オニバス池周辺の生き物たち(令和4年)

更新日:2023年03月31日

令和5年3月

2023-03-29

ソメイヨシノの写真

とあるソメイヨシノの、とある枝に色の濃い花が咲いています。

昨年もこの枝の花だけ濃いめのピンク色をしていましたが、もしかすると「枝変わり」と言われる現象なのでしょうか。

色の変化の理由はわかりませんが密かに目立っているので、昨年も見かけた人は旧交を温めようと、初めて見かけた人は親交を深めようとするかのようにしばらく花の前に立ち止まって眺めていました。

カツラの写真

カツラの雄花が、咲きそうで咲いて咲き終わっています。

花は、小ぶりで花弁もないので、そもそも咲いていることに気がつき難いです。どうやら、受粉に虫などの助けを必要としない風媒花なので、視覚や嗅覚に訴える飾りや蜜などが必要ないということのようです。

アリアケスミレの写真

3月22日から「スミレ探勝ツアー」を開催しています。開始時に5種類のスミレを確認していました。が、その初日、参加者が一人も集まらないので一人でコースを回っていたら、新たにアリアケスミレを見つけてしまいました。

私の知らないところでひっそりと咲いているスミレたちがまだまだ沢山いそうです。

ウシガエルの写真

オニバス池でオニバス用のポットに土を戻していたら、ウシガエルが出てきました。

とりあえず邪魔だったので、今のところ水のある中池に移動してみましたが、もう一度土の中に戻した方が良かったのかもしれませんね。

キウイフルーツの写真

オニバス池の縁にいるキウイが芽吹きました。

写真のような角度で見ると鋭い歯の並んだ怪物の顎のように見えなくもないような。

2023-03-28

エノキの写真

園内各所でエノキの若芽が出ています。

白っぽくて柔らかそうな葉芽と今にも開きそうな可愛らしい花芽が綺麗です。

クリの写真

クリも若葉が出てきました。

クリオネみたいな愛らしい形をしています。

クルミの写真

オニグルミも若芽が出ていました。

毛に覆われた古代生物っぽい不思議な形をしています。

フジの写真

フジも花芽が出ていました。

こちらはしっかりと鱗片に覆われていて中身が見えないようになっています。この後何が出てくるのかちょっと楽しみな形ですね。

2023-03-24

アマガエルの写真

アマガエルがお目覚めです。数日前から声が聞こえていましたが、今日はお顔も見せてくれました。

白みがかっていて、何やら不思議な模様が見えています。背景の地面や杭の色を意識しているのでしょうか。

コゲチャハエトリの写真

コゲチャハエトリの仲間の蜘蛛がいました。

グラマラスなボディに円らな瞳が魅惑的な別嬪さんです。そしてこの種族はジャンプ力が特に大きいので、一瞬で視界から消えてしまいました。

2023-03-21

コシノヒガンの写真

薬草園のエドヒガン群の桜(コシノヒガン?)は散り始めました。

3月3日以来、桜の花の萼筒と萼片のシワを観察していますが、辛うじて残っていた蕾を見ると萼筒と萼片にはあまり皺がありません。

江戸彼岸に似て、萼筒は壷形で小花柄につながる部分が大きく丸く膨れています。そして、毛が多いです。

コシノヒガンの写真ところで、この品種は花が開く時に萼筒がかなり伸びるようです。

 
オオシマザクラの写真

ハナモモの丘の下のオオシマザクラが咲き始めています。

その萼筒と萼片は、すっと細長くあまり皺が有りませんでした。

オオシマザクラの場合、特徴的なのは萼筒、萼片の細長さと萼片のはっきりした鋸歯でしょうか。

ところで、この桜、萼片や萼筒の形と開花時期と花の香りを見るかぎり大島桜のようですが、萼筒と小花柄に毛が生えています。もしかすると変種なのでしょうか、それとも例えばウスゲオオシマ(薄毛大島)のような雑種なのでしょうか。

オオヤマザクラの写真

展望エントランスに登る途中のオオヤマザクラが九分通り咲いています。

この種はオオシマザクラと同じような皺具合です。あまりシワシワしていません。

そして、この桜も小花柄に毛が生えています、大山桜なのに。ということはこちらも変種、もしくはケエゾヤマザクラ(毛蝦夷山桜)のような雑種なのでしょう。

シダレザクラの写真

中池の上、オニバス池の下にいるシダレザクラも咲き始めました。

エドヒガン群らしい壷形の萼筒がとっても可愛い品種です。そして、萼筒と萼片の境い目に皺が少なめです。毛が多いので余計に皺が目立ちません。

シダレザクラの写真ピンクの花を咲かせる樹もいますが、こちらも毛が多くて皺が目立ちません。しかも、萼筒が白花の樹よりさらに小さいので、可愛さが弥増しています。

 
ソメイヨシノの写真

ソメイヨシノも花が開き始めました。

この種もオオヤマザクラやオオシマザクラと同じような感じで、あまりシワシワしていません。

筒型の萼筒に鋸歯のはっきりした萼片、小花柄も含めて全体が毛に覆われています。要するにこれまで見てきた種の特徴を適当に皆持っている感じでしょうか。

2023-03-16

ヒメスミレの写真

3月11日の記事で紹介した、コスミレ、ノジスミレに続いて今年もヒメスミレの花が咲き始めました。

ということで、今年は3月22日から「スミレ探勝ツアー」を開催しようと思っています。

開催要領は、「スミレ探勝ツアー」のページにも記載しました通り、3月22日(水曜日)〜25日(土曜日)および28日(火曜日)〜4月1日(土曜日)の午前10時からおよそ1時間の行程を予定しています。10時までにこのはな館受付に集合で、参加費は無料です。

ここ於大公園では5種類のスミレが見られます。野生のスミレの仲間はこの時期しか花を咲かせません。ご用途とお急ぎでない方はこの機会に、ぜひ、スミレたちの可憐な花を眺めていってください。

マツモムシの写真

薬草園の池にマツモムシが出ていました。

今年も元気いっぱい背泳ぎを見せてくれることでしょう。

2023-03-15

ゼンマイの写真

薬草園の池から出ている流れの途中にいるゼンマイが芽吹き始めました。

シダの仲間らしく長い毛に包まれてしますが、ところどころ金色をしているので見た目に綺麗です。しかも、ここ於大公園のゼンマイは大きいのでちょっと見応えがあります。

土筆の写真

薬草園でツクシを見つけました。

ヒョロリと細い土筆が1本だけ出ていました。

まだこれから出てくるのかもしれませんが、なぜかここでは流石のスギナも苦戦しているように見えてしまいます。今後の展開が気になるところですね。

オスクロハエトリの写真

中池の周りのカエデの根本に、オスクロハエトリのメスを見つけました。

彼女は、オスクロハエトリにしては小柄な個体で、つぶらな瞳と相まってとってもキュートでした。

2023-03-11

シナミザクラの写真

シナミザクラの写真シナミザクラ(おそらく)がほぼ満開です。

辛うじて残っていた蕾を見ると、萼片に皺があります。でも、3月3日の記事で紹介したカンヒザクラほどではなく、萼片と萼筒の間に一応あります、という程度です。カワヅザクラよりも少ないくらいでしょうか。

この桜の場合、特徴的なのは、小花柄に毛が多いことですね。

 
ヒメミドリザクラの写真

ヒメミドリザクラの蕾がかなり膨らんできました。この種属の場合、萼片の質感はシワシワというより凸凹でしょうか。

名前の印象通りの全体に小さく丸い緑色の蕾が、花の咲く前から目を惹きます。

コスミレの写真

薬草園のコスミレが見頃を迎えています。

このところの温かい陽気で一気に花開いたようです。今年は、早めの開花でしょうか。

ところで、竹林のコスミレの花はまだしばらく先のようです。

ノジスミレの写真

ノジスミレも咲き始めていました。

枝垂れ梅の下の草刈りを免れた場所の円周上に並んでいます。

2023-03-08

ヒサカキの写真

ヒサカキの花が咲き出しました。

花は小振りで色味も地味なのに例のあの匂いが漂ってくるので、開花するとすぐに分かります。

ジンチョウゲのつぼみの写真

そのヒサカキと時を同じくして咲き始めるジンチョウゲは、ここ於大公園には1株しかいません。そして、まだ蕾です。

ですので、良い香りはまだお預けです。

トビモンオオエダシャクの写真

中池と菖蒲園の間の楓の根元にトビモンオオエダシャクがいました。

女性作業員の方たちが見つけて教えてくれました。

この蛾のことを、「春にだけ出現し、早春から見られる大型蛾として『季節の風物詩』的存在」とおっしゃる方がいました。きっと、この方を含めて、ファンが多いのでしょうね。

