバス池の外

オニバスの写真

10月5日の記事で花が咲いたことを紹介したlotoくんの横の自然生えの株の果実が種子を作ることなく枯れました(写真の中央に写っている黒いものが枯れた果実です)。やはり、咲いた時期が遅すぎたのでしょう。

でも、10月25日の記事で紹介した葉はまだ緑色を保ってしっかりと開いています。

他の株たちの葉は全て枯れ落ちてしまった今、この葉は、今年の於大公園のオニバスたちにとって最後の一葉です。

令和4年10月27日

オニバス池

オニバスの種子の写真

オニバス池のポットの中、すっかり乾いたオニバスたち、種子をいっぱい残していました。

生きているのか死んでしまったのか、見た目の様子ではわかりませんが、新たな場所の開拓者として中池に移ってもらいました。

バックヤード

オニバスの写真

今シーズンずっとバックヤードで暮らしていた二郎くんの今の様子です。

夏の間活躍した葉は全て落ちてきれいな脱落痕が往時を忍ばせていますが、その際から新たな根が出てきています。よく見ると小さな小さな可愛らしい葉っぱも形成されつつあるようです。

バックヤードには二郎くんの他にも八郎くん、Oneくん、Twoくんもいますが、皆さん同じような状態です。

まだまだ終わる気はないようですが、この後寒さがきつくなればいずれ活動を停止するのでしょう。それまで見守っていきたいと思っています。

令和4年10月26日

オニバス池

オニバス池の写真

10月22日、オニバス池の水は完全に無くなりました。

でも、まだ湿っていて歩くとムニュムニュしています。

オニバス池の外

オニバスの写真

10月5日の記事で花が咲いたことを紹介したlotoくんの横の自然生えの株が、新しい葉っぱを出していました。

スタートが遅かったからまだまだ元気なのでしょうか。

5日に咲いた花は今、土に半分埋まった状態です(写真の右寄り黒い塊の上に写っています)。ちなみに、黒い塊はlotoくんの残骸です。そして、5日に一緒に花を咲かせていたsotoくんは枯れてlotoくん同様の姿になっています。

令和4年10月14日

オニバス池

オニバスの写真

オニバスも葉柄の基部に離層があります。

写真は七郎くんの残骸ですが、下の方に葉柄が取れた跡の穴の開いた丸い部分が見えます。普通の切断面のように見えますが、誰かが切断してできたものではなく、適当に葉が萎れた時点でオニバス自身が切り離してできたものです。上の方は葉を分離する前に乾いてしまったのでしょうか、まだ枯れた葉柄が残っています。その部分も、葉柄自体は枯れて細くなっていますが、基部は生前の太さを保っています。

バックヤードと池の外

オニバスの写真

バックヤードのTwoくんの果実が割れて種子が出ていました。

たった3個でしたが、サイズ的には充分大きなものでした。まだ、果実が残っていますが、このあと種子は放出されるのでしょうか。

オニバスの写真

オニバス池のバットにいるLoteくんも種子を放出していました(写真の右端に割れた果実の残骸が写っています)。

こちらは4個でした。そして、サイズ的には小振りでした。

令和4年10月11日

オニバス池

オニバスの写真

三郎くんの残骸です。

オニバスは普通水中にいる生き物なので、枯れると比較的早く溶けて消えてしまいます。でも、ここオニバス池では水上に出てしまうので枯れた植物体がいつまでも残っています。そして、ゴルゴーンの頭のような奇怪な見た目になります。

池の水が完全に抜けて少し乾いたら埋葬してあげようと思っています。

令和4年10月5日

オニバス池

オニバスの花の写真

オニバス池の東屋の前のバットで暮らすlotoくんと同じポットに自然生えの小さなオニバスがいました。

そして、花を咲かせていました。

小さな小さな花です。

こんな小さな花から種子ができるのでしょうか、しかも今頃から。気になるところです。

オニバスの花の写真

sotoくんにも小さな花が咲いていました。

こちらの行末も見守っていきたいと思います。

バックヤード

オニバス発芽種子の写真

バックヤードで保管しているオニバスが発芽していました。

しかもすでに、4枚目の浮葉が出ています。ここ東浦町ではこれから寒くなりますからこの株は生き残れませんが、年間を通して暖かい地域なら一年中発芽しているのかもしれませんね。

令和4年10月1日

オニバス池

オニバスの写真

今シーズンのオニバスは終了です。オニバスもほぼ枯れてしまいましたし、水の供給も止まりました。また来年の春、お会いしましょう。

熱帯スイレンの写真

水の供給が止まるので、9月28日から30日までの3日間でオニバス池の熱帯スイレンを一部バックヤードに退避させました。こちらも無事に冬を越せたら、また来年お会いしましょう。

オニバスの果実の写真

飛山池に持っていくための果実を採取した際に、果皮を割いて中を見てみました。種子は果実の中では白い壁で仕切られていました。

成熟した種子の左に未熟な小さな種子がありますがこの二つは仕切られていないようですから、一つ一つが完全に仕切られているわけではないようです。

柔らかく弾力性のある仮種皮に包まれた種子は、ふかふかのさらに柔らかそうな白い壁に包まれて大事に育てられているように見えます。きっと極上の居心地なのでしょうね。

令和4年9月24日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した9月17日から7日経ちましたので測定しました。新しい葉が出てこなくなったので今回で葉の大きさの計測を最後とします。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 27 30 40 27 26.5 31 31 33
オニバス葉の大きさの推移のグラフ

オニバスはその一生の間、新しく生成する葉の大きさを次々変化させる種族です。

初めは数センチメートルだった葉が新しい葉を出すごとに大きくなり、やがて大きいものでは百数十センチメートルもの大きさになります。そうしてピークを迎えたその後は、出す葉ごとに小さくなっていって、最後はゼンマイが切れたオモチャのように動きが止まってやがて枯れていきます。

一緒にオニバス池にいる同じスイレン科の熱帯スイレンは、そこまで葉の大きさにこだわりがないようで、ある程度の大きさになったらそれ以降の葉は皆ほぼ同じ大きさです。

なぜそうするのかは解りませんが、それぞれの生き方には何かそうせざるを得ない理由があるのでしょう。

オニバスの果実の写真

四郎くんの果実の果柄が3本合着しているようです。

ケルベロスの頭みたいですね。

オニバスの写真

オニバスの種子の写真9月22日に自然生えの株の種子が割れていました。

9月17日に葉の大きさを紹介した株とその近くの別の株の2株から37個の種子が回収できました(既に拡散していたので、全個は回収できていないかもしれません)。

2つとも閉鎖花からできた果実でしたが、株そのものが小ぶりで果実も小ぶりだったので数は多くありませんでした。でも、種子の大きさは十分立派なものでした。

 