ところで、写真の中には2匹写っていますが、お分かりになりますでしょうか。私は、撮っている時にはまったく気づきませんでした。

2023-03-03

ミヤマイボタの写真

ミヤマイボタの新芽が膨らんできています。

枝のつき方の面白い樹です。写真のように、互生に見える部分もあれば、対生しているところもあります。

花は、ここ於大公園では5月の中旬頃から咲き始めます。

カンヒザクラの写真

カンヒザクラの蕾が膨らんできています。

萼片の質感が面白いです。シワシワしています。花びらが開いた時の可憐で華やかな雰囲気とはちょっと違うような。

ところで、寒緋桜は鱗片がピンクのもふもふでとっても可愛らしい様子をしています。萼片の質感との差が極端で可笑さがいや増している感じです。

カワヅザクラの写真

カワヅザクラの蕾が開き始めました。

こちらも、萼片がシワシワしています。が、カンヒザクラほど気になりません。萼筒の部分がツルツルだからでしょうか。

ところで、こちらの鱗片はツルツルしていて、特に可愛らしい感じはありません。

白菜の写真

先週紹介したハクサイがさらに成長していました。

茎が伸びて花もたくさん咲いていました。食用にする葉の部分は痩せ細っていました。

ここまで来ると、ちゃんと種子ができるところまで生き延びて欲しいなぁ、と思ってしまいます。

令和5年2月

2023-02-28

ホザキナナカマドの写真

ホザキナナカマドの新芽が出始めています。

何かの触手のようなフォルムがとっても面白い種族です。

花は6月の終わり頃からで、夏の花です。

リキュウバイの写真

リキュウバイの新芽も出始めています。

こちらは、葉や蕾の形がよく見る植物らしい形です。

花は3月の終わりから4月の初め頃、ソメイヨシノの跡をついて行くように咲き出します。

花の水盆の写真

この花館前の水盆に花が入りました。

今だけのお楽しみですので、お早めにご覧ください。

2023-02-24

白菜の写真

数週間前から、とある駐車場の脇にハクサイが落ちています。根を切られた状態で放り出されていますから、おそらく捨てられたのでしょう。

外側の葉は茶色く萎びてきていたのでこのまま朽ちていくのかと思っていたら、花を咲かせました。

たくましい感じが、カッコよく見えるのですがいかがでしょう。

ニオイタチツボスミレの花の写真

ニオイタチツボスミレが花を咲かせていました。

今年もスミレの花の季節が始まったということでしょうか。これから暖かくなるにつれて花の数も増えていくことでしょう。

2023-02-17

アセビの花の写真

薬草園のアセビが1本だけ花を咲かせています。

普通は3月頃から咲き始めます。他のみんなはそうするつもりのようで、まだ蕾が固そうです。

ところで、滝の近くのアセビも花を咲かせています。こちらでは、花を咲かせている樹の方が多いようですが、どうなっているのでしょうか。

シモバシラの写真

今年は、大池に氷が張る頻度が高くなっています。今朝も大池が一部凍っていました。

そして、シモバシラも氷の結晶を作っていました。

とはいえ気温は確実に上がってきています。もしかしたら、これが今季最後の霜柱かも。

温帯スイレンの写真

薬草園の池の温帯スイレンが葉芽を出していました。

まだまだ冷え込む日が続いていますが、活動を開始したようです。

ナナホシテントウの写真

中池付近の草原でナナホシテントウを数匹見かけました。みなさん、忙しそうに歩き回っていました。

1月31日にオニバス池で見かけた時のまったりした雰囲気は微塵もありませんでした。本格的に活動を始めたのでしょうか。

センダンの核の写真

センダンのタネが落ちていました。この時期、そこここに落ちています。

写真は核と呼ばれる組織で、種子はこの中に入っているそうです。

外側を覆っていた柔らかい部分は全て取り除かれており、センダンの樹からはちょっと離れた場所に落ちていました。おそらく、ヒヨドリ(ムクドリかもしれませんしツグミの可能性も)のお腹を通ってきたものでしょう。

2023-02-07

ツチイナゴの後肢の写真

ツチイナゴの後肢の脛節がトゲトゲです。触ったら痛そうですね。

ツチイナゴの写真この個体は、このはな館北側のセンペルセコイアの樹の下に落ちていました。写真を撮った後、センペルセコイアの幹に捕まらせておいたら、しばらく後には姿を消していました。樹に登って安全な場所に移動して冬越しの続きを再開したのでしょうか。

 
幼虫の写真

中池の土を掘っていたら、見慣れない虫が出てきました。

トビケラの仲間の幼虫でしょうか。

ケラの写真

そして、すぐ近くにケラもいました。

こちらは、いつものメンバーですね。

2023-02-02

マンサクの花の写真

マンサクの花びらのリボンが解け始めました。

とはいえ、まだ数輪ですから、見頃はもう少し先でしょうか。

令和5年1月

2023-01-31

シモバシラの写真

このところ明け方に冷え込む日が多くて大池に氷が張る日が続いていますが、そんな日にはシモバシラが霜柱を作っています。

大池の氷は日によっては一部午後になっても残っていますが、シモバシラの霜柱は朝9寺ごろ日が当たり始めると早々に溶けて消えてしまいます。

テントウムシのさなぎの抜け殻の写真

オニバス池のナナホシテントウのサナギたちがほぼ全員脱皮していました(あと1匹だけ蛹の状態で残っています)。

テントウムシの写真成虫になったてんとう虫が2匹、日当たりの良い下草の中でまったりとしていました。他のみなさんもどこかで冬越し中なのでしょうか。それともこの寒さの中、狩に出かけているのでしょうか。

 

2023-01-26

パンジーの写真

昨日の25日の朝、パンジーが雪に埋もれていました。

普段なら土と緑の葉を背景に白い花が咲き誇っていますが、雪の中では白い花色が隠れて紫色の花柄や萼が目立っていました。

パンジーの写真そして、近づいてよく見たら距も紫色でした。大きな白い花びらの陰で普段は目につきませんが、こんなところにこっそりと菫色を隠し持っていたんですね。

 
シモバシラの写真

今年もシモバシラが氷の結晶をつけました。

昨日からの強烈な冷え込みと良いお天気と大人しかった風のおかげでしょうか。

凍った大池の写真ちなみに、昨年は1月22日でした。そして、昨年同様、大池の水もしっかり凍りました。

 

2023-01-24

ヤゴの写真

落ち葉の下にヤゴがいました。

土の中ではなく、外に出ていました。

触ったら動いたので、ボディになっているわけではなく、この状態で越冬中ということでしょう。完全に水も枯れたこの場所で大丈なのでしょうか、余計なお世話でしょうけれど心配になってしまいます。

ロウバイの種子の写真

ロウバイの痩果です。

中に種が入っています。

ゴキブリの卵鞘に似ていることで有名です。色形と大きさも似ています。不思議ですね。

2023-01-19

カブラハバチ類の幼虫の写真

カブラハバチの仲間の幼虫がいました(頭の後ろに突起があるように見えるのでニホンカブラハバチかも)。オニバス池の中の杭の上を歩いていました。

図鑑などによると、この時期は幼虫の状態で土の中に繭を作って冬越しすることになっているようですが外を歩いていました。

先日紹介したナナホシテントウといい、カブラハバチといい、今が冬だとは認識していないかのように振る舞っています。

イソシギの写真

1月14日の雨の日、中池にクサシギもしくはイソシギが来ていました。

1月に入ってすっかり水が無くなっていた中池に久しぶりの水。水中で暮らす小さき者たちがついつい誘われて出てきてしまっていたのでしょうか、普段中池には来ることの無いイソシギ(もしくはクサシギ)が誘われてしまうほどに。

2023-01-11

ナナホシテントウの写真

昨日に続いてナナホシテントウの話題第2弾。

昨日はお散歩中の成虫でしたが、今日は羽化している最中の個体に遭遇してしまいました。

通常、産卵から孵化までは10日以内、孵化から羽化までは20日前後だそうです。ということは12月20日前後に孵化、その10日程度前の産卵だとすると、この個体は12月になってから生まれた子、ということでしょうか(寒いともっと時間がかかってしまって、実際の産卵は11月だったのかもしれませんが)。いずれにしてもこの寒さの中でこれだけ普通に変態を繰り返して生活できるなら、食料となるアブラムシさえいたら1年中活動できてしまうということですね。

ナナホシテントウの写真羽化直後は模様がありませんでしたが、羽化後1時間を待たずに七つの星が現れました。

テントウムシの幼虫の写真ところで、池の中をくるりと1周してみたら所々に数匹ずつサナギが張り付いていました。幼虫も1匹見かけました。やはり、1年中暮らしているのかもしれませんね、ここ東浦町 於大公園のオニバス池では。

 
ハネナガヒシバッタの写真

ハネナガヒシバッタがオニバス池にいました。成虫で冬を過ごす、バッタとしては少数派の種類です。

昨年の2月8日にオニバス池で同じく成虫で冬越しするツチイナゴを見かけていますが、成虫越冬種、第2弾です。

成虫で冬を越すということは数ヶ月間ほぼじっとしているわけですが、その間うつらうつらと夢など見ながら時折目覚めてつらつらと想いを巡らせるというようなことをしながら過ごしているのでしょうか。そうだとすると、哲学するのに最適な生き方かもしれませんね。

2023-01-10

ナナホシテントウの写真

オニバス池の中をナナホシテントウが歩いていました。

冷たい北風の吹く今日のような寒い日にいったい何をしていたのでしょう。

そもそも、10℃を切るような気温の中、動けるんですね。

ザリガニの写真

中池の土山を掘っていたら、冬越し中のアメリカザリガニに遭遇しました。

スコップで掘って無理やり外気にさらしてしまいましたので、案の定ほとんど動けません。

ところで、なかなか立派な洞窟に暮らしていますが、これ、どうやって掘ったのか知りたいですね。かなりの広さと複数の横穴、その上丁寧な壁の仕上げ、壊すのが忍びないくらいの作品です。

令和4年12月

2022-12-21 番外編

大楠の写真

大楠のしめ縄が新しくなりました。

於大公園の新年を迎える準備が一つ完了です。

2022-12-16

氷の写真

今朝、ハウスの外に出しておいたパットの水が凍っていました。

今冬初の結氷です。朝方の冷え込みが厳しかったですからね。

コオロギの幼虫の写真

オニバス池のポットの土を出していたら、コオロギの仲間の幼虫が出てきました。

日本にいるコオロギの仲間は卵で越冬するそうです。これから始まる冬を前にして幼虫の段階にいるこのコオロギ君は土の中に潜って越冬するつもりだったのでしょうか。それとも、成虫になれないまま死んでいくところだったのでしょうか。

ちなみに、このコオロギ君は写真を撮ったあと掘り出した土の中に入れておきましたが、それでよかったのかどうか。

2022-12-10

ヒメスミレの閉鎖花の写真

ヒメスミレの果実の写真オニバス池の東屋の前の手すりの下にいるヒメスミレが閉鎖花をたくさんつけています。そして、しっかりタネを飛ばしています。

他にも、閉鎖花をつけているスミレがいます。マレットゴルフの8番ホールから9番ホールに上がる階段の脇にいるヒメスミレとか、竹藪の下のニオイタチツボスミレとか、梅見の丘天辺のスミレとか。

 

ニオイタチツボスミレの花の写真ニオイタチツボスミレに至っては、開放花も咲かせています。もう、12月に入っていて気温も下がってきているのに、まだまだ元気いっぱいです。

ただ、マレットゴルフの4番ホールとか、バーベキュー場の駐車場とか、一般的な道路脇とかではもう閉鎖花は見られませんので、於大公園の中の一部の場所が特別なのかもしれません。

 
下蛭藻池の様子

数日前から、下蛭藻池の水を抜いています。

水位が下がって魚が獲りやすくなったのでしょうか、サギの仲間(アオサギ、ダイサギ、コサギ、ゴイサギ)がいっぱいです。

カモたち(カルガモ、マガモ、コガモ、ハシビロガモ)もいっぱい集まって皆さん忙しそうに水面を掬いながら泳ぎ回っています。普段は見せないような熱心さで掬っていますが何を取っているのでしょう。