令和4年9月21日

オニバス池

オニバスの写真

写真は三郎くんの中心部を写したものです。

新しい花芽はあるやなしや、といった感じです。葉も枯れたものがほとんどで、新しいものは出てこなくなりました。

あとは果実がどれだけ成熟するかです。

 

令和4年9月17日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した9月10日から7日経ちました。これまでより間隔が短いですが再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 36 44 63.5 37 53.5 36 30 33.5
オニバス葉の大きさの推移のグラフ

3人部屋の七郎くんたちは登ってきた時と同じようなペースで降りているようですが、1人部屋の面々が急激にサイズダウンしてきました。

終わりの時が来てしまったからでしょうか。

オニバスの写真

因みに、先日開放花を咲かせた自然生えの株の葉の径は55センチメートルありました。

四郎くんよりは小さいですが、他の温室生まれのメンバーより大きいです。その上、綺麗な新しい葉も、花芽(閉鎖花が多いですが)もまだ出てきています。

ここに至って野生児たちの「もう終わり」ではなく「まだ終わらない」感が頼もしいです。

オニバスの種子の写真

オニバスの写真一郎くんのとある果実に網をかけて種子が彷徨い出てしまわないようにしてありました。本日果実が割れていたので網ごと回収して数を数えました。55個入っていました。まずまずの数値でしょうか。

この果実は、8月19日に咲いた開放花が結実したものです。開花から種子の放出まで29日。9月14日に炸裂した三郎くんの果実も開花から29日目の放出です。どちらも29日目というのが暗号めいていて面白い一致ですね。

ちなみに、一郎くんの蕾が見えたのが8月12日ですからそこから数えると36日目、三郎くんの蕾が見えたのが8月11日ですからそこから数えると34日目、ということになります。

オニバスの棘の写真

その一郎くんの果実に生えていたトゲです。

容易に溶けていく果皮とは異なる作り方がなされているようです。褐色の先端部はかなり硬く容易に皮膚を貫通しますが、緑色の根部は少し柔らかく容易に曲げられます。

令和4年9月16日

オニバス池

オニバスの写真

オニバスの種子の写真フローターくんの2つ目の果実が炸裂していました。今回は8個入っていました。

フローターくんはまだ、熟した果実を一つと開花後間もないものを2つ残しています。フローターくんの寿命が尽きるのが先か、果実の成熟が先か、見守っていきたいと思います。

 
オニバスの種子の写真

六郎くんの果実が4つ一度に炸裂していました。

種子は全部で148個ありました。平均すると果実1つあたり37個の種子を抱えていたことになります。9月14日の記事で紹介した三郎くんの場合と同じくらいでした。

令和4年9月14日

オニバス池

オニバスの写真

自然生えの株が開放花を咲かせていました。開放花を咲かせたのは自然生えの仲間としてはフローターくんに次いで2株目です。

これまで、閉鎖花ばかりだった自然生えの仲間たちにも、花びらの季節が訪れたということでしょうか。しばらくの間、この株も含めた自然生えの仲間たちの動向を注視したいと思います。

ちなみに花が開いた時点での水深は40センチメートルでした。

オニバスの種子の写真

三郎くんの果実が目の前で炸裂しました。

急いで回収して種子の数を数えてみたところ、40個ありました。

この果実は、8月16日に咲いた開放花が結実したものです。開放花はほとんど結実しないとの説がありますが、ここ東浦町ではそうでもないかも。

「オニバスに触ってみよう!」その後3
オニバスの種子の写真

フローターくんの果実が炸裂していました。

タネは5個入っていました。全体に小ぶりな体に小ぶりな果実で小ぶりな種子でした。

もうじき割れそうな果実があと2つありますが、植物体自体は新しい葉も出てこないし既にある葉もどんどん枯れてきています。もうそれほど長く生きられないように見えますが、なんとか今ある種子だけでも放出してほしいところです。

令和4年9月10日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した9月1日から9日経ちましたので再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 85 99 118 82 105 43 53 53
オニバス葉の大きさの推移のグラフ

四郎くん1人まだ若干勢いがありますが、他は皆さん縮小しています。

オニバスの写真

9月8日の様子

オニバスの写真

9月11日の様子

五郎くんの9月8日と11日の様子です。葉っぱの数と大きさが3日経ってもほとんど変わっていません。

今年はもう終わりそうですね。昨年と比べて2週間ほど早いような。

「オニバスに触ってみよう!」その後2
オニバスの写真

9月8日の様子

オニバスの写真

9月9日の様子

オニバスの写真

9月10日の様子

9月3日のイベントの後浮かべておいたフローターオニバスくんが花を咲かせました。開放花でした。

フローターくんと同じように池の底に根を張って生えている自然生えの株が数株いますが、皆さん開放花を一つも出していません。でも、閉鎖花はいくつか持っています。

一方で、一郎くんと三郎くんは閉鎖花を一つも出していません。6月25日から毎日のように咲かせているのは全て開放花です(おそらく、四郎、五郎、六郎と、もしかしたら七郎、九郎、十郎も)。

一郎くん、三郎くんは水深のとても浅いところにいます。一方の自然生えくんたちは50センチメートル程度の水深に株の中心部がいます。そして、フローターくんは深いところから浅いところに移ったら花びらを見せてきました。

開放花になるか閉鎖花になるかは、開花する時の水深が関係しているのかもしれませんね。

令和4年9月8日

オニバス池

オニバスの写真

9月8日時点の一郎くんの様子です。

古い葉の縁が褐変し始めています。新しい葉もなかなか大きくなりません。生長が止まり始めているように見えます。昨年の今頃はどの株もまだ新しい葉が次々出ていました(例えば昨年の小太郎くんの様子を見てみてください)。何があったのでしょうか。

オニバスの花の写真

9月8日時点の一郎くんの花の様子です。

9月1日の花の様子と比べると、花の数は同じくらいですが花が少し小振りになってきたような。

オニバスの写真

9月8日時点の四郎くんの様子です。

こちらは葉っぱもあまり傷んでおらず、まだまだ元気よく生育しているように見えます。何が起きているのでしょうか。

「オニバスに触ってみよう!」その後
オニバスの果実の写真

9月3日のイベントで展示した果実です。

写真ではわかりにくいですが、十分大きくなった中の種子に押されてちょっとモコモコしています。そして、写真には写っていませんが、付け根の辺りに赤みがさしています。いつ割れてもおかしくない状態です。

オニバスの種子の写真

前日の4日の朝はまだ破れていませんでしたが、5日の朝には果実が炸裂して中身が出ていました。かなり泡立っているので、4日の午後に割れたのかもしれません。

オニバスの種子の写真

種子の数は66個でした。

数えたのが果実が炸裂してから2日後だったので、仮種皮の中身がほぼ溶けています。ちなみに、こういう風に溶かすと物凄い匂いがします。

オニバス全草の写真

9月3日のイベントで展示したオニバスの全草です。

自然生えの株を根こそぎ抜いてきたもので、根、茎、葉、新葉、蕾もしくは閉鎖花、果実などオニバスのすべての器官が揃っています。

オニバスの全体を見る機会というのはなかなかないように思ったので展示しました。特に根っこはこんな機会でもなければ絶対見ることができないのではないでしょうか。ちなみに、「うどんみたい」とのご意見を賜りました。

オニバス全草の写真

イベントの後植物体をオニバス池に浮かべておいたところ、2日後の9月5日の時点ではまだ元気そうです。

ちなみにオニバスも他の草本と同様植物体は水に浮きます。そして、根っこでしっかり大地を掴んでいないとまともに生育しません。

オニバス全草の写真

さらに2日後の9月7日には新しい葉が展開していました。

蕾もしくは閉鎖花も立ち上がっていて元気そうです。

根っこが浮いてしまっているこの状態のままでどこまで生育できるのか見守っていきたいと思います。

令和4年9月3日

オニバス池

イベントの様子を写した写真

9月3日、オニバス池で「絶滅危惧種オニバスを触ってみよう!」というイベントを開催しました。

オニバスの葉、花、果実、果実から放出されたばかりの仮種皮に包まれた種子、仮種皮を除去した種子、根を含む完全な植物体を展示して来場してくださった皆さんに見て触ってもらいました。おまけで飾った熱帯スイレンの花も見ていただき、ついでに香りも楽しんでいただきました。

朝方の激しい雨で開催が危ぶまれる中、多くの方に来ていただきいろいろなお話も伺えてこちらも勉強させていただきましたこと深謝いたします。

令和4年9月1日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した8月23日から9日経ちましたので再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 110 122 124 117 117 76 72 59
オニバス生育曲線のグラフ

株によってはっきりと、あるいはゆっくりと縮小が始まったようです。

前回ついにトップに躍り出た四郎くん、今回も一番をキープしています。が、葉のサイズアップは止まったようです。

Pot No.6の面々は、前回大きく縮みましたが、今回縮み幅が縮んだようにも見えますがどうなんでしょうか。

オニバス株の中心部の写真

9月1日の一郎くんの花の様子です。

8月23日の一郎くんと比べると、花数はそれほど変わりませんが、中心に控える蕾の数が段違いに増えてきています。そして、これまで咲かせた花たちが果実となって周りにいっぱい沈んでいます。

ところで、写真の下の方左寄りに写っているまだ小さい果実にヤゴの抜け殻がついています。このヤゴは8月27日の朝、開花と同時に羽化したトンボのものです。

カブトムシやクワガタムシはもうすっかり見なくなり、セミもツクツクボウシが主役になってきましたが、トンボたちはまだまだシーズンを終える気は無いということでしょうか。

令和4年8月30日

オニバス池

オニバスの花の写真

オニバスの花を上から見てみました。

写真は三郎くんです。花が3輪と蕾が5つ見えています。そして、真ん中に今年生まれのトノサマガエルが1匹。

蛙は置いておくとして、蕾の数が花の数を上回っています。なんだか、花を咲かす気満々に見えてしまいますが、この後どうなりますことやら。

オニバスの花の写真

写真は五郎くんの花のアップです。

4枚のトゲトゲの萼に囲まれて、つけ根が白い紫色の花弁が7、8枚単位で3重に重なり合って並んでいます。中心部には黄色い蕊がたくさん並んで、無色透明な液体が溜まっています。

オニバスとスイレンの花の写真

写真は四郎くんの花と熱帯スイレンの花を上から見たところです。

色味や大きさが違うので一見して違う種の花だと分かりますが、よくみると基本的な構造は同じです。どちらもスイレン科の仲間だということが、そこはかとなく伝わってきますね。

令和4年8月28日

オニバス池

オニバスとスイレンの花の写真

今年の四郎くんも熱帯スイレンと同居しています。

両種の花が並んで咲いていますが、この光景、実はなかなか見られないかもしれません。そもそも、オニバスの花を見る機会が極端に少ない上、熱帯スイレンと一緒に生育している状況はさらに無いからです。ただ、珍しいという以外特段面白味がないところがもの寂しいですね。

令和4年8月26日

オニバス池

オニバスの花の写真

三郎くんの花の様子です。

今日咲いている花は2輪ですが、蕾が3個あります。そして、周りには果実が並んでおり種子も漂っています。

着花と種子散布が同時進行しています。その上、新しい葉も次々出しています。ただじっと水面に葉を浮かべているだけのように見えますが、実はなかなかの忙しさなのかも。

令和4年8月23日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した8月13日から10日経ちましたので再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 118 124 126 122 126 83.5 70 83
オニバス葉の大きさの推移のグラフ

全体に生長が止まってきた様子です。

四郎くんはまだ拡大していますが、六郎、三郎、一郎くんは拡大が止まったように見えます。

前回まで生長著しかった五郎くんは縮小が始まり、6番のポットの3株は著しく縮小してきています。

オニバスの写真

左の写真は、現在のポットNo.6の様子です。

枯れていない葉っぱの大きさは7月16日頃と同じくらいです。葉と葉の隙間も同じくらい開けてきました。7月26日頃のような混み混み感が無くなって、株の中心部が見やすくなってきています。

さて、ポットNo.6の面々はこの後さらに葉のサイズを縮めてくるのでしょうか。それともこの辺りのサイズに落ち着いて最後までいくのでしょうか。あるいは再び拡大に転じたりすることはあるのでしょうか。今後の展開が気になるところです。

ちなみに、花に関しては一郎くんたちよりもちょっと小振りなものを同じようなペースで咲かせています。

オニバスの花の写真

その一郎くんの8月23日の花の様子です。

ちょっと前から、一時に咲く花の数が増えてきているようです。以前は、1輪か2輪でしたが、このところ3輪から4輪同時に咲かせることがあります。いよいよ本格的な花のシーズンに向かって加速開始でしょうか。

ちなみに、昨年も今頃から花数が増え始めて、9月の半ば頃ピークを迎えていました。今年も似たような経過を辿るのでしょうか、気になるところですのでしっかり観察していきましょう。