2022-12-01

ダイサギの写真

中池にダイサギが来ていました。

昼日中に中池に来てくれることは滅多にないのでちょっと嬉しくなってしまいました。しばらく池の中を歩き回っていましたが、獲物はあったのでしょうか。

ムカデの写真

オニバス池のポットの中の土を外に出していたら、中からムカデが出てきました。

10月の下旬に池の水が無くなりましたから、それ以降に移動してきた個体でしょう。

まだ、若い個体のようですが、新天地を目指すパスファインダーですね。

令和4年11月

2022-11-26 番外編

ブルーインパルスの写真

土曜日のお昼過ぎ、ブルーインパルスが於大公園近くの上空を通過して行きました。

大きなジェット音がしてきたと思ったら南の方から猛スピードで飛んできて、見る間に名古屋の方に飛んで行きました。

土曜日はあいにく曇り空でいたが、練習飛行の前日には青空を背景に於大公園のほぼ真上を飛んでくれました。

2022-11-15

ミギワバエの写真

ミギワバエがいくつかの水溜りにいっぱいいます。

例えば、中池の橋のたもと。例えば、バックヤードの地面に直接置いたバット。

このハエ、直接水面に浮かぶこともできるようですが、水に浮かぶ藻のようなものの上に片足だけ乗っかっているくらいの方が好きみたいです。そして、土の上にはいないようです。

漢字で書くと汀蠅、汀は水際のこと。彼らの振る舞いを見ていると心地よいくらい綺麗に腑に落ちる名前だと思いますが、いかがでしょう。

2022-11-08

オニバス池

ウシガエルの写真

オニバス池の底にカエルがいました。ウシガエルの若人のようです。

背中の部分が見えていますが、私がスコップで近くを掘るまでは枯葉が乗っていてカエル自身は隠れていました。

おそらくこのまま冬越しをするつもりなのでしょうが、ほとんど外気にさらされてしまっているこの状態で大丈夫なのでしょうか。

ところで、この写真、一見猫の顔に見えませんでしょうか。

このはな館周辺

カマキリの卵のうの写真

カマキリの卵嚢です。

もう皆さん卵を産み終わった頃でしょうか。

ところで、この写真、一見翁の顔のように見えませんでしょうか。

ホシホウジャクの写真

このはな館のとある網戸にホシホウジャクが張り付いていました。物凄い速度で飛んできたと思ったら、花の前で突然静止して空中で蜜を飲むことのできる種族です。

朝、窓が閉まっている状態で、窓の外側網戸の内側にいました。

外を飛び回っている時にはなかなか見れないカッコいい顔をじっくり拝見することができました。

令和4年10月

2022-10-25

このはな館の前

水盆の写真

このはな館の前の水盆に花が入っていました。

今だけのお楽しみですので、ご覧になるならお早めに。

オニバス池

ヤゴの写真

水がほぼ無くなった池の底にヤゴが沢山這いつくばっていました。

死んでいるものもいましたが、まだ生きているものもいたので、目についたものだけ回収してみました。

とりあえず水を張ったバケツに入れておいたところ、ほとんどの個体がお互いに抱き合って固まっていました。どうやら、活動休止期に入ると何かにしがみつきたくなる様です。

添い寝をしてあげると安心して素直に寝つく幼子のようですね。

キカシグサの写真

オニバス池では、今、キカシグサが花盛りです。ポットの中や外にパラパラ生えています。

そして、気温が下がってきたせいか、綺麗に赤みがさし始めています。

2022-10-20

池の中

カマツカの写真

10月18日の記事でオニバス池にいた魚がいなくなったと書きましたが、まだいました。

18日に見た水たまりとは異なる水たまりにいたので、前回見たものとは異なる個体の可能性もありますが、いずれにしてもサギやネコのような捕食者の目を逃れていたようです。

背鰭が出そうなくらい水深が浅くて狭くて、私でも手掴みできるようなところにいて、ネコはともかくサギの目を逃れていたとはさすがですね。

この写真を撮った後、名前を調べてから中池に放しました。この先も無事に生き延びてくれると良いのですが。

ちなみに、魚に詳しい作業員さんに聞いたところ、この魚の名前はスナモグリつまりカマツカだろうとのことでした。

2022-10-18

池の中

コスモスの写真

10月11日の記事で紹介したコスモスが満開です。期待した以上の花数に正直驚いています。

コスモスの原産地はメキシコの高原地帯とのことで、もともと温暖な乾燥した環境に適応してきた種族です。なので、過湿を嫌い水のやり過ぎは良くないと言われています。

しかし、今回われらがオニバス池のコスモスくんは根がどっぷり水に浸かりっぱなしの状態で夏を乗り切り、秋になったらしっかりたっぷり見事な花を咲かせました。

実は、言われるほど水が苦手ではないということでしょうか。

それとも、根が土の中になく直で水中にあったことがよかったのでしょうか。

因みに、コスモスは移植にも弱いと言われていますが、この株は熱帯スイレン用のポットから移植されたにもかかわらず元気いっぱいです。もっとも移植と言っても、水没後しばらくして勝手に浮き上がって土から出てきたものをそのまま池の端の杭に凭せ掛けておいただけですが。

ヤゴの写真

大量のヤゴです。ほとんどギンヤンマのようです。

オニバス池の水がほぼ無くなり、最後まで水が残っている排水口のあたりにたくさん溜まっていました。そのまま水が残せるのならここで越冬してもらえば良いのでしょうが、ここオニバス池はこの後さらに乾いてしまいます。おそらくほとんどのヤゴは生き残れないと思います。

ということで、捕まえた分だけ中池に移動させてもらいました。

無事に冬を越してくれることを祈っています。

コノシメトンボの写真

コノシメトンボのカップルです。

ギンヤンマなど他のトンボがほとんど見られなくなった今頃の時期に多くの個体が元気いっぱい飛び回っています。そして、あちらこちらに盛んに卵を産みつけています。

卵で越冬する場合比較的乾燥に耐えるそうですが、今飛び回っているトンボたちはこの前の冬をオニバス池で越したひとたちなのでしょうか。

魚の写真

18日、オニバス池の水がほとんど抜けた時点で1匹の魚を見かけました。

ハゼの仲間でしょうか。

足跡の写真翌19日、さらに乾いて陸地が広がり、鳥と獣の足跡が残っていました。そして、魚の姿は消えていました。

きっとどちらかのお腹に収まってしまったのでしょうね。

 

池の外

ヤモリの写真

ヤモリです。オニバス池の東屋の外枠の下にいました。

漢字で「守宮」または「家守」と書かれるくらいで、人の住む建物と関係が深い種属だと言われています。なのに誰も住んでいない東屋にいました。

もしかして、人の存在はどうでも良くて、柱や壁といった建築物が好き、ということなのかも知れませんね。

ところで、ヤモリといえば夜行性ですが、この個体は明るい昼日中に出歩いていました。もしかして、ここにいたのは寝ぼけていたから、ということではないでしょうね。

2022-10-14

池の外

ジョロウグモの写真

オニバス池の一角にジョロウグモの網がかかっています。

何かの虫の残骸があるなぁ、と思って見てみるとコノシメトンボでした。

しばらく前から、産卵を控えた立派な体躯のジョロウグモのお姉さんたちがそこら中に網をかけています。この時期飛び回る虫たちは、彼女たちの格好の餌食なのでしょうね。

池の中

コマツモムシの写真

水位の下がったオニバス池では、コマツモムシがいっぱい見られます。

毎年いっぱいいますが、水の涸れる冬の間はどこにいるのでしょうか。

エビの写真

エビもいました。

こちらも、冬の間どこにいるのか気になる種族です。

水生昆虫の写真

黒くて泳ぎが達者な体調1センチメートルほどの虫がいました。

マメゲンゴロウの仲間でしょうか。それとも、ガムシの仲間でしょうか。

陸にあげると、土でも藻でもとにかく潜り込もうとしていました。もしかすると、冬の間どこか地中に潜り込んでいるのでしょうか。

ヤゴの写真

ヤゴもいます。写真のヤゴはギンヤンマでしょうか。ここオニバス池ではたくさん飛び回っていた種族です。

他にも、いろいろな大きさのいろいろな種類のヤゴがいます。

こちらもどうやって冬を過ごしているのか気になりますね。

ハリガネムシの写真

ハリガネムシの端っこの写真です。

頭なのかお尻なのかわかりませんね。

2022-10-12

オニバス池

アサギマダラの写真

オニバス池のフジバカマにアサギマダラが来ていました。今年もようこそお帰りなさい、ですね。

このはな館前と薬草園のフジバカマも咲き始めていますので、そのうち訪れてくれるかもしれません。

アサギマダラの写真

そのアサギマダラの顔です。

蝶々らしい形の顔です。

黒地に白の斑点模様がおしゃれです。

2022-10-11

オニバス池

オニバス池にキセキレイが来ていました。水位が下がって着陸できる場所が増えたからでしょうか。

コスモスの写真

10月5日の記事で紹介した水耕栽培のコスモスの花が咲きました。

濃いピンクの花です。水位が下がって根が水上に露出しているので心配でしたが、元気一杯の様子で、しばらく楽しませてもらえそうです。

コノシメトンボの写真

トンボの姿がめっきり減りましたが、コノシメトンボはまだ見られます。

とはいえ、終わりが近いのかなんとなくくすんだ色合いになってきています。

ショウジョウトンボの写真

ショウジョウトンボもまだ見られます。

が、こちらはかなりくたびれた様子で、もうあまり飛び回りません。

トノサマガエルの写真

トノサマガエルはまだまだたくさんいます。

人が近づくと慌てた様子で何匹も池に飛び込んでいます。

ちなみに、小ぶりなウシガエルもいっぱいいます。

2022-10-05

中池の植物
セイタカアワダチソウの写真

ちょっと前まで葉っぱだけだったセイタカアワダチソウが花芽をつけ始めています。

外来種であったり、大きさであったり、圧倒的な繁殖力であったりすることで嫌われがちですが、花が咲き始める今ぐらいからはとても綺麗な種族です。

ところで、セイタカアワダチソウは食べれるそうですが、この時期の花芽はもしかすると食べ頃なのでしょうか。

イヌタデの写真

7月22日の記事で紹介したボントクタデやイヌタデの花が見頃を迎えています。

写真はイヌタデの花ですが、どちらも花数が増えていて見応えがあります。

イボクサの花の写真

イボクサも花盛りです。花弁の先に行くほど紫色が濃くなっていくグラデーションの効いた綺麗な花です。

史前帰化植物であろうということですが日本の在来種の一つと言っていいそうです。

ツユクサ科の仲間でムラサキツユクサの仲間っぽい3弁花の花をつけますが、イボクサ属という独立した属に分類されています。

花全体の形はムラサキツユクサに似ていますが、仮雄しべという花粉のない雄しべを持っているところはツユクサと同じです。

中池にムラサキツユクサはいませんが、ツユクサはイボクサのすぐ近くにいます。色々比べてみるのも面白いかもしれません。

オニバス池の植物
コスモスの写真

6月28日の記事で紹介した水耕栽培のコスモスが花芽をつけていました。

コスモスの根の写真ただ、水の供給が止まって日々水位が下がってきている状況でこのコスモスはいつまで生きられるのかわかりません。土の中にしっかり根を張っているわけではなさそうなので、全草が水上に露出してしまうと死んでしまうかもしれません。

せめて、1輪なりとも咲かせられると良いのですが。

 

令和4年9月

2022-09-28

ヌスビトハギの写真

ヌスビトハギがいました。

種子の形が面白い、いわゆるひっつき虫の仲間です。

外来種のアレチヌスビトハギはそこら中にいますが、在来種のヌスビトハギはあまり見かけないように思います。

ここ、於大公園ではアレチヌスビトハギの群落に混ざって数株生えているところがあります。他の植物同様、同属の外来種に比べて見た目が地味ですが、探してみるのも面白いかもしれません。

2022-09-24

ハリガネムシの写真

バックヤードにオニバス池の熱帯スイレンを保護するためのバットがあります。23日の大雨で10センチメートルほど水が溜まりました。

24日のお昼過ぎ、ふと、中を覗いてみると中でハリガネムシが蠢いていました。近くにはカマキリのBodyも浮いています。

ここには水だけ、土はほとんどありません。そして、今ある水もいつ干上がってしまうかわかりません。

この環境でハリガネムシはどうなるのでしょう。とりあえず卵を生むのでしょうか。それとも、カマキリの誘導に失敗したことを受け入れて諦めるのでしょうか。

2022-09-21

アジアイトトンボの写真

熱帯スイレンの葉に止まったアジアイトトンボです。

アップで見るとなんとも言えない色模様がとてもきれいな生き物です。

ここ於大公園では、イトトンボの仲間の中では一番よくみられる種族です。

ショウジョウトンボの写真

しばらく前の写真ですが、ショウジョウトンボがヤゴ(おそらくギンヤンマ)の抜け殻と対峙している様子を写したものです。

まるで対話をしているように見えてしまうのは私だけでしょうか(そう思って見てしまうとテーマが気になってきますね)。

コノシメトンボの写真

コノシメトンボのオスを見つけました。

9月16日の記事でメスを紹介しましたが、オスも現れました。

一見したところショウジョウトンボと似ていますが、羽の先の色のついた部分が大きくて、羽の根本に色がついていないところがはっきり違います。腹部もコノシメトンボの方がほっそりしていて、まるでここ数日何も食べいないショウジョウトンボ、といった風情です。

2022-09-16

コノシメトンボの写真

オニバス池で、ちょっと斜に構えた様子で佇むコノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)の乙な姐さんに会いました。

昨年も今頃オスを見ています。この種族は秋に産卵し卵で越冬して翌春孵化するそうです。オニバス池で世代を繋いでいるとしたら、産卵の様子を見ることができるかもしれません。

ハリガネムシの写真

カマキリから脱出した直後のハリガネムシを見てしまいました。写真に写っている黒い筋がハリガネムシです(たまたま、他のものを撮るためにカメラを構えていたので撮影できました)。

すぐ近くにカマキリが浮かんでおり、この黒く細長いものは体をくねらせながら急いで沈んで行きました。

カマキリの写真カマキリは水面に浮かんだまま茫然自失の状態でしたので、陸上に戻してあげました。陸に上がった途端、急いで草むらの中に駆け込んで行ったところを見ると催眠術は解けたのでしょう。

 

2022-09-14

しばらく前から、モズの声がするようになりました。そして、今日メボソムシクとコサメビタキを見ました。

ここ、於大公園にも秋の鳥たちが帰ってきてくれたようです。

ケラの写真

オニバス池にケラがいました。掬い取った藻を水を切る為に置いておいたところ、藻の下に入り込んで道を作っていました。

普段土の中にいるので滅多に見ない種族です。会えるとちょっと得した気分にさせてくれる虫の一つですね。

ウスゲチョウジタデの写真

中池の山でウスゲチョウジタデ(薄毛丁子蓼)が黄色い可愛い花を咲かせています。

国が準絶滅危惧種に指定している種族です。でも、ここ愛知県では割と普通にみられるようです。

熱帯スイレンの写真

オニバス池で、熱帯スイレンのムカゴ苗が花を咲かせていました。

根が土の中に入っていませんが、小さな葉を広げてこれまた小さな花をつけています。土がなくても平気なのでしょうか、それとも周りの藻が土の代わりをしているのでしょうか。

2022-09-03

オニバス種子とオオズアリの写真

果実から飛び出したばかりでまだ新鮮な仮種皮に包まれている種子が池の縁に漂い着いていました。そして、オオズアリたちが必死の形相で岸につなぎ留めていました。

8月26日の記事で、ハイイロゲンゴロウがオニバスの種子の仮種皮にかじりついている様子を紹介しましたが、オオズアリもこの仮種皮に惹かれるものがあるようです。

ただ皆さん割とすぐに手放してしまいます。匂いか何かに惹かれて齧り付いては見るもののすぐに食べるところがほとんどないことに気づくのでしょうか。

令和4年8月

2022-08-31

カマキリの死体の写真

カマキリのBodyがオニバス池に浮かんでいました。

このカマキリの正確な死因はわかりませんが、今年もハリガネムシの成虫の水中への脱出が始まったことを示しているのかもしれません。

2022-08-26

白いキノコの写真

おそらく、シロソウメンタケ。

素麺のようといえばソウメンのようなキノコが吹き出るようにして出ていました。半分通路のようなところに出ているので、気がつかれずに踏まれてしまいそうで心配です。

赤いキノコの写真

おそらく、ベニナギナタタケ。

真っ赤な色彩がカエンタケのようで、ドキっとしますが細身で皺が入っているのでカエンタケではないと思います。

細身でひょろっとしているところがシロソウメンタケとよく似ており、同じ種類の色違いみたいです。

トビイロシワアリの写真

トビイロシワアリが戦争をしていました。6月30日に見かけた場所からもう少し登ったところです。

このひとたち、戦争中も行列になります、ちょっと幅は広がりますが。

キクヅキコモリグモの写真

キクヅキコモリグモでしょうか。アメンボを食べていました。

この蜘蛛は水上での狩りも得意なようですね。

ハイイロゲンゴロウの写真

ハイイロゲンゴロウです。オニバスの新鮮な種子の仮種皮にかじりついていました。

アメンボや小さなハエのような虫もたまに貼りついていますが、食べているのでしょうか。

2022-08-24

ミンミンゼミの写真

ミンミンゼミです。

作業員の方が連れていたので、写真を撮らせてもらいました。

ここ於大公園でも時々声は聞いていましたが、遂に本体に会えました。数が多くないようで、なかなか姿を見ることがなかったのでちょっと嬉しい出会いでした。地味に派手は背中の色模様と、やはり地味に派手は翅の斑紋が美しい種族です。

キノコの写真

プレーパークで見つけました。

形はキノコですが、表面は凸凹していてそれっぽくないような気がします。キノコなのでしょうか。

イチモンジセセリの写真

2頭のセセリチョウが並んでカラミンサの蜜を飲んでいました。

仲良しカップルがお茶しているのでしょうか、それとも、見知らぬもの同士たまたま相席しているだけでしょうか。

セセリチョウといえば、大きな瞳と小型でずんぐりした体型が可愛らしい印象を与える蝶々ですが、その物凄い飛翔速度とのギャップがとても面白い種族です(飛んでいるセセリチョウは、その存在に気づくことすら難しいのではないでしょうか)。

種類はイチモンジセセリでしょう。後翅の裏の模様が図鑑と一致していると思います。

2022-08-20

ヤゴの写真

オニバスの花にヤゴの抜け殻が引っ付いていました。

オニバスは全身トゲに覆われており、花柄も萼も例外ではありません。われわれヒトにとっては触っただけで痛みを感じるほど鋭いトゲですが、ヤゴにとってはなんの障害にもならないのでしょう、天辺まで登り切ってから羽化しています。

8月18日の記事でもヤゴの抜け殻を紹介しましたが、昨年に比べて今年はトンボが多くヤゴもいっぱいいるのでそこら中に抜け殻がぶら下がっています。

ヒレタゴボウの写真

ヒレタゴボウの花が咲き始めました。

別名アメリカミズキンバイでチョウジタデの仲間。ミズキンバイにもチョウジタデにも似ていますが、名前の由来であるヒレが茎にあるのでヒレタゴボウ。

2022-08-18

カマキリの写真

オニバスの葉の上にカマキリがいました。

まだ、羽もないのにどうやって水上の楼閣にたどり着いたのでしょうか。

樹の上から足を滑らせたとか、風に飛ばされたとか、誰かに放り投げられたとか、ではなく泳いできたとしたら彼女(彼)の最後は入水自殺に決定でしょうか。

わざわざ水の近くにいるカマキリといえば、ハリガネムシの犠牲者でしょうから。

ヤゴの抜け殻の写真

オニバス池の縁に立ててある小枝にヤゴの抜け殻がぶら下がっていました。

ギンヤンマでしょうか。ここオニバス池では一番元気に飛び回っている種族です。

ミノムシの写真

ミノムシがこのはな館の前のコノテガシワにいっぱい取り憑いていました。

あまりに数が多く、コノテガシワがかなりダメージを負ってしまったので取り除きました。

取ったミノムシをとりあえずバケツに入れておいたところ、内壁を登って脱出を試みてきました。でも、一番上まで登るとそこで立ち止まってしまって、バケツの縁から外に向かって降りることをしません。どうやら、大きなミノが重くて、頭を下に向けられないので、歩いて下に向かうことができないようです。

でも、中に戻ることは全く考えていないようで、ミノをバケツの外に出した状態で縁をグルグル回っていました。そのうち、バケツの把手に行き着いた個体が頭を横に向けながら一歩一歩ゆっくりと斜め下に向かって降りてきました。写真はその時の様子を写したものです。ただ、ご存知の通り把手は地面には向かわず反対側の縁に向かっているので、そのまま進んだミノムシは再び上昇することになってしまい脱出失敗です。体の小さい個体の中には縁に糸のアンカーをつけてそのまま糸を伸ばしながら地面に到達したものもいました。