令和4年8月18日

オニバス池

オニバスの写真

8月14日の朝、九郎くんの葉が1枚ひっくり返っていました。

前の晩に強い風が吹いたのでしょう。そして、7月28日の記事で紹介したように、すでに縁が立ち上がり始めています。

5日たった今日、まだそれほど痛んだ様子もなく裏返っています。三郎くんの時とは少し違うようですが、この後の展開を見守りたいと思っています。

令和4年8月13日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した8月4日から9日経ちましたので再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 120 123 121 130 126 103 113 105.5
オニバス葉の生育グラフ
オニバスの写真

全体に生長が鈍化している中、四郎くんの拡大幅が7センチメートルで今回もトップでした。他の面々のほとんどは2から3センチメートルの拡大でした。前回計測時から縮小し始めた十郎くんに続いて七郎くんも縮小し始めました。

左の写真は、発芽当初から6月くらいまでは調子が良かったけれどその後伸び悩んでいる一郎くんの今の様子です。他と比べてはっきり小さいわけではありませんが、一番大きくはないのがわかるほどには小さいです。

オニバスの花の写真

葉の拡大競争では今一つの一郎くんですが、花付きの良さはもしかすると一番かもしれません。

6月24日に開花して以来毎日開放花を咲かせています。しかも大きくて立派な花です(オニバスとしては大きいという意味で、近くの熱帯スイレンの花に比べるとはるかに小さいですが)。

ところで、まだ閉鎖花の姿を見ませんが、この後出てきてくれるのでしょうか。

オニバス葉の写真

一郎くんから六郎くんまでは、葉っぱがあまり古くなる前に切り取って新しい葉のための場所作りをしています。そうした方が大きな葉ができるという説を検証するためです(七郎、九郎、十郎くんたちには手出しをしないことにしていますので葉かきなどは行いません)。

その切り取った葉を陸上に上げて1日置いておいたところ、表側の緑色がほとんど消えて怪しい光沢のある紫色になっていました。写真は折りたたんだ状態の葉を写したものですが、上の部分が表側で下の方の白い葉脈がある部分が裏側です。色と質感の違いが面白い絵柄になっていると思います。

通常はこうならずに、表側は緑色のままカサカサに枯れていきます。今回のようになったは、台風8号の影響で時々雨に当たって水分が適度に保たれてしまったからでしょうか。

いずれにしても、普段見ない面白い色合いになっていたのでご紹介しました。

令和4年8月11日

オニバス池

オニバスの写真

Soreくんの今の様子です(左の若葉と右の果実の間にちょこんと花芽が見えています)。

これまで、ほとんど話題にしてきませんでしたが、七郎くんたちのポットにはSoreくんも植わっています。七郎くん、九郎くん、十郎くんがさっさと大きくなってしまって、その真ん中にいるSoreくんは常に誰かの葉に覆われているので、なかなか大きくなりません。

そんなSoreくんですが、久しぶりに天井が開いて姿を見せてくれたと思ったらいつの間にか花芽がついていました。

バックヤード

オニバスの種子の写真

Twoくんが種子を放出していました。数は6個です。

オニバスの種子の写真

八郎くんも種子を放出していました。数は8個です。

植物体はTwoより小さいですが、果実は八郎の方が大きかったです。

中池

中池の写真

中池のオニバスが完全に消失しました。

7月28日の記事で葉がかなり齧られているけれど花芽があると書きましたが、花が咲くことも実を結ぶこともなく消えてしまいました。今年も、中池ではオニバスは生息できませんでした。

令和4年8月5日

オニバス池

スイレンとオニバスの花の写真

熱帯スイレン3種類とオニバスの花を切って、オニバス池の東屋のテーブルの上に飾ってみました。

2日ほどしか持ちませんので、この記事が出た頃には萎れて無くなっていると思いますが、これから時々置いてみようと思っています。

普段間近にスイレンの花を見る機会は案外無いように思いますので、もし見つけたらご覧になってみてください(香りもしますのでお試しください)。

令和4年8月4日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した7月26日から9日経ちましたので再び測ってみました。

結果は下の表の通りです。これまでの推移のグラフも載せました。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 117 121.5 114 127.5 125.5 110 112.5 108

 

オニバス葉の大きさの推移のグラフ

オニバスの写真

十郎くん、九郎くん、七郎くんたち3人の失速が止まりません。十郎くんに至っては縮み始めています。

他の株たちも10センチメートルとちょっとくらいしか伸びていません。拡大競争はそろそろ終わりでしょうか。

そんな中、出遅れていた四郎くんは21センチメートル大きくなって、きっちり帳尻を合わせてきた様です。この後の展開がどうなるのか楽しみです。

ところで左の写真は、前回あたりから伸びてきて現在2位、一番絶好調な六郎くんの今の様子です。

オニバスの未熟種子の写真

Sotoくんの果実が炸裂していました。

ただし、種子ではなく、種子の元のような組織が浮かんでいただけでした。まだ、果実自体とても小さいので、致し方なしということでしょう。

ちなみに、この種子の赤ちゃんみたいなものはもっと大きな普通の果実の中にも含まれています。

令和4年7月28日

オニバス池

オニバスの写真

7月23日、三郎くんの葉っぱが1枚、風に煽られて裏返ってしまいました。

どうなるのか見てみようと思いそのままにしておいたら、5日経った今日28日にはボロボロになっていました。裏返っていない普通の葉に比べて枯れるのが早いようです。

オニバスの葉は裏返ってしまうとその大きさが仇になって自分で戻ることはできません。でも、裏返ったままでは困るようで、なんとかして表側を上にしようと努力を始めます。

先ず、葉の縁が反り上がって表になろうとしますが、裏返るところまではいきません(せいぜい垂直に立ってパラグアイオニバスの葉のように縁が立ち上がった状態になるくらいです)。

それと同時並行で進行するのが、葉の裏側の色の変化です。通常裏側は濃い紫色をしていますが、裏返ると翌日にははっきりとわかるくらい紫色が抜けていきます。そうやって、少しでも多くの光を表側の葉緑体を持つ組織に送ろうとしているかのようです。

しかし、結局のところ葉としての機能をほとんど回復できないのでしょう、4日目くらいから葉が枯れ始めます。最終手段として、古くなった葉が枯れて落ちるように機能不全の葉も切り離すことになるようです。

この後の三郎くんの生長に影響があるやなしや。見守っていきたいと思います。

中池

オニバスの写真

7月14日の記事で、中池のオニバスたちがアメリカザリガニの攻撃を受けるようになった旨書きましたが、あれからさらに厳しい状態になっています。

新しい葉芽はもう見られません。かろうじて残っている葉もかなり損傷しています。

そんな状態でも、花芽が出始めています。

令和4年7月27日

オニバス池

オニバスの花の写真

このところ、オニバスの花は咲いていますか、というお問合せをよくいただきます。

ということで、今のオニバス池のオニバスの花の様子をご紹介します。

この時期は、写真のように花びらのある開放花が一つか二つ咲いている状態です。この後8月に入ると花びらの無い閉鎖花がいっぱい出てきて開放花はほとんど見られなくなります。そして、9月に入る頃から再び開放花が咲き出しますが、今度は花の数が一時に5から10輪ほど咲くようになります。