結局のところ、大きな個体は歩いて降りることに執着していたので外に出られませんでしたが、小さな個体は糸を使って下に降りることができたものもいました。

ミノがあるが故の制約、考えさせられるものがありますね。

2022-08-13

ウロコアシナガグモの写真

写真はウロコアシナガグモです。外の作業を終えてこのはな館に戻ってきたら帽子に乗っていました。

アシナガグモの仲間なので造網性です。それが網を離れて私の帽子に。気が付きませんでしたが、私が頭で網を破壊してしまったということでしょうか。それとも、網を離れて歩いているところに私の頭がぶつかってしまったのでしょうか。

8個のつぶらな瞳が並ぶ頭胸部、透明感のある独特の緑色が美しくとても愛らしい魅力的な種族です。

ノコギリクワガタの写真

とあるクヌギの樹にノコギリクワガタのカップルがいました。

この夏、子供たちに大人気だった種族です。

アオスジアゲハの幼虫の写真

アオスジアゲハの幼虫です。プレーパークでスタッフの人の腕に落ちてきました。

この種族はクスノキの葉を食べます。クスノキといえばあの匂い、樟脳が含まれているのでほとんどの虫はこの葉を食べません。クスノキを食樹とする蝶は日本にはアオスジアゲハしかいないそうです。そして、クスノキは通常非常に背が高いので、幼虫の姿を見るのは非常に難しいです。

個体数は少なくないはずですがそういう意味で幼虫は珍しい生き物なので、今回の出会いは貴重でありがたいものでした。

2022-08-06

ビロードスズメの幼虫の写真

オニバス池でビロードスズメの幼虫を見かけました。

作業用のタモの柄の上を歩いていました。

イモムシ ハンドブック3(文一総合出版)の中で、「巨大な円形眼状紋とウロコ状の模様で包まれた体がヘビを想起させる特異なスズメガイモムシ。」と紹介されています。

実物を見ると、蛇にしては小さいですし、こういう模様の蛇は日本にはいないように思うのでヘビではないことはすぐにわかるのですが、何故かヘビに見えてしまいます。

ところでこのひと、普段は胸のあたりがもっと細くていかにもスズメガの幼虫といったフォルムをしていますが、警戒態勢に入った時だけ胸の部分を膨らませながら持ち上げてヘビっぽいフォルムになります。もしかすると本人も相当ヘビを意識しているのかもしれませんね。そうだとすると、蛇というものがどういうものなのか、その恐れられ具合も含めて、知っているということでしょうか。

ビロードスズメの幼虫の写真

そのビロードスズメの本当の顔です。

大きな複眼に描かれている模様が、また何か別な者の顔に見えてしまいます(例えばムカデ後輩とか)。もしかしたら、スズメガであることを徹底的に隠そうとしているのでしょうか。

令和4年7月

2022-07-30

コオイムシの写真

古くなって枯れ始めたオニバスの葉を切除していたら、コオイムシが葉の裏に隠れていました。

わずかですが卵を背負っていますのでこの個体はオスですね。

水田など生育環境の変化に伴い、昭和30年代から数を減らしてきている種族の一つです。

オニバス池でずっと暮らしている一族でしょうか。それとも、他所からやってきたのでしょうか。

2022-07-24

クチバスズメの写真

写真は、クチバスズメのまだ若い幼虫の顔です。

三角形の大きめな顔、スズメガの仲間としては少数派の顔つきです。白い縦線の入った左右二つの大きな膨らみが目でしょうか。

ところで、この子はオニバス池周辺のコナラの樹の名札にいました。この種類は天蛾としては珍しいブナ科食ということなのでコナラにいたのでしょうが、食料である葉っぱはもっとずっと上のほうにあるのに、樹を降りていたのは何をするためだったのでしょうか。

2022-07-23

モトタカサブロウの花の写真

「中池の可憐な花たちをご紹介」第2弾は、モトタカサブロウから。

中池にいるものは種子に翼があるのでアメリカタカサブロウではありませんでした。モトタカサブロウの種子の写真

茎から出る汁で紙に字を書くと黒く変色するので、墨斗草とも呼ばれているそうです。

イヌガラシの花の写真

黄色のかわいい花も咲いています。

イヌガラシの果実の写真おそらくイヌガラシです。果実がクニッと曲がっています。

この仲間は、「結婚観が極めて自由で、変異(進化)を積極的に続ける’探究者’であるため(中略)中間的で微妙な顔が多い。」と『帰化&外来植物見分け方マニュアル950種』に書かれていました。実際、写真のイヌガラシも葉に切れ込みが無く、そこだけ見るとミミイヌガラシに見えなくもない個体でした。

アメリカアゼナの花の写真

淡いアメジスト色の小さな花はアメリカアゼナです。

中池では個体数が多くないので気付きにくいですが、まとまって咲いたら綺麗でしょう。

すぐ近くのアゼナと思しき草本に蕾がいっぱいついていますので、もう少ししたらかわいい花をいっぱい見せてくれることでしょう。

2022-07-22

中池に咲く可憐な花たちをご紹介します。

ボントクタデの花の写真

まずは、7月16日の記事でも紹介したボントクタデ。

本種は、薬草として有用だったヤナギタデに似るが全く役に立たないのでボントクの名を冠しているそうです。

散々な言われようですが、花はとっても可愛らしくヤナギタデにも負けていません。

イヌタデの花の写真

同じくタデの仲間で、イヌタデ。

こちらは、ボントクタデほど役立たず、ではないけれど本流ではないということで犬とつけられたようです。

無下な名付けをされていますが、こちらも花は本蓼(ヤナギタデ)にも負けていません。

2022-07-16

中池の写真

2021年12月23日の記事で、中池の土を掘り出して水深を深くして、これまで見られなかった生き物を呼び込む事はできないものだろうか、という様なことを書いていました。

左の写真は現在の中池の様子です。今のところ、サギやカワセミの様な魚食性の鳥類の来訪頻度が増したようには見えません。水中の生き物たちはこれまでと同様、アカミミガメ、アメリカザリガニ、カエル類、エビ類、ドジョウ類、アメンボとヤゴとマツモムシ類を中心とした水生昆虫たちがいます。水生植物は、昨年もいたガマとアオミドロのような藻類と移植したオニバスくらいで特に種類が増えた様子はありません。

そのかわり、池の土を盛って作った土山には陸生植物が元気いっぱい繁茂しています。

ボントクタデの写真

右の写真は、そんな中池で繁茂している植物の一つ、ボントクタデです。

長く枝垂れた花序にタデらしいピンクのかわいい花がポツリポツリと並んでいます。

他にも、タデの仲間が2種類、アメリカタカサブロウやアゼナやアメリカアゼナやシロツメクサのように花のかわいい種類、イヌビエやケイヌビエのようなワサワサ茂るイネ科の草本、クサイやコゴメガヤツリのようなカヤツリグサ科の草本などがいます。

ほとんどの種類は中池の周りにもいるものですが、ちょっと変わったところでは、ポツンと1本ヨウシュヤマゴボウが池の中にだけいます。

ところで、いくつかある山ごとに植物の構成に違いがあるようです。基本的にイネ科とカヤツリグサ科はすべての山にいますが、それ以外はすぐ近くの陸地にも見られるものが生えており、山によって見られるものと見られないものがあります。今生えている植物たちの種子がいつどのようにしてそこにやってきたのか、もしかすると面白い物語があるのかもしれませんね。

2022-07-14

ヤゴの写真

オニバス池で掬ってしまったヤゴ。

種類がはっきりわかりませんが、シオカラトンボのヤゴでしょうか。

吊り上がったような目といい、額のガビガビといい、なんだかとても恐ろしげな顔つきをしています。

熱帯スイレンの写真

今年は薬草園の池にも熱帯スイレンの鉢を入れています。

昨年とれたムカゴを育てたものです。そして、花をつけるところまで生長してくれました。

オニバス池のものに比べると小ぶりですが、より近くで見られますのでこちらもご覧になってみてください。

2022-07-09

前回前々回に続いて本日もアリの話題から。

オオズアリの写真

中池にオオズアリがいました。

池の中から掘り出して積み上げてあった土山の中に巣を展開していました。

その土山を掘ってしまったので巣が壊れてしまい、アリたちが慌てて幼虫や蛹を移動しているところの写真です。

大きさの違う2種類のアリがいるので、蛹や幼虫も大きいのと小さいのと2種類ずついました。

今回、卵らしいものは見かけなかったので確認できませんでしたが、卵も大きさが違うのでしょうか。

セダカシャチホコの写真

セダカシャチホコの幼虫がアラカシの下に落ちてきました。

於大公園に遊びに来ていた昆虫ハンターの少年と羽化してまもないニイニイゼミを見ていたら、目の前にポトリと落ちてきました。

特段変わったところのない地味な芋虫ですが、正義の味方(もしくは悪者)の仮面の様な目がかっこいい種族です。

タイワンウチワヤンマの写真

タイワンウチワヤンマがオニバス池に来ていました。

個人的には初めて見る種類です。

全く見かけない時もあるので、ショウジョウトンボやコシアキトンボのようにいつもいるわけではないようです。

オニヤンマみたいな色味で大きさはギンヤンマくらいという微妙な大物感のあるトンボです。

アジアイトトンボの写真

中池にアジアイトトンボのカップルがいました。

この種類はオスの体の腹部第9節に青色の紋があることが最大の特徴ということです。

イトトンボの場合オスはまだはっきりした特徴があるので慣れれば見分けがつきそうですが、メスはどの種も見た目がほとんど同じなので捕まえてじっくり観察しないと識別できないでしょう。なのに、イトトンボのオスたちは間違いなくメスを見分けてプロポーズしています、しかもあの速度で跳びながら。

きっとわれわれヒトには知覚できない何かを見、聞き、感じているのでしょうね。

ゴミグモの写真

ゴミグモかあさんが網の修繕をしていました。

網の中央のゴミの中で待機している時には居ることがわかっていても見つけにくい種属ですが、ゴミの帯を離れるとゴツゴツした形が逆に目立って見つけやすくなります。

写真のバックグランドに卵嚢が写っています。子供たちが巣立つまで20から30日ということなので、お母さんにしっかり守られながら遅くとも来月初めには孵化して巣立っていくのでしょう。旅立ちの瞬間が観れると嬉しいのですが。