ところで、時々花を見て「あれ?」という反応をされる方がいらっしゃいます。

葉の大きさに対して花が小さいのでちょっと意表を突かれたような感じがするようです。

でも、これこそがオニバス、ということなのだと思います。

オニバスの種子の写真

七郎くんの中心部近くに種子と果実の一部が浮いていました。

仮種皮が白く濁り始めていますので、昨日以前に放出されたものと思います。

7月22日の記事で、二郎くんが種子を放出している旨をお知らせしましたが、オニバス池の面々も始めたようです。

ちなみに、昨年は8月19日に最初の種子の放出を確認しています。これが最初の放出かどうかわからないので単純に比較はできませんが、それにしても今年は早いように思います。

令和4年7月26日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した7月16日から10日経ちましたので再び測ってみました。四郎くん以外皆さん1メートルを超えました。全員の数値は下の表の通りです。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 112 109 93 117 113 107 110 110.5

前回まで絶好調だった十郎くん、九郎くん、七郎くんの3人が失速してきています。ポットの中では根と根が、水面では葉と葉が鬩ぎ合ってきているので大きくなるのが難しくなってきたのかもしれません。

代わりに、前回も調子の良かった五郎くんが他を引き離しにかかっているようです。そして、その後を六郎くんと一郎くんがしっかり追っています。

オニバスの写真

写真は、現在1位の五郎くんの今の様子を写したものです。

実際に見ていただくと大きさを実感できると思います。御用とお急ぎ出ない方は、ぜひ、会いにきてやってください。

オニバスの写真

こちらの写真は、十郎くんたちのいるポットNo.6の中心部の様子です。

前回7月16日に紹介した写真と比べると、葉の数も増え間隔も小さくなってきています。十郎くんの中心部では、葉っぱ同士が押し合いへし合いして持ち上がってしまっています。この先どうなるのか、ちょっと恐いような気もしますが、このまま見守っていきたいと思っています。

令和4年7月22日

バックヤード

オニバスの写真

バックヤードの面々やSotoくんたちはほとんど大きくなっている様子がありませんが、Twoくんだけがやたらと大きくなってきています(写真の中の右半分がTwo、左はOne)。

ということで大きさを測って見ました。結果は下の表の通りです。

name 二郎 八郎 One Two Soto Soro Loto
Φ(センチメートル) 18 13.5 20 28 19.5 11.5 10

前回、7月7日に葉の大きさを測ってから15日経ちましたがみなさんほとんど変わっていません。むしろ、若干縮んだかもしれないくらいです。オニバス池の面々とは様子が違います。そんな中でTwoくんだけは17センチメートルも大きくなっていました。

オニバスの花の写真

左の写真はTwoくんの花の写真です。

Twoくんといえばタネの時点で未熟な感じだったうえにOneくん共々何度もカラスに鉢をひっくり返されたりして受難の幼少期を過ごしてきましたが、今ではバックヤードで一番の体躯を誇っています。

そのTwoくんがついに花を咲かせてくれました。感無量です。

ちなみに、Oneくんは既に一つ花を咲かせ終わっており、今は二つ目の花芽が大きくなってきているところです。大きさではTwoに抜かれてしまいましたが、成熟度では負けていません。

オニバスの種子の写真

二郎くんが種を放出していました。

オニバス池の面々は、まだ誰の果実も熟していません。そもそもこの時期に熟した果実は見たことありません。

そんななか、7個も。

二郎くん、どうしてしまったのでしょう。

令和4年7月16日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した7月7日から9日経ちましたので再び測ってみました。今回ついに1メートルを超えてきました。全員の数値は下の表の通りです。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 97 91.5 81 99 91 101 98 108

今回も皆さん概ね20センチメートル前後大きくなっています。五郎くんが1人27センチメートルという大きな伸びを見せてくれました。その一方で四郎くんは13センチメートルしか伸びず、心配になってしまいます。前の2枚の葉の食害による痛手が相当効いているのかもしれません。

オニバスの写真

左の写真は、ついに1メートルを超えてきた1位の十郎くんと2位の七郎くん、4位の九郎くんが同居しているPot No.6の様子を写したものです。

一つのポットに3株以上も入っているのに、1人でポットを占有している他のオニバスくんたちよりみなさん生長著しいのはどういう理由なのでしょう。

たまたま十郎くんたちの持っていた遺伝的特性の影響でしょうか。それとも、No.6のポットに何か秘密があるのでしょうか。あるいは、オニバスという植物はライバルとともにある方が伸びる種族なのでしょうか。

令和4年7月14日

オニバス池

オニバスの写真

オニバス池ポットNo.6の七郎、九郎、十郎がいよいよお互いの領域に本格的に進出を始めました。

写真の中の、中央右寄りの葉は十郎くんのもので七郎くんの上に乗り上げています。そして、中央下左寄りの新しい葉は七郎くんのもので九郎くんの葉に乗り上げ始めています。この先さらに激しく場所取り合戦が展開されることでしょう。

ところで、写真の中央右下あたりに泡が写っていますが、これはカエルの卵です。六郎くんのところにもあります。このところ、カエルになって出ていく個体が増えてオタマジャクシが減ってきていましたが、新たな勢力が投入されてしまいました。

オニバスの写真

オニバス池の外のバットのLotoくんが花芽を出していました。

全体に小ぶりなLotoくんですが、しっかり花を咲かせてくれています。

中池

オニバスの写真

中池のオニバスはどんどん数を減らして残り3株になりました(前回カメの食害を報告した6月22日にはまだ大小織り混ぜてたくさんの株が残っていました)。

写真はそのうちの1株です。カメに齧られた痕が痛々しいです。その上、一昨日の大雨で濁流に揉まれて泥だらけになってしまっています。

そして、このところ活動的になってきたアメリカザリガニの攻撃にどこまで耐えられるのか、見守っていきたいと思っています。

令和4年7月9日

オニバス池

オニバスの写真

6月14日の記事で、オニバス池の自然生えの葉柄がいつまでくるくる螺旋を描くのか気になっている旨書きましたが、トゲ葉の葉柄は真っ直ぐ伸びてくるくるしていませんでした。

葉っぱにトゲが出るようになると葉柄そのものも太く硬くなってトゲまで生えてくるので、くるくる出来ないのでしょうね。

水深がある程度深いと初期の葉だけ葉柄が捻れる理由が何なのか、出来得ることなら知りたいものです。

令和4年7月7日

オニバス池

前回葉の大きさを測定した6月28日から9日経ちましたので再び測ってみました。結果は下の表の通りです。

オニバスの写真

写真は十郎くんです。前回に引き続き今回も圧倒的な数値を叩き出してトップを維持しています。

十郎くんは1人32センチメートルという数値を出していますが、他は概ね25センチメートル前後の生長でした。ただ、一郎くんと六郎くんが20センチメートルくらいしか伸びていないのが気になるところです。四郎くんは20センチ以下でしたが、新葉を立て続けに2枚オタマジャクシに食べられてしまったので致し方ないところでしょう。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 76 71 68 72 69 78 78 89

バックヤード

今回は、バックヤードの二郎くんたちとオニバス池の外のバット内のSotoくんたちも葉の大きさを計測してみました。

オニバスの写真

写真は一番大きかったOneくんの今の姿です。

結果は下の表の通りです。一郎くんたちと比べるとびっくりするくらい小振りですが、形はしっかりオニバスしてます。

name 二郎 八郎 One Two Soto Soro Loto
Φ(センチメートル) 18 14 20 15 19 11 11
オニバスの花の写真

7月6日、小振りながらもSotoくんが花を咲かせました。

オニバスの花を間近に見るチャンスですので、ぜひご覧ください。

令和4年6月28日

オニバス池

オニバスの写真

前回葉の大きさを測定した6月18日から10日経ちましたが再び測ってみました。結果は下の表の通りです。

写真は十郎くんです。前回に引き続き、トップを維持しています。

みなさん20センチメートルほど大きくなっていました。特に、一郎、九郎、十郎はそれぞれ24,23,26センチメートルと、他に比べて一段と大きくなっていました。この先の生長が楽しみです。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 54 45 49.5 49 47.5 49.5 53 57
オニバスの写真

十郎くんの中心部を覆うようにして伸びてきた九郎くんの葉を十郎くんの花芽が突き破っています。

葉っぱ同士もかなり密集してきてそろそろ重なり合いそうな状態になってきています。

自分だけ日の光を浴びようとトゲだらけの葉で他者を押さえ込むという鬼の所業を見せる時が来たかもしれません。

オニバスの写真

四郎くんの若葉です。

葉肉が齧られて葉脈のみが残っています。犯人はオタマジャクシです。

ただ、この状態になってもオニバスが死ぬことはないようです。

葉をかじるのは、できればやめて欲しいところですが、相手の数が多すぎて如何ともし難いところです。

ちなみに、昨年は6月11日から食害が確認され、6月24日頃ピークを迎えて、7月13日には被害は収束していました。今年はこの後どうなるのか、注目していきたいと思っています。

令和4年6月24日

オニバス池

熱帯スイレンの花の写真

オニバス池に後から植えた熱帯スイレン4株のうち2株が花を咲かせました。

そのうちの一株の花色は紫で、もう一つはピンクです。徐々に花数が増えてきていますので、オニバス池にお越しの際はぜひご覧になってみて下さい。

オニバスの花の写真

6月22日の記事で花芽が出たと報告しましたが、今日6月24日に開花しました。

写真は五郎くんの花ですが、他にも四郎くんの1番目と一郎くんの2番目の花が咲いています。

この時期の花は開放花と閉鎖花が混ざっているようで、一郎くんの一つ目と九郎くんの一つ目は花弁を開いていません。

そして、この時期はまだ数が多くありません。一つずつポツリポツリと花芽を出してきます。しかも、開くかどうかもわかりません。

まだ、オニバス自身の体も小さいので、当然といえば当然なのでしょう。

オニバスの写真

ご報告するのを忘れていましたが、オニバス池の外のバットで発芽したSoreくんは、発芽が確認された後まもなく6月3日に七郎くんたちのいるポットNo.6に移植しています。

写真の中の小さい葉がSoreくんのもので大きな葉は七郎くん、九郎くん、十郎くんたちのものです。

外のバットのポットでは小さ過ぎて2株は賄えないので、真ん中の領域が空いていた6番ポットに移しました。そのため、6番ポットの混沌度合いがいや増すこととなりました。

令和4年6月22日

オニバス池

オニバスの花芽の写真

一郎くんが花芽を出していました。

この後、開いてくるのでしょうか。それとも、閉鎖花でしょうか。

四郎くん、五郎くん、九郎くんも花芽をつけています。

こちらも開いてくるのかどうなのか気になるところです。

オニバスの写真

一郎くんの今の全体像です。

葉も大きくなりオニバスらしい見た目になってきていますが、オニバス池で見るとまだ全体的に小さく見えますね。

中池

オニバスの写真

6月14日の記事で紹介した中池のオニバスがアカミミガメに齧られていました。

写真を見比べていただくとわかると思いますが、葉の数が減っています。葉柄を根元で食いちぎっています。アカミミガメがいるとオニバスはこうなります。そして、近くに2匹いました。
 

令和4年6月18日

オニバスの写真

前回葉の大きさを測定した6月9日から9日経ちましたが再び測ってみました。結果は下の表の通りです。

写真は十郎くんです。葉の基部はすっかり合着して完全なオニバスの葉になっています。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 30 26 30 28 26.5 28 30 31

おおよそ10センチメートルほど直径方向に伸びているようです。

全員、順調に、それなりに、サイズアップしてくれていて一安心です。今後の生長が楽しみです。

ちなみに、昨年は6月25日時点で12から18センチメートルでしたから、今年の方が生育が早いようです(初代四郎くんだけは36センチメートルと極端に大きかったですが)。

令和4年6月14日

オニバスの写真

4月から5月にかけてバックヤードで発芽はしたものの、一郎くんたちの仲間に入れてもらえなかった株たちを中池や大池、薬草園の池、下蛭藻池に散布してありました。

その内、大池と下蛭藻池のものはコイとアカミミガメに食べられて跡形もなくなっていますが、中池のものは葉の基部がほとんど合着している葉が出てきています。

ただ、鯉はいないし亀もほとんどいないので今のところ無事に生育していますが、中池にはアメリカザリガニがいます。昨年もミドルポンド1世たちがいましたが、7月に入る頃からかじられ始め下旬に入る頃にはほぼ全ての葉をかじられ絶命しています。