ナミテントウの写真

その近くにナミテントウがいました。

羽の模様の変異が多いこと(200以上)でも有名な種類ですが、今回見たのは橙色に黒い斑点が19個あるタイプです。

普段、黒地に赤の斑点のナミテントウをよく見かける印象があるのですが、実際のところ、赤地に黒点のものとどちらが多いんでしょうね

キマダラカメムシの写真

キマダラカメムシの幼虫がいました。

背中になんとも面白い模様が描かれています。カメムシの仲間は生まれた直後と齢を重ねた幼虫と成虫とで見た目が全く異なる種類が多いので面白いですね。

そして、このキマダラカメムシは200年くらいの間、九州の一部の地域でしか見られなかったのに、西暦2000年ごろから急に広まり始めてここ20年ほどの間に関東地方まで広まったというので話題になった種族のようです。もちろん、ここ愛知県の東浦町にもすでに普通にいます。

2022-07-05

アミメアリの写真

前回に続いて本日もアリの話題から。

アミメアリが幼虫か蛹を抱えて行列していました。

アミメアリと言えば、いわゆる働き蟻が子供を産む、ちょっと変わった蟻として有名ですが、他にも面白い特徴がいっぱいあります。

みんなで子供を産むので、定住のためのアリの巣は持ちません。そして、あっという間にものすごい数になります(コロニーの個体数は他のアリに比べて桁違いの多さです)。そのものすごい数のアリたちがずっと行列を作って行進しています。でも、歩くのはゆっくりです。行列の幅もそれほど広くありません(6月30日に紹介した戦争中のトビイロシワアリのような幅にはなりません)。日差しは嫌いです(基本的に日の当たる場所には出てきません)。非常に大人しくて、行列を指で触っても噛み付くようなことはなく避けてくれます(でも、他のアリには一目置かれているようで、みな行列を避けて行きます)。そして、東南アジアから東アジアにかけても分布しているけれど、日本ほどは見られないといわれています。

色々面白い特徴がありますが、何より振る舞いの穏やかさがアリっぽくなくて、個人的に大好きな種族です。

マンネンタケの写真

マンネンタケ再び。

6月23日の記事で突然消えてしまったことをご報告しましたが、また出てきました。

写真の子実体が笑顔で左手を上げながら「やあ、またお会いしましたね」と声をかけてくれているように見えるのは私だけでしょうか。

カブトムシの写真

7月1日、カブトムシのBodyがオニバス池のほとりに転がっていました。

全体に小ぶりでツノも小さな個体でした。

ちょうど地上に出始めるこの時期にいきなり死んでいるのはなぜなのでしょう。羽化の時に何かがうまくいかなかったのでしょうか。

令和4年6月

2022-06-30

トビイロシワアリの写真

トビイロシワアリが戦争をしていました。

毎年この時期、普通のアリの行列に比べると遥かに幅の広い帯状の塊になって通路や歩道を横切っているところを見かけます。この塊をよく見ると、アリ同士噛みついたり引っ張ったりして争っているのが見えます。巣と巣の距離が近いと縄張り争いが起きるということなのでしょう。

ところで、この戦争の始まりと終わりはどうなっているのか気になっています。

始まりは異なるコロニーのメンバー同士の偶然の遭遇からということなのかもしれません。

では、終わりは?

どちらかが全滅させられる?

ある程度の死者が出たら終結する?

以前、戦場のすぐ横にカップゼリーを置いてみたことがあります。すると、甘いゼリーに気付いた個体からどんどん戦線を離れてゼリーに向かって行きました。最終的に敵も味方も区別なく争うこともなくゼリーに群がり、お腹いっぱい食べた個体から自分の巣に戻って行きました。闘う者がいなくなったので、当然、戦争は終わっていました。

この様子を見ていたら、お互い気が済んで気分が落ち着いてきたら自然に終結、という展開もあるかもしれないと思ってしまいました。

カイツブリの写真

下蛭藻池にカイツブリの若者がいました。

まだ頭の縞模様が微かに残っていたので、巣立って間もない若人です。

この5月ごろからいつもいるカップルが時々鳴き交わしているのは聞いていましたし、巣があるのも確認していたのですが、子育てしているところは見ていませんでした。果たしてこの若者は、ここ下蛭藻池で育ったのでしょうか。それとも、他所から来た今年生まれの新天地開拓者なのでしょうか。

アブラゼミの羽の写真

アブラゼミの羽だけ落ちていました。

今年も出てきたようです(この個体は早速何者かに捕食されてしまったようですが)。

でも、まだアブラゼミの声は聞いていません。今シーズンは、ニイニイゼミの声を昨日初めて聞いたところです。

今年は梅雨明けが早かったですが、セミの羽化も早まったりしたのでしょうか。

ハエトリグモの写真

トイレで用を足していたらハエトリグモの子供が目の前に現れました。

幼くて小さいと可愛さがいや増しますね。

ハエトリグモのような徘徊性のクモの幼体はなかなか見る機会に恵まれませんので会えると格別にうれしく思います。

ところで、この子はなにハエトリなのでしょう。すぐ近くで大人のチャスジハエトリを見かけましたが、彼女の子どもだったのでしょうか。
 

2022-06-28

コスモスの写真

オニバス池でコスモスの水耕栽培を試しています。

熱帯スイレンを植えるときに、それまで生えていて邪魔になったコスモスを抜きました。抜くまでの間しばらくの期間水没していましたが、それなりに生きているようだったので、抜いた後池の端に立たせてみました。

6月7日に抜いてから今日まで21日間、死んではいないように見えます。この後の展開が気になるところです。

アマガエルの写真

オニバス池の外のバットの中からアマガエルが出て来ました。

まだ、わずかに尻尾が残っています。

きっと、バットの中にいたオタマジャクシでしょうね。

ハイイロゲンゴロウの写真

オニバス池でオタマジャクシを取っていたら、ハイイロゲンゴロウが網に入ってきました。

たまたま掬ってしまったので気が付きましたが、今日までいることに全く気が付きませんでした。

この時期に成虫ということは、この前の冬を越してきたということでしょう。そして、すでに卵を残していることでしょう。

ところでこのゲンゴロウ、陸に上がって羽を乾かさなくても飛び立てる点が他のゲンゴロウと違う特徴のようです。

羽を乾かさないと飛び立てないんですね、多くの源五郎たちは。なぜ?
 

2022-06-23

ドジョウの写真

今、中池の入り口付近にドジョウの赤ちゃんがいっぱいいます。

とても小さいのでよーく見ないと見えませんが、水たまりの中をそーっと覗くと時々ひゅるっと泳ぐ姿が見られます。

オタマジャクシの写真

オニバス池のSotoたちのいるバットに侵入しているオタマジャクシに後脚が生えてきました。

これまでのところ順調に生育しているようです。水中から出て行ってしまうのは何時頃でしょうね。

チャイナニンジンボクの写真

オニバス池の近くでチャイナニンジンボクの花が咲き始めていました。

マンネンタケの写真

6月22日にマンネンタケとご紹介したキノコですが、園内でよくお会いする方も調べてくださって、ヒダナシタケ目マンネンタケ科のキノコだと教えていただきました。マンネンタケで間違いなさそうです。

ところで、今日6月24日には全部消えていました。

キノコによっては1日で消長を繰り返し、朝出ていた子実体が夕方には忽然と消えていたりするものもありますが、マンネンタケは傘が太るのにも数日かかるような種類ですので、1日で消えてしまうことはないと思います。実際、写真手前の子実体はまだ成長しきってもいませんので自然に消えることはないでしょう。

ということは誰かが採っていった、ということでしょうか。個人的にはこの先の展開を観てみたかったのですが、残念です。

2022-06-22

マンネンタケの写真

6月18日の記事でご紹介したキノコは、マンネンタケ(万年茸)のようです。

近くにもっとはっきりキノコらしい姿に生長した株がありました。

レイシ(霊芝)とも呼ばれるそうです。

オニヤンマのヤゴの写真

ヤゴの抜け殻があるよ、と作業員の方が教えてくれました。

薬草園の池近くのセンペルセコイヤの幹を登っていました。

体長5センチメートルのオニヤンマです。

昨年7月8日の記事でこのはな舘に飛び込んでくるオニヤンマを紹介していますが、思いのほか近くにいたんですね。

そして、オニヤンマの幼虫が暮らしているのは池などではなかったようです。

ウィキペディアのオニヤンマのページに依ると、産卵が行われ幼虫が育つ水域は、巨大な体に似合わず、大規模な河川や湖沼ではなく、小規模で緩やかに水が流れあるいは入れ替わる小水域である。とのことです。

於大公園にもそういう環境がどこかにあるのでしょう。

ところで、オニヤンマの幼虫時代は5年間だそうです。長いですね。

2022-06-18

ドジョウの写真

今朝は薬草園の池や中池でやたらと気泡が出ていました。

あちらこちらからプクプク、プクプク泡が立ち昇ってきます。そして、時々細長くて黒いものが泡に続いてシュッと動きます。

泡の出ているあたりにそっとタモを沈めてザクッと掬い上げたらドジョウが入っていました。しかも大物。

昨日までそんな動きはありませんでした。この気体をプクッと出す振る舞いを腸管呼吸というそうですが、水中の酸素不足を補うための行為だという説があります。

そうだとすると、薬草園の池と中池で同時に溶存酸素濃度が低下したということでしょうか。あるいは何か他の理由があるのでしょうか。

キノコの写真

中池の近くでキノコを見つけました。

このところ、空気が湿っているせいかあちらこちらでキノコが出てきています。

写真のキノコはそんな中の一つです。初めて見るキノコで名前もわかりません。上下の色合いが普通のキノコの逆になっています。形も変わっていて柄が妙に太く、傘は広がっているというより膨らんでいるといった様子です。

キノコの写真

そして、出始めの姿にはキノコらしさがあまりありません。

もしかしたら、キノコではない?