今年も中池のオニバスたちは生き残れないかもしれません。でも、最後まで見守っていきたいと思っています。

オニバスの写真

6月3日の記事で、オニバス池の自然生えの螺旋を描く葉柄を話題にしていますが、第5葉と第6葉もくるくる螺旋を描いて伸びていました。

さて、この後はどうなるのか?もうしばらく観察を続けてみましょう。

令和4年6月9日

オニバスの写真

オニバスたちの葉っぱの大きさを測ってみました。

写真は一郎くんの一番大きい葉っぱです。長軸方向の長さが20センチメートルになりました。みんなの中で一番大きいです。他の株たちの実測値を表にまとめています。ほとんどの株が15センチメートルから17センチメートルの間に収まっています。

ただ、九郎くんだけは19センチメートルと一郎くんに迫る勢いです。この先の生長が楽しみですね。

name 一郎 三郎 四郎 五郎 六郎 七郎 九郎 十郎
Φ(センチメートル) 20 16.5 17 15 16 15.5 19 18
オニバスの写真

ところで、オニバスたちは、今、基部に切れ込みの入ったスイレンっぽい葉(写真の上の葉)を卒業しつつあります。

どの株も1から2センチメートルほどの短い切れ込みはあるものの、ピッタリ重なって切れ込みの存在が見えない形の葉(写真の下の葉)の2枚目が出てきています。

基部が完全に合着した、スイレンの仲間なのにスイレンぽくない「ザ・オニバス」という形の葉の出現も間近でしょう。

令和4年6月7日

熱帯スイレンの写真

6月3日に移植した熱帯スイレンの花が咲いていました。

まだ、オニバス池の水深に十分対応しきれていないので、若干水没気味ですが、きれいなピンクの花を見せてくれています。

熱帯スイレンの写真

残りのポット4つにも、今日、熱帯スイレンを移植しました。

まだ、株が小さいので4株とも水没していますが、数日のうちに帳尻を合わせて水面に出てくれるものと期待しています。

令和4年6月3日

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレンが1株だけ花芽をつけていたので、今日、オニバス池に移植しました。

冬越しに成功したバルブから出芽して花芽をつけてくれました。

今年もいっぱい花を咲かせてくれることを願っています。

オニバスの写真

オニバス池の自然生え。葉柄がねじれています。

水深は私の手の親指の付け根あたりですので、およそ15センチメートルです。この様子だと10センチメートルほどの水深があればねじれそうですね。

さて、この次の葉はどうなるのでしょうか。しばらく、注意してみていきたいと思います。

令和4年6月1日

オニバス配置図

バックヤードで栽培していたオニバスの苗たちを、本日、オニバス池に移植しました。上の絵がオニバスたちの配置を示しています。

今回は、1番のポットに六郎くん。2番には一番生長が早く大きさも十分な一郎くん(昨年2番ポットで一番大きくなった小太郎くんの験を担いで)。3番には三郎くん。4番には四郎くん。5番には五郎くん。6番には七郎くんと九郎くんと十郎くんに入ってもらいました。

6番ポットに3株入れたのは、今年もオニバス密集地帯を作るためです。大きなトゲ葉がひしめき合って上へ下への大騒ぎ、蕾みは蕾みでなにがなんでも水面に出ようと進路を塞ぐトゲ葉たちを片っ端から突き破るという阿鼻叫喚をきわめる様子をご覧いただこうと思っています。

ところで、七郎くん、九郎くん、十郎くんが同居人に選ばれた理由は、体が小さかったりまだ幼くて葉の数が少なかったからです。

そして、二郎くんと八郎くんは今回オニバス池に来ていませんが、他に比べて生育が芳しくないのでバックヤードで余生を送ってもらうことにしました。

オニバスの写真

植え付けた直後の七郎くんたちです。

小さくて可愛いです。お互い全く干渉せず、ゆったりと過ごしていけそうです、しばらくの間は。

令和4年5月31日

オニバス池

オニバスの写真

オニバス池で自然生えのオニバスが長い螺旋を描く葉柄の先に第4葉をつけていました。

池の外に設置してあるバットの中の株を見ていただくと解りますが、水深が浅いと「らせん」の「ら」の字も描きません。でも、50センチメートルほどの水深だとくるくる回りながら水面に出てきます。

不思議ですね。

令和4年5月27日

バックヤード

オニバスの棘の写真

一郎の10枚目のトゲ葉の表の棘です。

まだ、とても小さいのでほとんど引っかかりません。全然怖くないです。

オニバスの棘の写真

一郎の10枚目のトゲ葉の裏の棘です。

小さくはありますが、十分引っかかります。刺さると痛いのでちょっと怖いです。

オニバスの棘の写真

五郎の9枚目の葉の裏側です。

小さいですが、トゲが有ります。

表には有りませんでしたから、棘は基本的に裏から優先的に配備されるもののようです。

なぜ???
 

令和4年5月25日

オニバス池

オニバスの写真

Sotoたちの名前と配置を書いたものをオニバス池に掲示しました。

芽吹いて間もないオニバスというのもなかなか見る機会のない珍しいものだと思いますので、是非、この機会にご覧ください。小さいくて可愛い姿は今だけです。

ところで、右側のSoroのポットにもう1株出芽していました。名前をSore(ソレ)とさせていただきます。以後お見知り置きを願います。このサイズのポットに2株は狭いのですが、このままもうしばらく様子を見てみようと思います。