ネジバナの写真

於大公園内某所で、今年もネジバナが群生して可愛い花を咲かせています。

場合によっては雑草扱いされて駆除の対象になる花ですが、ランの仲間であることと実際見た目が愛らしいのでファンも多い花です。

私もその一人なので、このまま生き残ってもらいたいと思っています、できることならば。

2022-06-16

本日はまだ蒼い果実たちを4種類ご紹介します。

エノキの実の写真

先ずはエノキです。

まだ熟していない実がポツポツ、ポツポツ落ちてきます。

オニバス池のほとりにもエノキがいて、池の中にもポトポト、ポトポト落としています。

そして、落ちた実たちは池の中では寄り添います。

風に吹かれて流れるうちにダンダン、ダンダン集まってきます。

散散大きくなると何かのきっかけで別れていきます。

そんなことの繰り返しを、まったりゆったり眺めていられたら幸せでしょうね。

ムベの実の写真

薬草園のムベの実が大きくなってきました。

アケビの写真

アケビの実も大きくなってきました。

表面の質感といい、形といいムベにそっくりです。

熟してくるとアケビは実が裂開するので違いが分かりますし、花も葉も全然似ていないのでそもそも同じような実がなることが想像できないくらいです。

でも未熟な実だけはそっくり、というのも面白い関係ですね。

クリの実の写真

クリも、花が終わって次のステージに入っていました。

果実が膨らみ始めるとすぐに写真のようにトゲで武装を始めるんですね。

蒼い果実の後は大人のレッドコーデをご紹介します。

イオウイロハシリグモの写真

イオウイロハシリグモさんの登場です。

この個体は色のバリエーションが豊富な同種の中でも赤が際立つ美しい個体です。

雨に濡れた濃い緑の中でひときわ輝いていました。

2022-06-09

アオダイショウの写真

アオダイショウが樹に登っていました。

まだ、それほど大きくなくまだら模様も薄く残っている若者です。

マムシやシマヘビなどに比べると優しそうな目をしていますが、実際とても穏やかな性質の種族のようで、そっと手を添えて持ち上げるだけで簡単に捕まえることができてしまいます。捕まっている間も多少体をウネウネさせるだけです(一応逃げたいと思っているのでしょう)。牙を剥くようなこともありません(そもそも牙はありませんから)。

ところで、なぜ捕まえることになったかというと、この蛇を見つけた人たちに排除してくれと頼まれたからです。この後、この蛇は遠くに移動させてもらいました。

犬や猫に比べても安全なアオダイショウやヒバカリのような蛇でさえ他の爬虫類と比べても圧倒的に嫌われることが多いようです。われわれヒト族だけでなく柴犬やニホンザルが恐怖に慌てる様子も見たことがあります。

なぜそこまで・・・。

蜂の巣の写真

中池の岩に蜂の巣があります。

昨年の秋からあって、写真の左側のように上にある分は既に羽化した後で下の巣はまだ誰も出てきていない状態でした。それが、6月9日、ついに写真の右側のように穴が空いていました。穴の大きさから、無事羽化できたように見えます。

ただ、どんな蜂が出ていったのかは全く解りません。巣の外見から、ドロバチの仲間かアメリカジガバチのものだろうと思われますが。

アメリカジガバチの写真

羽化を確認した後、周りを見渡したら、すぐ近くにアメリカジガバチがいました。

これは、偶然?それとも、必然?

2022-06-07

オタマジャクシの写真

Sotoくんたちのいるバットの中にオタマジャクシがいました。

陸上や空中を移動できない彼らが自分で移動してくるとは思えません。

そういえば、先週末に子どもたちがタモを振り回してお玉杓子を取っていました。その時の獲物がこぼれ落ちたのか、はたまた、ハンターたちがわざと放していったのか。

いずれにしてもしばらく様子を見てみましょう。ちなみに、これはアマガエルのオタマジャクシでしょう。

オタマジャクシの写真

中池に先週の土曜日に現れたカエルの卵がかなり成長していました。

今にも泳ぎ出しそうなくらいの大きさになっているものがいっぱいいます。その一方でまだほとんど球形のままのものが混ざっています。

成長速度にばらつきがあるようですが、このことにもきっと何か意味があるのでしょうね。

2022-06-03

ツマグロヒョウモン幼虫の写真

ツマグロヒョウモンの幼虫がニオイタチツボスミレの群生地にいました。

この芋虫くん、スミレイーターとして有名ですが、昨日からスミレではなくイネ科の草本の上にいます。もしかして、食事の時間が終わって変態の準備に入っているのでしょうか。

明日以降どうなるのか見たいところですが、果たしてこのままこの場所にいてくれるでしょうか。

オオカバフスジドロバチの写真

狩人バチが芋虫を咥えてうろうろしていました。おそらくオオカバフスジドロバチ(大樺斑條泥蜂)です。

この蜂はエントツドロバチとも呼ばれ、竹筒などに泥で巣を作り煙突状の入口をつけることで知られているそうです。この後、咥えている芋虫に卵を産みつけるためにどこかの竹筒に向かったのでしょうね。

ところで、この芋虫、幼虫が食べきるまで生きているようです(途中で死肉になるとそれを食べた幼虫もただでは済まないでしょう)。芋虫を最後まで殺してしまわないよう、母虫は絶妙のポイントに麻酔を打ち込み、幼虫は正確無比なルートとタイミングで食べ進むようです。あのファーブル昆虫記にも詳しい記述がありますが、われわれには真似できないくらいの凄技ですね。

ショウジョウトンボの写真

今日も、ショウジョウトンボがオニバス池にいっぱいいました。

写真のように、オスは独特の鮮やかな赤がとても綺麗です。

そして、きょうはオスに比べると地味な色彩のメスの姿も見ることができました。メスはオスとしばらく絡んだ後、卵を産んでさっさと何処かに行ってしまいました(そのせいでしょうねぇ滅多にメスを見ないのは)。オスはオスで、メスが卵を産んでいる最中にもさっさと縄張り巡回に戻って次の彼女を探し始めていました。

ひたすら多くの卵を可能な限り広い範囲に残す、この一点に集中しているのでしょう。見ていて清々しいくらいです。

令和4年5月

2022-05-31

カエルの卵の写真

中池に大量のカエルの卵がありました。なんという種類のカエルなのでしょう。

ここ中池では、トノサマガエル、ウシガエル、ヌマガエル、アマガエルをよく見かけます。

そのうちの誰かなのでしょうが、卵の量がとても多いので、ウシガエルを想像してしまいます。

ガマの穂の写真

そして、中池でガマの穂が出ていました。

大池にヒメガマがいますが、ガマはいません。忽然とここ中池にだけいます。大池の方角以外は三方小高い山に囲まれています。いったいこのガマはどこからきたのでしょうか。

ウシガエルの写真

オニバス池に大きなウシガエルが来ていました。

右目が真っ白です。左目も若干白んでいるように見えます。

昨年の9月15日に両眼とも真っ白なウシガエルを見ていますが、何か関係があるのでしょうか。

ホウネンエビの写真

そして、オニバス池にホウネンエビも復活していました。朱色の尾がチャームポイントです。

於大公園では、ここオニバス池でしか見られません。どうしてオニバス池にしかいないのか解りませんが、今年も会えてほっとしています。

2022-05-27

オスクロハエトリの写真

中池で雄のオスクロハエトリを見つけました。

金色の毛で覆われた漆黒のボディがとても綺麗でかっこいいハエトリグモです。

水辺のヨシやイネなどの単子葉植物の上でよく見られる、という記述が多くみられますが、今回見つけた場所も中池という水辺のガマの葉の上です。

2022-05-25

ジューンベリーの実の写真

ジューンベリー(アメリカザイフリボク)の実が色づいてきています。

見た目はとても美味しそうですが、どんな味なのでしょう。

ほかにもグミやユスラウメなどの実も色づいてきています。

2022-05-20

ヒバカリの写真

オニバス池の中をヒバカリが泳いでいました。

私がしつこく写真を撮っていたら池の縁伝いに泳いで遠ざかっていったのですが、さらに追いかけたら水中に潜って逃げていってしまいました。

水面を上手に泳ぐ姿はこれまでも何度か見せてくれていましたが、今日は潜水も得意なところを見せてくれました。水中も自在とはなかなかのものですね。

ヒバカリの抜け殻の写真

作業員の方が梅見の丘のあたりで蛇の抜け殻を見かけたと教えてくれました。

早速探しに行ってきました。細長い小ぶりのヘビのものでした。梅見の丘のあたりにもヒバカリがいるようで作業員の方が今日、見かけたとのことです。大きさと近くで存在が確認されていることを考え合わせると、この抜け殻はヒバカリのもののように思えます。

ところで、抜け殻の顔はあまりヘビっぽくないですね。

2022-05-18

トンボの写真

オニバス池に水を張って池の淵に枯れ枝を立てておいたら、さっそくトンボたちが利用してくれています。

写真の蜻蛉はショウジョウトンボですが、他にもコシアキトンボなど色々な種類のトンボが来ています。

2022-05-14

アオオニグモの写真

アオオニグモがいました。

淡い緑色のお腹が綺麗な蜘蛛です。

クルミの果実の写真

クルミの果実が膨らみ始めています。

ちょっとかわいらしい感じです。
 

2022-05-11

コウガイビルの写真

オニバス池にコウガイビルがいました。

水を入れ始めたらコウガイビルと大量のミミズが慌てて出てきました。

写真の個体は模様がなくて短い種類です。クロイロコウガイビルでしょうか。

コウガイビルの写真

もう1種類いました。

写真の中のスコップと比べるとわかると思いますが、とっても細長い種類です。オオミスジコウガイビルでしょうか。

コウガイビルには数年に1度くらいの頻度でお会いする機会がありますが、いつ見ても思わず見入ってしまう不思議な形をした生き物です。プラナリアの仲間なので、切断しても失った部分を再生して2匹になって復活するそうです(変なヤツ、としか言いようがないですね)。

コウガイビルの写真

長い方の種類の頭のアップです。

口がありません、ここには。

口はお腹にあるそうです。

やっぱり変なヤツです。

2022-05-08

オナガミズアオの写真

昨年の10月5日の記事でご紹介したオオミズアオと思しき蛾が昨日羽化しました。

生きているかどうかずっと気になっていましたが、ちゃんと羽化してくれました。見ず知らずのたまたま出会っただけの蛾でも嬉しいものですね、無事に羽化が成功して健康そうだと。

ところで、この蛾も普段は翅を横に広げて過ごす種類ですが、羽化直後は羽を立てています。横に広げた方が良いことがいっぱいあるからそうしているのでしょうが、もしこのまま立てていられたら色の綺麗な蝶々のように見えるのでもう少しヒトに好かれるのになぁ、と思ってしまいました。

オナガミズアオの写真

そして、オオミズアオではなくオナガミズアオでした。

前翅の前縁が白く、後翅の眼状紋の形が円形で大きく、触覚が緑色で、後翅眼状紋を隠すかのように前翅を後ろに下げて止まろうとする傾向が強いのでオナガミズアオで間違い無いと思います。