バックヤード

オニバスの写真

一郎くんがトゲ葉を懐に抱えていました。

水中に沈む第2葉の直ぐ隣で静かに眠る「地獄のトゲ」です。

通算10枚目にしてついに出現しました。オニバス池に移植される日も近いことでしょう。

オニバスの写真

五郎くんの8枚目が10センチメートルを超えてきました。

今のところ全ての株の中で最大です。

ちなみに、一番生長の早い一郎くんは9枚目で9センチメートルです。
 

令和4年5月20日

オニバス池

オニバス池の発芽観察用バットの中の昨年の種子が2株発芽していました。

5月7日に移植したSotoと合わせて3株になりました。

オニバスの写真

Sotoの右側の株は既に第3葉が出ています。

Soro(ソロ)と名付けました。

オニバスの写真

左側の株は第3葉が開きかかっています。

Loto(ロト)と名付けました。

Soto、Soro共々以後お見知り置き願います。

昨年採取した種子はバックヤードでもこれまで全くと言ってよいくらい発芽していないので、諦めかけていたところにSoroくんとLotoくんの登場です。

なんだかやる気が出てきてしまいますね。

令和4年5月18日

バックヤード

オニバスの写真

一郎くんが7枚目の葉を出しています。8枚めももう直ぐ開き始めるでしょう。

八郎くんを除いて、二郎から十郎までみな6枚目を出しています。

八郎くんはまだ5枚です。Sotoも5枚目が出ていました。

OneとTwoはカラスの攻撃によりくしゃくしゃにされましたが、ポットに植え直して今4枚目がなんとか出ているところです。

令和4年5月14日

オニバス池

オニバス池の写真

5月14日に満水になりました。

排水口の水漏れを修復して5月18日には使える状態になりました。

が、まだオニバス達と熱帯スイレンたちの準備ができていないので、もうしばらくはただ水が張ってあるだけの池です。

カルガモの写真

そんなオニバス池に今年もカルガモたちが遊びにきてくれています。

それほど長い時間はいませんが、ほぼ毎日立ち寄ってくれています。

令和4年5月12日

バックヤード

オニバスの写真

一郎くんが6枚目の葉を出していました。

三郎、四郎、五郎、九郎は5枚目がしっかり出ています。

二郎、六郎、七郎、十郎は5枚目を懐に抱えています。

八郎くんはまだ4枚目でゆっくりしています。

Sotoも4枚目がやっと安定してきたところです。

オニバスのポットの写真

OneとTwoは鉢をひっくり返されてクシャクシャになっていました。

いたずらカラスめの仕業でしょう。
 

令和4年5月11日

オニバス池

オニバス池の写真

きれいに草を刈っていただきました。排水口を塞いで、注水します。

令和4年5月7日

バックヤード

オニバスの写真

一郎くんが5枚目の葉を出していました。

二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、九郎、十郎は4枚目が水面に出ています。

七郎くんと八郎くんはまだ広がっていない4枚目を懐に抱えているところです。

OneとTwoはまだほとんど動きがありません。特に、Oneは一度カラスに踏まれて傷ついてしまったのでこの先復活できるか心配です。

オニバスの写真

オニバス池の発芽観察用バットに昨年のタネが入ったポットが2つ置いてありますが、全く動きがありません。

このまま置いてはおきますが何も出ないと寂しいので、バックヤードで待機している株を植え付けたポットを追加で置いてみました。

名前をSoto(ソトちゃんと呼んでください)とさせていただきます。以後お見知り置き願います。

令和4年5月4日

バックヤード

オニバスの写真

4月6日に今年の出芽をご報告して以来ずっとバックヤードで観察を続けてきた株も第4葉が出てきました。

このままバックヤードで朽ちさせるのは惜しいように思いましたので、土に植え付けてみました。この後どのような生育の過程を見せてくれるのか楽しみです。

ところで、彼の名前はOne(ワン)です。Star Trek ボイジャーシリーズに出てくる最強ボーグドローンと同じ名前です。

オニバスの写真

オニバスの種子には、先端が尖ったようになった小振のものが時々あります。

生育不良っぽい大きさと形ですが、一応出芽しているものがいました。この後どうなるのか気になったので、こちらも土に植え付けてみました。

彼の名前はTwo(ツー)です。

オニバスの写真

昨日ポットに植えた九郎と十郎は一夜明けた今朝、3枚目の鉾型の葉が水に浮いていました。

基本的に3枚目までは沈水葉だと思っていたのですが、植え替えられたことによって急に水深が浅くなったので水上に出てしまったのでしょうか。それにしては2枚目は水面に出ていない(出ようとしていない)ので、やはり3枚目の葉の性質として、機会があれば水面に浮く、ということなのでしょう。

令和4年5月3日

バックヤード

オニバスの写真

一郎くんが第4葉を出していました。4枚目からは浮葉です。

他にも二郎くんと四郎くんも4枚目が出始めています。他のみんなも少しずつ生長してきています。頼もしい限りです。

オニバスの写真

ハウスでまとめてごっそりタライの中に入れられている一郎くんたちの仲間の中から2株を新たにポットに植え付けました。

第3葉と根がしっかりしている2株を選抜しました。

名前は九郎と十郎とします。以後お見知り置き願います。ちなみに写真は十郎くんです。
 

令和4年4月28日

バックヤード

オニバスの写真

バックヤードで観察を続けている種子は第3葉も出て、根もしっかり出てきました。

ただ、なぜか葉っぱがよれています。写真を撮るためにほぼ毎日私がいじくり回しているせいでしょうか。

それはさておき、この株もいずれ土に植えつけてあげようと思っています。

令和4年4月21日

バックヤード

オニバスの種子の写真

19日の時点で第2葉が顔を出し始めていましたが、21日には第3葉の兆しものぞかせつつ新たな根も出てきました(第1葉と第2葉の分岐点付近から出ているこれから本格的に生長する為の根)。

ちなみに、写真の種子は比較的生長段階が早い方ですが、それでも昨年に比べると今年は全体に少し生育が遅いようです。

オニバスの種子の写真

とは言え、芽が出て根が出始めているものがいますので、今年も早速土に植えてみました。

せっかくいろいろな生育段階のものがいますので、しっかり第2葉が出ているものから、まだ第1葉しか見えないけど十分長くなっているもの、第1葉がいくらか伸びてきたもの、まだ出芽して間もないものまで4つの生育段階のものを2個ずつ植えてみました。

この後どんなふうに生長していってくれるのか楽しみです。植え付けた時点での生育段階の違いの影響が何か見えてきたりするのでしょうか。

オニバスの写真

植え付け後のみんなの様子です。と言ってもまだ小さ過ぎてこの写真ではよくわかりませんね。

ところで、今年も勝手に名前をつけさせてもらいました。一番大きな二人は一郎・二郎、続いて三郎・四郎、五郎・六郎と続いて、一番小さい二人は七郎・八郎です。

以後お見知り置きのほどよろしくお願い申し上げます。

オニバスの写真

前の写真ではよくわからないので、とりあえず一番大きな一郎くんの植えてすぐの様子をご覧いただいています。

しっかりした第2葉と新しい根が頼もしい限りです。

令和4年4月19日

バックヤード

オニバスの種子の写真

4月6日に発芽したオニバスくん、2枚目の葉が出ていました。

根っこも伸び始めたようです。

令和4年4月9日

バックヤード

オニバスの種子の写真

4月6日の記事でオニバスの発芽が始まったと書きましたが、昨年採取した種子は一つも発芽していません。発芽しているのは一昨年以前に採取したものたちです。

オニバスの種子は1年目はほとんど発芽しないと言われていますが、身をもって実感しているところです。

オニバスの種子の写真

発芽した種子の葉の部分が少し緑色がかってきました。大きさはあまり変わっていないようです。

令和4年4月6日

バックヤード

オニバスの種子の写真

保存中の種子の発芽孔が白くなっている者がいました。本年も活動を開始したようです。

オニバスの種子の写真

近づいてみると真っ白で可愛らしい葉芽と根が出ていることがよくわかります。

オニバスの種子の写真

さらに近づいてみると、ちっちゃな手と指のような突起が可愛らしい様子です。

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