オナガミズアオの写真

顔のアップです。

触覚が小ぶりながらもかっこいい女の子です。もふもふそうな真っ白い毛に覆われた顔と濃い紫色の複眼の対照も美しいべっぴんさんですね。

オナガミズアオの繭の写真

オナガミズアオが出てくるときに繭にできた穴です。

出てくる瞬間を見逃してしまったのでどうやって出てきたのか気になっています。出てくる前しばらくの間、何かを引っ掻くような音がしていましたが脚で内側から掻き破ったのでしょうか。

蚕の場合は酵素を含む液を出して溶かして穴を開けるそうですが、オナガミズアオも同じやり方なのでしょうか。

オナガミズアオの排泄物の写真

写真の汚れのようなものは繭から出た後お尻から出した排泄物です。

オナガミズアオの成虫は摂食のための口は持っていないそうですが、何かを排出するための口は持っているようです。

写真の後、2回ほど排泄しています(そのうち1回は私の手の上に)。

2022-05-07

マイマイカブリの写真

オニバス池の近くでマイマイカブリに会いました。

泥の中から出てきたのか背中が汚れていますが、輝く紺色の脚がとっても綺麗でした。

マイマイカブリといえば日本固有種で前翅が融合しているので飛べない昆虫として有名ですが、脚の色の美しさについては今日実際に見てみるまで知りませんでした。

ムシクサの写真

今、オニバス池にムシクサがいっぱいいます。

花はほぼ終わりで、とってもかわいいハート型の結実が見頃(?)です。

この草、ゾウムシの仲間に寄生されて実が赤い虫瘤になるのでこの名があるそうですが、オニバス池ではまだ一つも虫こぶを見かけていません。『帰化&外来植物見分け方マニュアル950種』の中で著者の森昭彦氏も「ムシクサ自体はそこらじゅうにいるが、その名の由来を訪ねるのはたいそう苦労する。」と書かれています。そんなふうに言われると探してみたくなりますね。

リキュウバイの実の写真

リキュウバイの実が大きくなってきています。

表面の質感と形がなんだかとっても面白い実です。じっと見ているとこのままパクッと一口に食べてみたくなりますがやめておきます(バラ科の実はウメの実のように生で食べると危ないものがいますから)。

2022-05-04

ヒモワタカイガラムシの写真

ヒモワタカイガラムシがいました。

紐状の不思議な形が面白い変な生き物です。見られるのは今の時期だけです。

一般的には嫌われ者なので、見つかると補殺されてしまいます。ご覧になりたい方はお早めに。

令和4年4月

2022-04-30

アサザの写真

アサザの花が咲き始めました。

ただ、アサザの咲いている場所でコイが大暴れしているのでもみくちゃにされています。アカミミガメも時々ゴソゴソしています。

アサザが消えてしまわないか心配になってしまいます。

オオスカシバの写真

オオスカシバが道の真ん中で死にかけていました。

通りかかった男性が、こんなところで踏まれたら気の毒だとおっしゃって道の外の草地に移動させて下さいました。

この後どうなったかわかりませんが、静かに最後を迎えられていれば良いですね。

2022-04-28

クルミの花の写真

4月21日の記事でご紹介した雄花を咲かせていたクルミが雌花を咲かせていました。

もう一方の樹はまだ雌花が残っていて、雄花はまだ見えません。雄花と雌花の咲く時期がずれていますが、このまま雄花が遅れると先に雄花を咲かせた方の樹は実付きが悪くなったりするのでしょうか。

スダジイの花の写真

スダジイの花が咲き始めました。

例のあの匂いがし始めています。

2022-04-21

ウワミズザクラの写真

ウワミズザクラの花が満開を過ぎていました。

桜の仲間には珍しく、いい匂いがする花です。小さい花が房状についているので一見するとよく見る桜の仲間とは思えない姿ですが、個々の花はサクラといえばサクラらしい形をしています。

そして、虫たちに大人気です。われわれがお花見に集まるソメイヨシノのようなサクラとは比べ物にならないくらい多くの虫が集まっています。

おいしい蜜がいっぱい出ているのでしょうか(匂いにつられているだけ、という可能性も大いにありそうですが)。

カルガモの写真

中池に水が貯まり始めたらカルガモが来ました。

昨年、オニバス池に水が溜まり始めた時もカルガモが来ました。でも、2、3日したら来なくなりました。池と言える程度の大きさの水溜りができると取り敢えず様子を見にくることにしているのかもしれません。

われわれも新しいお店などがオープンすると覗いてみたくなることがありますが、それと同じでしょうか。

クルミの花の写真

クルミの雌花が咲いていました。

雄花はまだのようですから、この樹は雌花が先に咲くタイプのようですね。数が多くない上に小さくて目立たない花ですが、色はとっても鮮やかできれいです。

クルミの花の写真

クルミの雄花の咲いている樹もいました。

この樹の雌花はまだのようですから、雄花が先に咲くタイプのようですね。大きな房がいっぱい垂れ下がっていますが、色が地味なので目立ちません。

どちらもプレーバークの近くにいます。お互いにうまく補い合っているので、どちらの樹も実付きが良いのでしょう。

2022-04-20

ハンカチノキの葉の写真

ハンカチノキの若葉が出ています。

不思議な匂いがしています。

昨年も花の時期に香っていましたが、そもそも葉っぱから匂っていたんですね。

2022-04-15

本日はヤマ繋がりの二つの種族をご紹介します。

ヤマツツジの写真

まずは、ヤマツツジです。

綺麗な朱色の花が緑陰の中に映えています。オニバス池の下の方にいますのでお近くにお越しの際は探してみても良いかもしれません。

ヤマナメクジの写真

もう一つは、ヤマナメクジです。

こちらは色が地味で目立たない上に数が少ないので滅多にお目にかかれない生き物です。

写真の個体はまだ体長が6センチメートルほどで色艶も若々しい子どもです。ということは体長15センチ越えの大人も何処かにいるということでしょう。お会いしたいものです。
 

ヒバカリの写真

ヤマつながりではありませんが、ヤマナメクジと色味のよく似たヒバカリもいたのでご紹介します。

写真の個体は50センチメートルほどの長さで、ヒバカリとしてはまずまずのサイズでした。

つぶらな瞳が可愛らしい、無毒でおとなしい蛇ですので、見かけてもいじめないであげてほしいものです。

2022-04-09

サギゴケの写真

芝生広場の下の方にサギゴケが咲いていました。

可愛い花がいっぱい並んでいてきれいです。

スズメノテッポウの写真

水のないオニバス池で、今、スズメノテッポウが満開です。ちょっと前までタネツケバナでいっぱいでした。

こんなところでも季節の移り変わりを見ることができますね。

2022-04-08

ザクロの新葉の写真

ザクロの新葉が出てきました。

きれいな赤い葉です。すぐに緑の普通の葉っぱになってしまうでしょうから、今だけのお楽しみでしょうか。

貝の写真

オニバス池の草取りをしていたら、小さな2枚貝が出てきました。

ドブガイの子供のように見えますが、種類を同定するには何を見ればよいのでしょうか。

ところで、すっかり乾いたところにあって閉じていますが、生きているのでしょうか。

2022-04-07

ヒキガエルの卵の写真

中池の乾燥がさらに進み、今回の卵は全滅してしまいました。

もっと早く水を貯め始めていれば彼らが死ぬことはなかったのかもしれないと思うと慙愧の念に堪えません。

ミツマタの新葉の写真

ミツマタの花が終わり、新葉が出てきました。

ちょっと美味しそうに見えてしまいました。山菜シーズンだからでしょうか。

2022-04-06

ヒキガエルの卵の写真

中池の水がだんだん無くなってきています。ヒキガエルの卵が大ピンチです。すでに土が露出しているところでは球形の状態のまま萎びたようになっています。

ヒキガエルの卵の写真

まだ水が残っているところにいる子たちは、ちょっとオタマジャクシっぽい形に成長してきています。でも、このまま雨が降らなければここも乾いて、彼らも滅びてしまうのでしょう。

2022-04-01

モミジの新緑の写真

モミジの新緑が始まりました。花芽と葉鞘の赤色とその間の若々しい葉の緑色との対照が美しいです。

そして、まだ花盛りの桜の花のピンク色との対比によって全力で春を愉しませてくれているようです。とても綺麗です。

ニオイタチツボスミレの写真

ニオイタチツボスミレの花が咲いています。特徴的な花色がとても綺麗です。

ニオイタチツボスミレの写真

梅見の丘の近くの崖のとある一面にいっぱいいます。風下に回るか鼻を近づけると良い香りが楽しめます。

ノジスミレの写真

ノジスミレの花も満開です。こちらは、全体によれっとしていること以外これといった特徴のないところが特徴のスミレです。

ノジスミレとタンポポの写真

ノジスミレとタンポポの花が鏡像関係をなして2輪ずつ咲いていました。それだけのことなのですが、何か珍しいものを見つけたような気がしたのでご紹介します。

ヒメスミレの写真

オニバス池のヒメスミレは花数が増えてきました。まだしばらく楽しませてもらえそうです。

コスミレの写真

薬草園のコスミレは終わりに近づいてきています。でもまだ、花が残っている株もありますので、もしかしたら見つけられるかもしれません。

コスミレの写真

竹林の中にもスミレがいます。たぶんコスミレです。こちらは柔らかい色味と大ぶりの花が目をひきます。

ゼンマイの写真

ゼンマイが出芽していました。もうかなり大きくなっています。ドロップ缶と比較していただくとよくわかると思います。

ゼンマイの写真

近くで見ると変な生き物感がハンパないです。ちなみに、今出ているのは男薇と呼ばれるもので、来年の出芽のためにも取ってはいけないゼンマイだそうです。女薇はこの後でしょうか。

カエルの卵の写真

中池にカエルの卵が沈んでいます。3月31日に見つけました。

今の時期に巨大な紐状の卵を生むのはヒキガエルでしょう。そして、昨年の10月14日に近くで巨大なアズマヒキガエルを見ていますので、この卵は彼女の子供かもしれません。今後の生育を見守りたいところです。

カエルの卵の写真

と思っていたら、4月1日には細かく千切れていました。

近くに木の棒が浮いていて卵の一部が絡まっていました。お子たちが引っ掻き回してしまったようです。

いずれにしても今後の生育に注目したいところです。

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